北陸新幹線敦賀延伸後の第三セクター鉄道をめぐる旅。今回はIRいしかわ鉄道の乗り潰しをいったん中断して、金沢駅から寄り道です。
向かった先は北陸鉄道浅野川線。以前訪問した際に撮影できなかった駅名標や駅の様子を記録するため、終点の内灘駅から各駅を巡ってみました。
前回までのお話
北陸新幹線敦賀延伸開業後に在来線を移管した区間をめぐる旅。
前回はIRいしかわ鉄道の大聖寺から小松までの乗り潰しを終え、新幹線で金沢に移動。
そこから移動した路線は……
本日は、いつもの寄り道旅、こちらの駅からスタートです。
北鉄金沢駅
ホーム
北陸鉄道で唯一の地下駅、北鉄金沢駅です。
平成13年(2001年)に現在の地下駅へ移転しました。
かつては地上駅でしたが、金沢駅周辺整備事業に伴い現在の場所へ移されています。
車両
ん?以前来たときは京王の車両でしたが、これは東京メトロの車両じゃないかな?
北陸鉄道浅野川線では長らく京王井の頭線で活躍した3000系を譲り受けた8800系(および8900系)が使用されてきました。
一方、近年は東京メトロ日比谷線で活躍した03系の導入が進められています。
大都市圏で活躍した車両が第二の人生を送るのは地方私鉄ならではですね。
改札
交通系ICカードは使用できない?じゃあ改札の上にあるカードリーダーみたいなのはなんでしょう?
実は北陸鉄道ではSuicaやICOCAなど全国相互利用交通系ICカードは利用できません。
改札付近に設置されているカードリーダーは北陸鉄道独自のICカード「ICa(アイカ)」用です。
金沢市内のバスや鉄道で利用できる地域交通ICカードとして親しまれています。
一瞬、駅名標かと思ったこの表示、まさか「巻貝」駅になったなんてことはないだろうと思ったら巻貝の化石が埋まっているみたいです。
現在の地下駅建設工事の際に発見された化石で、地下コンコースに展示されています。
毎日利用していても見落としてしまいそうですが、金沢の地下に残る太古の海の痕跡なんですね。
前回来たときもあったのでしょうが、完全に見落としていました。
地下区間
北陸鉄道の地下区間はほんのわずかです。
発車するとすぐにトンネルの出口があり、地上へ飛び出します。
地方私鉄らしい路線なのに、スタートだけは地下鉄気分を味わえるのが面白いところです。
北陸鉄道浅野川線について
今回、わざわざ寄り道した理由ですが、すでに乗車済みの路線です。
しかし訪問したことがあるのは割出駅と七ツ屋駅だけ。
終点の内灘駅に着いたときには夜になっていて、駅の様子も分からず、駅名標も撮影できていない駅が多かったのです。
そこで今回リベンジを目指します。
それだけの理由で寄り道をしちゃう私、いつものことなので皆さんには理解してもらえますよね。
では、ここで北陸鉄道浅野川線についてお話ししましょう。
浅野川線のルーツは大正14年(1925年)開業の浅野川電気鉄道です。
金沢市中心部と河北潟沿岸を結ぶ路線として発展し、かつては海水浴客や観光客輸送でも活躍しました。
現在の北鉄金沢駅が地下化されたのは平成13年(2001年)。
北陸新幹線開業を見据えた金沢駅周辺整備の一環でした。
現在は通勤・通学輸送が中心ですが、沿線には昔ながらの住宅地や港町の風景も残っています。
期間限定だったのかもしれませんが、ユーミンの楽曲が車内メロディに使用されていたようです。
調べてみると、これは松任谷由実さんの「acacia(アカシア)」でした。
令和6年(2024年)の北陸新幹線敦賀延伸開業に合わせて導入されたもので、内灘駅到着前から流れるそうです。
内灘町ゆかりのアカシアをモチーフにした楽曲で、終点へ向かう車窓とよく似合います。
内灘駅
再訪問したかった終点の内灘駅に到着です。
内灘駅は大正14年(1925年)の浅野川線開業時から続く駅。
現在は車庫や検修施設が設置されており、浅野川線の運行拠点になっています。
駅舎
駅舎は木造でしょうか?
2階部分がかわいらしいデザインです。
出札・改札
駅舎のなかは狭く、出札と改札がコンパクトにまとまっています。
ローカル私鉄らしい親しみやすい雰囲気です。
駅名標
終着駅らしい駅名標です。
旅の終点らしい風格があります。
構内末端部
ホームの先はすぐに車止め。
終点らしい景色ですね。
ホームは1面1線ですが、側線や車庫も設けられています。
元京王3000系・北陸鉄道8800系
まだ残っていました!
帰りはこの車両
東京メトロからやってきた03系への置き換えが進んでいますが、まだ元京王3000系の8800系が活躍していました。
乗れて良かったです。
すぐに下車
ここでこの車両を撮影したかったんですよね。
粟ヶ崎駅
この写真を撮影するためにやってきたのは粟ヶ崎駅です。
大野川橋梁
この鉄橋を見たかったんですよ。
大野川河口部を渡る橋梁で、海面との距離がとても近く見えます。
川というより海の一部のようにも見えますね。
駅名標
もちろん下車したので駅名標も撮影しました。
これで今回の目的を一つ達成です。
対岸へ渡って撮影してみました。
左側が、さっきまでいた粟ヶ崎駅です。
この高さで本当に大丈夫なんでしょうか。
北陸の荒れた冬や台風の時期を考えると少し心配になります。
粟ヶ崎駅から蚊爪駅へ徒歩移動
ふと思ったのですが、30分間隔運行なので、こうなったら次の駅まで歩いても間に合うんじゃないの?
ということで次の蚊爪駅まで歩きます。
線路と併走
なるべく架線を見失わないように歩きます。
撮り鉄も
途中で内灘行と対面。
この列車が折り返してくるまでに駅訪問できれば成功です。
路地へ
途中、道路は線路から離れますが路地に入って駅へ向かいます。
見えてきました
蚊爪駅到着。
所要時間は約18分、距離は約1.3kmでした。
歩いても十分間に合いますね。
駅名標
ここからは未撮影駅を回収しながら北鉄金沢駅へ戻ります。
蚊爪駅から北鉄金沢駅へ
北間駅
大正14年(1925年)、浅野川線開業時からある駅です。
周辺は住宅地と農地が混在していて、のんびりした雰囲気が漂っています。
大河端駅
浅野川線開業時から続く歴史ある駅。
「おこばた」と読む難読駅名としても知られています。
三ツ屋駅
浅野川線の主要な交換駅です。
北陸で京王と東京メトロの列車交換
ここで元京王3000系との列車交換を見ることができました。
将来的には貴重な光景になるかもしれません。
三口駅
上諸江駅
次の七ツ屋駅は撮影済みです。
次回予告
こうして北陸鉄道浅野川線の再訪問を終えました。
駅名標回収という目的も無事達成。
でも本来の目的は北陸三セク旅だったはず。
そろそろIRいしかわ鉄道の乗り潰しに戻らないといけませんが…私のことですから、皆さんが予想もしない路線にジャンプするかもよ。
お楽しみに。
(令和6年5月撮影)
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