2020年12月の主に長野の湯を巡ったお話は最終日。
松本市を離れるところから。
最初にここまでの行程リンク集を。
扉温泉から扉峠を越え、国道142号を若干北上。
県道151号に入り南下する。
方角的には扉温泉からほぼ真東の位置にあるが、ぐるっと回ってたどり着いたのが佐久市にある春日温泉。
1時間半以上かかった。
春日温泉は延宝年間に開湯したそうなので、300年以上の歴史がある。
2021年現在4つの宿が営業している(要確認)。
その中でこの時に訪れたのは、国民宿舎もちづき荘。
もちづきというのはこのあたりの旧町名=望月町からきているそうだ。
周りより小高い立地にある。
この写真↑左に見える看板の「ゆざわ荘」は「もちづき荘」の姉妹館。
今回は立寄らず。
シンプルだが大きな建物は国民宿舎らしい。
12時20分頃に到着。
春日温泉 国民宿舎 もちづき荘
こちらしばらく日帰り入浴を中止していたらしい。
ぼくが訪れる1月ちょっと前に再開。
立寄り入浴時間は10時~17時となっているが、これは時短営業。
最新情報は要確認で。
フロントは張り巡らせたビニールが痛々しい。
いつまでこの状況が続くのだろうか。
立寄り入浴料は500円。
JAF会員割引で450円となった。
写真に捉えられてないが、ロビーからの眺望も素晴らしい。
売店は素通り。
廊下はいかにも昭和な国民宿舎な感じ。
先にある「滝風呂」が日帰り入浴可能な浴場。
ちなみにもう一つある「岩風呂」は宿泊者専用となっている。
滝風呂は男女別に内湯が1つずつで露天風呂はない。
後程見ていくが、源泉温度が高くないので露天風呂がなくても納得。
脱衣所も広め。
先客が1人居た。
ぼくは約10秒だけ独り占めできたことになる![]()
脱衣所には分析書の他、飲用の方法なども掲げられていた。
飲める状態で源泉が投じられているというのはよいではないか![]()
さて、短時間だが独り占めできた浴場だったが、湯気のこもり具合がひどかった(^-^;
不鮮明な写真が続くけど、ご容赦を。
メイン浴槽は五角形で、10人ぐらいが入れそうな規模。
それに並ぶ形でジェット&打たせ湯の小さな浴槽がある(後程)。
一応クリアな写真をサイトから拝借させていただく。
※写真はサイトより拝借
これ↑はシンメトリーな配置になっている女湯の方。
こちらみたいに窓を開けて湯気を逃すだけの時間がなかった…冬場の窓開けは他に入浴客が居ると憚れる。
その窓からの風景。
窓自体がご覧の状況でよくわからないが、小高い丘感は伝わるかな。
洗い場にはシャワー付きカランが6セットほど並ぶ。
カランを押すと。。。
源泉が出た![]()
これは念のため館内の人に確認済。
ではその源泉の話。
無色透明かごく僅かに黄色透明な湯は、源泉名が「春日温泉」。
源泉温度25.0度、pH9.6のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.1681g/kgとかなり少ない。
もちろん成分が少なくても名湯は全国たくさんある。
この湯を加温してかけ流し使用している。
しかもオーバーフローはかなりザンザンとした量![]()
湧出量は113リットル/分あるが、加温を考えると贅沢な使用法だ。
温度計写真はないが、浴槽で42.5度だった。
成分を簡単に見ると、陽イオンではナトリウムが28.3mgですでに94.17ミリバル%とほとんどを占める。
陰イオンで一番多いのがなんと炭酸イオンの29.3mg。74.19ミリバル%ある。
次は炭酸水素イオンの6.2mgだから、この構成はなかなかユニーク。
メタケイ酸の93.1mgもバランス的にかなりな量となる。
湯口からは45.5度に加温された源泉がしっかり投じられていた。
消毒もしてないため、湯口から飲泉ができるのは先述通り。
淡い生臭、僅かなゴム臭あり。
この香りは何からの由来か分からない。
ソフトボール系の淡いゴム味がある。
たまに感じるこの風味、どこからくるのだろうか、ずっと知りたいと思っているひとつだ。
高めのアルカリ性らしい甘味も感じた。
素晴らしいのはしっかりとしたツルスベ感。
高アルカリ性と陰イオンのメインが炭酸イオンで30mg近いところからだろう。
もう一つの小浴槽部分。
左がジェットぶくぶくで、右が打たせ湯になっている。
打たせ湯は1つしかないが、これが滝の湯の由来なのか。
この浴槽も同じ源泉を加温かけ流し状態だった。
そして打たせ湯。
これがなかなかの圧があってよろしい![]()
やはり打たせ湯は圧が命。
なかなか効きましたぞ![]()
加温ながらしっかりかけ流し。
繊細な泉質を損なうことなくたっぷり味わえ、国民宿舎だからといってスルーしてはいけない施設。
気に入った![]()
春日温泉 国民宿舎 もちづき荘
長野県佐久市春日5921
0267-52-2515
立寄り入浴料 500円 (JAF会員割引で450円)
立寄り可能時間 10時~17時(時短営業時)
<源泉名:春日温泉>
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)
25.0度
pH9.6
成分総計 0.1681g/kg
113リットル/分
無色透明~微々黄色透明
淡生臭~微ゴム臭あり
甘味、淡ゴム味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
加温かけ流し
2020年12月入湯
※数値はH27分析書より
さて、もちづき荘から少し離れたところに春日温泉源泉公園というのがある。
オマケで少しだけ。
鹿の足元からちょろちょろ出ているのは源泉だったか未確認。
ただしそれよりも目立つこちら↓。
思わず入浴方法を考えたくなるところが、同じ源泉を浴槽で入ってきたばかり。
この旅はのんびりモードなので、無理?はせず![]()
温度は24.6度とほぼ分析書の温度に近い。
非加熱ということもあるが、やや甘味は強めに感じ、ゴムっぽいニュアンスは弱かった。
次は佐久市からもう1湯。































