2020年12月、長野へ向かいつつ群馬をウロウロしている話、2回目。
移動に時間があるこの日、下道移動のときに毎度のように寄る渋川の永井食堂のもつ煮定食で早めの昼食をとった後は、猿ヶ京三国温泉郷にある湯宿温泉へ。
湯宿温泉はかつて2012年に金田屋に泊まって4つの共同浴場を巡ったり、湯本館へ立寄ったりしたが、国道17号沿いにある「太陽館」を後回しにしていた。
9年ぶりの湯宿温泉立寄りはその太陽館へ。
到着は12時45分ぐらい。
こちらの立寄り入浴可能な時間は11時~21時となっている。
湯宿温泉 太陽館
ちなみにコロナ禍の状況にある現在(2021年9月)、4つの共同浴場はすべて地元民のみが入浴可能で、宿に泊まっても外来入浴は不可となっているらしいので注意。
こちら太陽館は明治の初期に開業とのこと。
湯宿温泉自体は開湯1200年とも1300年ともいわれている。
「館陽太」の扁額も頼もしい玄関周り。
ピカピカな状態だった。
立寄り入浴料は700円。
サイトのクーポンをスマホで提示すれば100円引きになったことを知ったのははるか後のこと(^-^;
時間的に館内はひっそりしている。
売店らしきところをちら見しつつ。。。
浴場は2F。
階上に浴場があるものの、源泉湧出地が建物よりも高いところにあるので、これは理にかなっている。
廊下を進むと浴場ロビーに到着。
内湯は男女別に1つずつだが、泊まると入れ替えになって両方入ることができるそうだ。
暖簾の間に何かちょろちょろ出ているものがあった。
源泉かと思ったら冷たい水。
長寿の水と名付けられた湧き水であった。
それでは向かって右側の男湯へ。
終始独り占めで入ることができた。
洗面所のアイテムもさすが歴史ある旅館だけあって充実している。
では浴室内へ。
数人以上がゆったり入れそうな幅いっぱいの浴槽が1つ。
浴室に入った瞬間、湯からくる薬っぽい香りと共に消毒の塩素臭が淡く香った気がしたが、掃除の際の名残だろうか。
実際使用されている湯からは塩素臭は一切しなかった。
洗い場が両脇にシンメトリーに設置。
それぞれシャワー付きカランが3セットずつ。
源泉は出ず、真湯、真水であった。
では再び浴槽。
無色透明な湯は、源泉名が「窪湯」。
共同浴場でも使われている湯宿温泉を代表する源泉である。
分析表が平成5年のものだっため数値は少し古いと思われるが、源泉温度が59.1度、pH8.0のナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。
成分総計は1.31g/kg。
加水かけ流しとのことだが、寒い時期で湯も熱く、おそらくほどんど加水してないのではと思われた。
オーバーフローもしっかり確認。
成分の特徴を見ていくと、陽イオンではナトリウムが227mg、カルシウムが156mg。
陰イオンでは硫酸イオンが693mg、ちなみに炭酸水素イオンは20.4mgとなっている。
遊離成分のメタケイ酸は60.6mg。
浴槽の温度を測ってみると。。。
44.8度と先述通り、旅館の湯としては熱め設定。
淡い芒硝臭、石膏臭が合わさった薬臭のような香り。
ほのかに塩味も感じる。
口当たりはまろやか。
湯口の温度を測ると。。。
56.1度と源泉温度と近く、やはりほとんど加水してないと思われる。
最初は硫酸塩泉らしいパリっとした浴感。
スベキシな感じだったか。
引きの入浴写真はご覧の逆光(^-^;
激熱の共同浴場の源泉「窪湯」を、熱めとはいえほぼ加水なしに入れたのは良かった。
さて、この内湯の他に太陽館には露天風呂もある。
ただし要予約の貸切仕様。
案内もなかったので入ることはできなかった。
建物の裏手には窪湯源泉のタンクと思われるものがあった。
そういう意味では湧出地からも近い、かなり良い状態で入れる浴場を持つ宿ともいえそうだ。
湯宿温泉 太陽館
群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉2384
0278-64-0211
立寄り入浴料 700円
立寄り可能時間 11時~21時
<源泉名:窪湯>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
59.1度
pH8.0
成分総計 1.31g/kg
無色透明
芒硝臭と石膏臭の合わさった淡薬臭あり
微~淡塩味あり
スベキシ感あり
加水かけ流し(加水量は少ない)
2020年12月入湯
※数値はH5の分析表より



























