2023年5月に相方と一緒に巡った福島と山形の温泉旅シリーズ。
最終日の立ち寄り湯話が続きます。
本編前の恒例、これまでの行程リンク集からどうぞ。
<初日>
かこい食堂(食事)
<二日目>
大内宿(観光)
天国茶屋(食事)
おしょうし処 しげ坊(食事)
<三日目>
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今回の投稿は2023年5月のこの旅行から帰ってすぐに投稿したもの↓に少しだけ加筆訂正しての再掲です。
すなわち訪れた時点で閉業が決まっていた宿であり、今回の投稿2024年時点ではすでに閉業して1年以上経つ状況となります。
以下の内容は基本的に上の昨年投稿分をそのままコピペ、ハシゴ湯の流れを整えたぐらい、主な部分はほとんど変わらないのでそのつもりでご覧ください。
上記の投稿でたくさんコメントをいただいてましたので、ここではコメ欄を閉じます。
もし何かありましたら上記の投稿の方へお願いします。
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米沢市の「米沢温泉 平安の湯」から14~5kmほど北上。東北中央自動車道を使うと早いけれども、下道の国道13号を使用。
目指すは南陽市の赤湯温泉。行くのはこれで3度目ぐらい。そういえばこれまでは共同湯ばかりでした。
赤湯温泉はいわゆる温泉街というまとまった雰囲気はないものの、赤湯温泉大通りと呼ばれる道(県道156号)はある。
向かった近江屋旅館はその大通り沿いではなく、国道399号沿い(以前は113号)。
この通りにはかつて共同浴場の「あずま湯」や「とわの湯」があったがちょうど1年前の2022年5月にともに閉業。
そのかわり現在は少し離れたところに「湯こっと」という公衆浴場(未訪問)ができている。
その国道399号沿いに目立たぬようにあるのが近江屋旅館。
高級宿が主流の赤湯温泉の中では残り少ない家族経営のこじんまりとした宿。
宿の前にも駐車できそうなスペースはあったが、隣の敷地にある専用駐車場にとめて向かった。
昭和感がしっかりあるこちら、どうやらぼくと同い年らしい!
それが閉業してしまうとなると、一層感慨深いものがありますねぇ。
赤湯温泉 近江屋旅館
前日に電話で立寄りの可否を確認し、11時に相方と二人で予約をしておいた。
立寄りは10時ぐらいから可能のようだけれど、現在(2023年5月当時)は基本的に1グループ貸切仕様にしているようなので、事前に確認された方がよいでしょう。※2024年現在はもうやってません
宿泊客か先の立寄り客かの見送りと入れ違いのように我々が到着した形。
玄関脇にあった古い宿の看板↓。
内湯という表記が湯治宿っぽい雰囲気。
立寄り入浴料は400円。
2023年5月半ば時点ですでに新規の宿泊客はとっていないとのこと。
玄関から向かって右側↑にロビー的なスペース。
浴場は廊下をまっすぐ先に向かう。
この写真↑は浴場側から玄関に向けて撮ったもの。
現在のご主人が浴場まで案内してくれたのだが、いろいろ写真を撮っているとトイレも人気があるんですよと扉を開いてくれた。
なるほど、非常に美しいタイル床のトイレ。
しかもとてもきれいにしてある。
浴場のそばにある広間。
ここで休憩をしてもよかったのかもしれないけど、こちらは見学のみ。
当然洗面所もフォトジェニック。
水回りの小さなタイル意匠というのはどうしてこう美しいのだろう。
浴室の文字が点灯していた。
その浴室は男女別に1つずつなのだが、奥にある男湯を我々貸切で入らさせていただいた。
シンプルな脱衣所。
観察もそこそこに、気は浴室内へ逸っている![]()
では男湯の中へ。
浴室内にほんのり香る焦げ硫黄臭が芳しい。
美しい丸型のタイル浴槽、これには一目惚れ![]()
色々タイルの補修もあるけど、それも時の流れが感じられて味わい深い。
周辺の観察。
浴室の左側にある洗い場は2人分。
一番奥は鏡こそあるが、蛇口からは浴槽にホースが伸びており、洗体などには使用できない。
カランから出るのは真湯だったはず。
洗い場と逆側にはカランなどない。
立って浴びるシャワーか何かの跡があるが、現状はご覧の感じ↑。
最初の浴槽の写真でお分かりのように、浴槽には左側からホースが入れられていた。
茶色い沈着とオーバーフローも美しい。
そしてこの白いホースからは少量だがデフォで加水がされていた。
この状況で浴槽の温度を測ってみると。。。
46.5度となかなかに熱く、これでは相方は全く入れそうにないので、まずは丹念に湯揉み。
45.4度と熱いが普通に入れる温度となった。
ホースを外して改めて撮影したのがこちら↓。
無色透明な湯は源泉名が「森の山源泉、森の山2号源泉」。
2源泉の混合泉となり、これが赤湯温泉の基本源泉で各宿や公衆浴場に配湯されている。
赤湯温泉ではオフィシャルサイトによると源泉はもう一本「湯川原源泉」があり、これは烏帽子源泉と呼ばれていたものでよいのかな。
昔は共同浴場の「烏帽子の湯」のみで使用され、烏帽子の湯が森の山源泉に変わった後は赤湯元湯の浴槽の1つで使用されているという認識。
話をこちらの源泉に戻します。
源泉温度60.4度、pH7.3の、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
成分総計の表記はなく、溶存物質総量が1.911g/kg、蒸発残量物が2.146g/kg。
基本としては少量の加水でかけ流し使用。
浴槽内の段差、腰掛部分の意匠もなかなか素敵↓。
成分の数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが514.2mg、カルシウムが157.1mg、以下はカリウム11.4mg、リチウム1.6mgと続く。
陰イオンは塩化物が933.5mg、硫酸が133.1mg、炭酸水素が92.8mg、以下はフッ素3.2mg、臭素2.7mg、硫化水素1.5mgと続く。
遊離成分はメタケイ酸が80.6mg、メタホウ酸が8.3mg。
溶存ガスが遊離二酸化炭素7.3mg、遊離硫化水素0.8mg。
総硫黄を計算すると、約2.21mgとなった。
湯口からも淡い焦げ硫黄臭が少しあり、これがやはり魅力的。
その湯口の温度を測ると。。。
54.0度と配湯なりに源泉温度からは下がっているものの、まだしっかりとした温度。
淡い塩味と淡いタマゴ味がして、美味しい源泉。
しっかりとしたスベスベ感も心地よい![]()
白い消しゴムのカス状の湯の花が舞っていた。
素敵な源泉に素敵な浴場をしっかりと楽しんだけど、名残惜しい~。
存分に撮影した後、相方用に加水を増やさせてもらい、しばらく楽に入浴タイム。
帰り際、女湯も見学だけさせてもらった。
男湯が丸いのに対し、女湯は四角かった。
普通は逆なイメージだけど、浴場・浴槽は男湯の方がかなり広いので、昔ながらの旅館の仕切りっぽい。
湯は張ってあったが、触らず。
惜別入湯となったこちら。赤湯温泉のこの手の宿は率先して入っておきたくなった。
というわけで赤湯温泉の立ち寄り湯のお話はもう一つあるけれども、その前に少し移動してランチネタを。
赤湯温泉 近江屋旅館 ※2023年6月末で閉業
山形県南陽市赤湯292-2
0238-43-2016
立寄り入浴料 400円
立寄り入浴時間は要確認
<源泉名:森の山源泉、森の山2号源泉>
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
60.4度
pH7.3
蒸発残留物 2.146g/kg
無色透明
淡い焦げ硫黄臭あり
淡塩味、淡タマゴ味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
白い消しゴムかす状の湯の花あり
茶色の沈着が少し
加水かけ流し
2023年5月入湯
※数値はH26の分析書より


































