2020年最後の温泉話は12月のこと。
群馬の湯から長野へ向かい、渋温泉へ着いたところ。
最初にこれまで行程のリンク集を。
渋温泉の歴史ある宿「湯本旅館」に立寄り入浴。
自家源泉オンリーの貴重な浴場に入浴したところまでが<前編>。
入浴後にご主人の話をロビーで伺うところからが、この<後編>。
渋温泉 湯本旅館 <後編>
実際は<前編>と<後編>の合間には外に出てない。
この写真↑では湯本旅館と外湯の「大湯」の位置関係がお分かりいただけよう。
自家源泉「喜四郎の湯」をいただいた後にご主人と会い、まあ珈琲でもどうぞとロビーへ。
マシンの珈琲をいただきながら(サービス)、<前編>で触れたようにこちらの宿が渋温泉の一丁目一番地であることなどの宿の歴史やご主人と宿の関係、渋温泉の宿としては珍しく立寄り入浴に力を入れていることなどを伺う。
ぼくもここ10年以上毎年渋温泉に来ている話などをしたら、気をよくされたか、今は宿泊客が食事に出ているので普段は立寄り入浴では案内してない貸切露天風呂にも入っていくかとお誘いいただけた。
もちろん断る理由は皆無だ![]()
なお、ぼくはたまたま貸切浴場の入浴が叶ったが、通常の立寄り入浴では入れないのでご容赦あれ。
貸切露天風呂へ行くには一度階下へ行く。
卓球台やゲーム機などがあるロビーのようなところを通るのだが。。。
床が太くて黒いホースのようなものがご覧いただけよう。
これは自家源泉であり、建物のほぼ真下から湧出しているらしい。
床は温かくなっており、メンテも大変なんだそうだ。
先に進み、階段をまた上がる。
基本的に宿泊客専用の貸切露天風呂が現れる。
札を入浴中にして、いざ浴場へ。
脱衣所は簡素だが、もちろん貸切風呂なので問題ない。
籠の中の下駄↑は貸切風呂の鍵。
入浴後はこれをフロントに戻す。
貸切浴場だが、露天風呂はなかなか立派な規模であった。
浴槽周りの沈着などを見てお分かりのように、内湯とは源泉が違うことは明確である![]()
詳細は後程。
露天風呂だが屋根はあるので天気に左右されない。
しかも湯気抜きまであるとは、さすがしっかりとした旅館。
洗い場はカラン&シャワーが1セットのみ。
出てくるのは真湯と真水であった。
おそらく無色透明だが、僅かに黄色がかっているかもしれない(暗くてわからない)湯は、源泉名が「渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯及びとんびの湯の混合泉)」。
いくつかの外湯や多くの宿に配湯されている、文字通り渋温泉を代表するお馴染みの源泉。
源泉温度65.0度、pH4.6、弱酸性のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。
成分総計は1.210g/kg。
ご主人はこの配湯に自家源泉「喜四郎の湯」をブレンドして使用しているとおっしゃっていた。
分析書はあくまで配湯のもののみ。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
ただし加水は可能。
もちろん加水はせず。
というのも浴槽温度を測ってみると。。。
42.3度と何とも入りやすい適温であった![]()
というわけで配湯と自家源泉のブレンドかもしれないので、成分の細かな数値などは省略。
それでもぼくのイメージする渋温泉の湯であった…熱くはなかったが。
石をくりぬいて作ったのだろうか、湯口の意匠と沈着が素晴らしい。
角度を変えてもう1枚。
後ろに小さなタヌキが見守る感じで居るのもニンマリだ![]()
淡い焦げ硫黄臭はこちらでも感じた。
淡い塩ダシ味もあったが、タマゴ風味はほとんど感じられない。
内湯の喜四郎の湯の方が風味が複雑だった。
湯口の温度を測ってみると。。。
52.2度と源泉の温度をほぼ保ちながらもこなれた感じになっている。
普通なスベスベ感にややキシキシ感もあるぐらいの浴感。
思いがけず通常の立寄りでは入浴できない貸切露天風呂に入ることができ、源泉の違いをしっかり感じることができた。
ご主人、ありがとうございました。
渋温泉 湯本旅館
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2218
0269-33-2181
立寄り入浴料 1000円
立寄り可能時間 15時~20時
毎月第2火曜日定休
【貸切露天風呂】 ※通常の立寄りでは入浴不可
<源泉名:渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯及びとんびの湯の混合泉)>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性・弱酸性・高温泉)
65度
pH4.6
成分総計 1.210g/kg
ほぼ無色透明~微々黄色透明?
淡焦げ硫黄臭あり
淡塩味、淡ダシ味あり
スベキシ感あり
完全かけ流し
※実際の湯はこの源泉と喜四郎の湯とのブレンドとのこと
2020年12月入湯
※数値はH28の分析表より























