令和の鉄道史を大きく変えた北陸新幹線敦賀延伸。その陰で誕生したのが、ハピラインふくいやIRいしかわ鉄道といった並行在来線の第三セクター鉄道です。今回から始まる「北陸三セク旅」は、そんな北陸の新しい鉄道風景をたどる旅。まずは新大阪駅から、特急サンダーバードに乗って敦賀へ向かいます。かつての“長大北陸本線”を思い出しながら、新時代の北陸をめぐる旅のスタートです。
北陸三セク旅はじめます
本日からの乗り潰し旅テーマは、北陸新幹線敦賀延伸の際に並行在来線を第三セクター化された、ハピラインふくい、IRいしかわ鉄道の完乗をめざします。
合わせて、石川県の北陸鉄道と富山県の富山地方鉄道の一部区間もご紹介しますよ。
スタートはこちらの駅からです。
新大阪駅
今回は、北陸新幹線の延伸開業区間の新駅訪問も兼ねているので、まずは新大阪から敦賀に向かいます。
北陸新幹線の新駅は、すでに別企画で紹介済みなのですが、行程は同じ。
つまり、新幹線シリーズと在来線シリーズで分けてお届けすることになります。
北陸新幹線新駅の紹介記事はこちら
駅名標
乗車案内

二つ並んでいますが、多分サンダーバード21号だったと思います。
特急サンダーバード
683系
行き先表示

短くなった北陸本線、悲しいですねえ。
さらに敦賀までの間に北陸本線を通るのは、近江塩津〜敦賀間だけ。あとは東海道本線と湖西線です。
かつては大阪から直江津方面まで続く大幹線だっただけに、時代の変化を感じます。
今回使ったきっぷ
今回は、北陸新幹線の新駅訪問も兼ねているので、このきっぷを使いました。
「おとなび早特」、便利だったんですが、現在は発売終了しているんですよねえ。さらに「おとなび」自体も、令和8年9月末でサービス終了予定となっています。
サンダーバード車内でランチ
ではサンダーバードに乗車、敦賀を目指します。
車内

今回は、3号車指定席の最前列右窓側席を予約しました。
理由は単純で、琵琶湖が見えることと、前席に人がいないほうが好きだからです。
お昼時だったので駅弁タイムにします。
元祖かに寿し
なぜか、今回の目的地でもない鳥取のアベ鳥取堂の「元祖かに寿し」にしました。
新大阪駅の駅弁販売店、西日本のほとんどの駅弁が買えるんじゃない?ってくらい売っています。
ランチタイム直前なら、遠方の駅弁も新大阪駅まで届いているので、特に狙い目です。
かに寿しオープン
包装を開けると、お酢の香りがぷ〜んと漂ってきます。
いただきます!
足の部分は細めだけど、ご飯が見えないくらいカニがまぶしてあるので満足です。
京都に着く頃には食べちゃいました。
だって、通路側に誰も来ないうちに食べたかったんだもの。
サンダーバードの車窓から
バックの建物は、「都シティ 近鉄京都駅」、近鉄系のホテルだけど近鉄の列車はたぶん見えなくて、横を走るJRの列車がトレインビューできそうなホテル、泊まってみたいですねえ。
その手前に写っている車両は?
あれ、これなんだろう? 阪和線を走っていた車両?
実はこのスカイブルーの205系、阪和線からは引退したものの、現在は京都の奈良線に転属して現役で活躍中なのだそうです。
琵琶湖

いつ見ても琵琶湖は広いなあって思います。
湖西線は景色がいいので、サンダーバードでも好きな区間です。
北陸本線と合流
永原を過ぎ、近江塩津が近づくと北陸本線が見えてきました。
以前は永原〜近江塩津間に交直切替のデッドセクションがあったんですよねえ。
今では敦賀まで、さらに北陸の七尾線も直流電化されたので、JR西日本は並行在来線区間を除き、交流電化区間をほぼ解消したことになります。
新疋田駅

相対ホームに通過上下線がある駅。
ここから敦賀までは、米原方面の線路だけがループ線となります。
鳩原(はつはら)ループ線区間
敦賀方面右側に座っているので、米原方面の線路がずっと見えるのが当たり前なのですが、鳩原(はつはら)ループ線区間では左右の位置が入れ替わるので、線路が見える区間は少ないです。
地名は「はとはら」、鉄道は「はつはら」?
ここでちょっと面白いトリビアを。このあたりの地名は敦賀市鳩原(はとはら)と読むのですが、鉄道の「鳩原信号場」やループ線を語るときには、なぜか「はつはら」と呼ばれることが定番となっています。
国鉄時代に書類の読み間違いでそのまま登録されてしまったという説や、特急「はと」などとの聞き間違いを防ぐための鉄道上の工夫だったという説など、諸説あるようです。こういった地名と鉄道名の不思議なズレも、歴史ある路線ならではの深みがあって面白いですね。
米原方面のループ線は、小浜線のすぐ脇の山上を通過して、再び上下線の位置が入れ替わり、敦賀の市街地手前で合流します。
北陸新幹線 敦賀保守基地
北陸新幹線の線路が見えてきました。
敦賀駅は、北陸新幹線の構内がとても高い位置にあるのですが、ここはほぼ地表のような感じです。
「保守基地」というのが正式名称のようですが、車両も留置されているので実質的には「車両基地」の役目も持っているようです。
北陸新幹線の高架橋
北陸新幹線の線路は徐々に高架へ上がっていきます。
この高架、在来線方向に2か所、分岐するように幅が広くなっている場所があって、そこが将来の上下本線になる予定なのかな、と思います。
まもなく敦賀到着です。
次回は、ハピラインふくいが登場します。
(令和6年5月撮影)
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