2020年12月、群馬から始めて長野の温泉話、続きのスタート。
初日は渋温泉の湯本旅館のお話まで。
それらのリンク集から先にどうぞ。
渋温泉では毎年イベントの際にお世話になっている、現在営業していない宿に泊めてもらう。
そこの浴場の話は過去に何度か触れているので今回は省略。
翌朝に音楽朋友で湯友のS氏と共に向かったのが湯田中渋温泉郷に属する穂波温泉エリア。
穂波温泉は以前「つるや旅館」に立寄ったことがあった。
写真↓真ん中あたりには源泉が湧いて湯気が立ち上っているところがあるのがお分かりいただけよう。
向かった宿は温泉街から少し離れたところに一軒だけある。
まず出会うのは、そこの宿が持つ自家源泉の湧出場所。
現在この源泉に入ることができるのは、この宿「湯の原旅館」だけなのである![]()
浅く雪が積もる中、朝の9時40分頃に到着。
穂波温泉 湯の原旅館
案内を乞うと腰の曲がった大女将?が対応してくれた。
立寄り可能な入浴時間は不明。
もちろん旅館業であるが手入れが行き届かないため宿泊は昔からの常連さんに限っているとのこと。
これは帰りに今度は女将さん?に聞いた。
その代わり立寄り入浴は広く受け付けているみたいだった。
立寄り入浴料は400円。
この紙↑は脱衣所にあったもの。
4月というのが何年の4月かは不明。
浴場は2Fにある。
その浴場は男女別に1つずつ。
以前は露天風呂もやっていたが、現在はそれぞれ大浴場のみを使用しているのだそうだ。
男湯は奥。
終始我々2人だけで貸切状況で入ることができた。
それでは浴室内へ。
3~4人レベルの長方形の浴槽は、底を含めすべて木製。
しっかりとしたオーバーフローが確認できる。
左側の曇りガラスみたいなのが女湯との境である。
奥のガラスドアが露天風呂への入口だったのだが、そういうわけで露天風呂は使用してなかった。
寒い時期というのもあって湯気も少しは籠ってはいたものの、ご覧のレベルでクリア。
天井には湯気抜きがしっかりあった。
洗い場には湯と水のカランセットが2組。
湯は源泉ではなく真湯であった。
それではお湯の話。
無色透明な湯は源泉名が「湯の原」。
先述の通りここのみで使用されている自家源泉となる。
源泉温度82.2度、pH8.1のナトリウム-塩化物温泉。
成分総計は1.671g/kg。
普段は加水して使用しているらしいが、朝のこの段階では加水してないとのこと(女将の話)。
つまり完全かけ流し。
湧出地から若干離れているので冷まして投入しているということだろうか。事前に加水して送湯されていたのならスミマセン。
浴槽の温度を測ると。。。
44度とやや熱めだが、朝に入るには目の覚めそうなよい温度である。
ごく僅かだが焦げ臭あり。
僅かに塩味とダシ味がした。
湯口の温度を測ると。。。
51.7度とこの時点で源泉温度から30度ほど下がっている。
湯口の樋の途中に石が置いてあるが、そこが投入量の調整装置みたいになっていて、浴槽に投入しない源泉が下に落とされていた。
源泉成分を簡単に表記。
陽イオンはナトリウムが402.7mg、81.83ミリバル%と大半。
カルシウムの50.3mg、カリウムの43.3mgと続く。
陰イオンは塩化物の617.6mg、78.93ミリバル%が大半。
硫酸イオンの162.2mg、炭酸水素イオンの42.1mg、炭酸イオンの10.8mgと続く。
メタケイ酸が227.4mgと多く、メタホウ酸も102.6mgとなかなか。
グレー色の綿状の湯の花がわりと舞っていた。
浴感は熱めでビリバリっとした中に、スベスベ感を感じた。
宿泊は常連に限ったり、露天風呂の使用をやめたりなど積極的な姿勢は見えない宿だったが、何より貴重な自家源泉がある。
そのためにも末永く続けて欲しいと思った。
帰りに女将から会員証をお借りする(有料)。
これはブログでお世話になっているよしのやさんから教えてもらった技。
この技を何に使うかは、次回以降のお楽しみ![]()
穂波温泉 湯の原旅館
長野県下高井郡山ノ内町穂波1477−5
0269-33-4763
立寄り入浴料 400円
立寄り可能時間不明
<源泉名:湯の原>
ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
82.2度
pH8.1
成分総計 1.671g/kg
無色透明
微々焦げ臭あり
微塩味、微ダシ味あり
スベスベ感あり
グレー色の綿状などの湯の花多い
完全かけ流し(加水可能)
2020年12月入湯
※数値はH27の分析表より




















