皆さま、おばんです!
6月に楽しみました三江線の駅巡り、
今回は木造駅舎が残る石見簗瀬(いわみやなぜ)駅です。
石見簗瀬駅が開業したのは昭和10年のこと。
昭和12年に三江線が浜原駅に延伸するまでの2年間は、
ここ、石見簗瀬駅が三江線の終着駅だったんですって。
三江線の終点ということで、街中のど真ん中にある駅かと思いましたら
意外や意外、小さな集落の中にありましたよ。
駅前の広場は閑散としていて、そこに1台の軽トラが停まっていて…
まるで自分がイメージする田舎駅の姿、そのまんまの石見簗瀬駅でしたわ。
昭和10年に建てられた駅舎も素敵ですけど、イチオシはこちら。
戦前に建てられた厠が今でも残っているのですよ。
建物財産標を見る。
昭和15年9月、駅の開業から5年後に建てられたモノですか。
無人駅の今だったら、広場側、ホーム側、
それぞれから出入り出来る位置に入口が設けられるのでしょうけど、
昭和15年の石見簗瀬駅は駅員配置駅、便所も鉄道利用者専用です。
広場には背を向けているのがその証ですぜ。
便所を使いたけりゃ入場券を買え!
…って事案はさすがに当時も無かったでしょうけど、
駅員さんに管理され、大切に扱われ続けてきたからこそ、
70年以上が経過した今でも残っているのだと思いますよ。
流線形が美しい石見簗瀬駅の便所。
これほどの美しさを持つものは、自分はクハ181-65以外知らない。
なお、ここはトイレットぺーパーが無いので利用の際はご注意くださいね。
さてさて、比較的大きな駅舎を持つ石見簗瀬駅ですが、
待合室としての占拠スペースはこの部分だけ。
残りは事務スペース、現在は倉庫として利用されてました。
石見簗瀬駅のホームはかつては島式でしたが、
平成11年に行き違い設備が撤去され棒線化されたとのこと。
剥がされた線路跡が何とも痛々しい感じですなぁ。
併せて、旧・三江北線(江津駅‐浜原駅)区間では
折り返し列車が設定されてる石見川本駅以外のすべての駅で
棒線駅化工事が施工されたようです。
かつては臨時急行や臨時快速、貨物列車も運行されていた三江線ですが、
現在、この区間を直通する列車は5往復の普通列車だけ。
これも時代の変化なのかもしれませんね。
こうして石見簗瀬駅ウォッチを終え、立ち去ろうとしたところ、
入り口に貼ってある、とあるパネルに気づきましたの。
駅名標脇の青いラインが入ったパネルですが、
かつて江の川が氾濫した時の、
駅舎に押し寄せた洪水の水面の高さを示すラインだそうです。
こんな高さまで洪水が押し寄せていただなんて…。
昭和47年7月に梅雨前線絡みによる豪雨が原因の氾濫が起きてますので
この時のモノと思いますが…
この日、島根県内は甚大な被害を受けて死者・行方不明は28名に。
三江線も大打撃を受けて、全線が不通になりました。
最後まで不通だった明塚駅-浜原駅間の復旧には、1年半も要したそうですよ。
三江線の災害は平成25年の豪雨だけじゃなかったんだ…
最後は神楽愛称駅名標で〆ます。
今年は台風の当たり年。
週明けには台風16号が西日本に接近するようですけど、
どうぞ、これ以上鉄道に被害が及びませんように。
↑(江津駅方面)
江津本町駅(平成28年6月15日)
千金駅(平成28年6月15日)
川平駅(平成28年6月15日)
川戸駅(平成28年6月15日)
田津駅(平成28年6月15日)
石見川越駅(平成28年6月15日)
鹿賀駅(平成28年6月15日)
因原駅(平成28年6月15日)
石見川本駅(平成28年6月15日)
木路原駅(平成28年6月15日)
竹駅(平成28年6月15日)
乙原駅(平成28年6月15日)
石見簗瀬駅(平成28年6月15日)
明塚駅(平成28年6月15日)
粕淵駅(平成28年6月15日)
浜原駅(平成28年6月15日)
沢谷駅(平成28年6月15日)
潮駅(平成28年6月15日)
石見松原駅(平成28年6月15日)
石見都賀駅(平成28年6月15日)
宇津井駅(平成28年6月15日)
伊賀和志駅(平成28年6月15日)
口羽駅(平成28年6月15日)
江平駅(平成28年6月15日)
作木口駅(平成28年6月15日)
香淀駅(平成28年6月15日)
式敷駅(平成28年6月15日)
信木駅(平成28年6月15日)
所木駅(平成28年6月15日)
船佐駅(平成28年6月15日)
長谷駅(平成28年6月15日)
粟屋駅(平成28年6月15日)
尾関山駅(平成28年6月15日)
↓(三次駅方面)













