2023年6月末に一人ハシゴ湯した山梨の温泉シリーズ、その12。
2日目の湯はまた南巨摩郡早川町に来ております。
まず最初に恒例のここまで行程リンク集から。
西山温泉「湯島の湯」から南アルプス街道をさらに北上。
向かったのは温泉ファンの中では人気の高い奈良田温泉。
ブログでは再訪の「女帝の湯」を投稿したことがあった。
その時に実際行こうとしていたのが「白根館」。ちなみに両者の源泉は違います。
改装のため休業中で立ち寄れなかったので、今回再び向かったというわけです。
こちら白根館も再訪となり、以前は2007年6月に宿泊で来訪。ブログを始める前なので投稿は今回が初。
その時も「西山温泉 湯島の湯」の後に訪れたのでありました。
奈良田温泉 白根館
12時20分頃に到着。
こちら現在宿泊はやっておらず、立寄り入浴のみ。
平日が10時半~16時(受付終了15時半)、土日祝が10時半~17時(受付終了16時半)。
不定休。毎週平日のどこか1日が休みのことが多いみたい。
訪れる前にサイトで確認願います。
宿泊をやらなくなったのが実に残念。
というのもこちらの食事、工夫があってとても美味しく、満足度が高かったんですよ。
同調してくださる方もいらっしゃるでしょう。
後述するお湯も大変に素晴らしく、夜通し入っていたくなったことをよく覚えているし。
2007年当時、一泊二食付きで15500円で十分納得。
そういえば姉妹宿だった「十谷上湯温泉 源氏の湯」も2019年に廃業してしまった。
源氏の湯もお湯もさることながら、食事も良かったな~。
懐かしくなってリンク↑を貼ってしまいました(代表で食事編)。
話を白根館に戻しましょう。
入浴料は1000円。
翌日まで入れる再入浴が500円という仕切りもあるらしい。
ロビー的なスペースには囲炉裏が切ってある。
その先に開いているドアが浴場への入口。
男女とも内湯と露天風呂があるのだけれども、男湯はそれぞれが離れている。男女の入替えはあるのかどうか未確認。
泊まったときは確か入れかわったかな。どうだったか。
ここ↑が内湯と露天風呂の分岐点。
右の露天風呂を覗いたら3人ぐらい先客がいたので、左の内湯から行きますか。
浴場へ入る前に、どんつきにあったのがこちら↓。
源泉かと思ったら湧き水。
この水が美味しい
実に甘い
では総桧風呂となっている男湯へ。
こちら内湯は終始独り占めで入ることができた。
それでは浴室内へ。
総桧風呂とのことだがヒノキの香りは完全に落ち着いていて源泉の風味を邪魔する状況はなかった。
この写真↑だとわかりづらいけれども、浴槽は途中でゆるい境があり、2種の温度で入浴することができる。
窓からの風景。
大きな川は早川。町名にもなっている。
洗い場にはシャワー付きカラン。
カランからは源泉が出なかったはず。写真を撮ってなくメモも無いのでそう判断。
では七不思議の湯と呼ばれる魅惑の源泉のお話。
ほぼ無色透明~ごく僅かに黄色透明な湯は源泉名が「奈良田温泉 七不思議の湯」。
源泉温度47.8度、pH9.1の含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉。
成分総計は3.905g/kg。
500m掘削、動力揚湯で75リットル/分の湧出量。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
オーバーフローはしっかり
こちら湯の色が色々と変わることも七不思議と呼んでいる要因の一つ。
この時は先述通りほぼ透明~ごく僅かに黄色。これはごく新鮮な状況でしょう
白い桶でないのでわかりづらいけれども、木の浴槽だと色味が伝わりにくいので一応。
ちょうどこの写真↑の洗面器のところで浴槽のゆるい境が見える。
湯口側、奥の浴槽の温度を測ってみると。。。
ちょっとわかりづらいけれども、40.9度。
まずはゆっくりと入れる適温。
そこからのオーバーフロー状況の手前、湯口から離れた浴槽の温度を測ってみると。。。
39.7度と1度ちょいほど差が出来ていた。
興味深い成分の数値を抜粋。
陽イオンはナトリウムが1366.6mgで大半。次がカリウム18.1mgでその次がアンモニウム16.5mg。これはちょっと珍しい。
以下リチウム6.3mg、カルシウム2.9mg、ストロンチウム1.4mg、マグネシウム0.3mg、アルミニウム0.2mgなど。
陰イオンは塩化物が1812.2mg、炭酸水素が234.7mg、硫酸が144.9mg。ここまではよくある感じ。
その次の炭酸124.4mgには興奮してよいでしょう
そしてフッ化物27.8mg、硫化水素24.3mg、臭化物4.3mg、ヨウ化物0.3mag、水酸化物0.2mg、チオ硫酸0.2mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸33.1mg、メタホウ酸85.8mgとメタホウ酸の方が多い。
溶存ガスは遊離硫化水素が0.2mg。
総硫黄を計算すると、約23.7mgという立派な量。
湯口の投入は間欠的に増えたり減ったりしている状態。自然のリズムか動力揚湯のリズムかは不明。
ややコクのある淡いタマゴ臭あり。
アンモニアのニュアンスは香りからも感知。
苦味、淡いタマゴ味、淡い塩味、ダシ味など複雑な味わい。
湯口の温度を測ってみると。。。
42.7度。
後述の露天風呂の投入も同じぐらいの温度に思えたが、浴槽温度が一番高いのが内湯の湯口側。
一番源泉に近い状態で入れるのがこの内湯の湯口側という最終的な感想。
その浴感は強力なツルヌル具合
炭酸イオン120mg越えはさすが
グレー~黒っぽい細かな湯の花が観察できた。
やはり魅力ある個性に溢れた忘れられない湯でしょう
露天風呂に入らなくても十分満足できている状況だけれども、もちろん露天風呂へ。
泊まった時は内湯より露天風呂がありがたいと、状況に関係なく思い込んでいた時期なので、記憶が露天風呂に偏っているんですわ(^^;
一度着衣をして移動。
さっきは3人ほど先客がいたが、少しは変化があるかな。。。
むむ、変わらない。3人いる。
さほど大きくない露天風呂なので逃げ場はなく、これは持久戦か(^^;
…結果的に先客は全く出ようとせず。
内二人は10分~20分足だけ浸け、身体全体で1分ほど浸かるというパターンを仲良く話しながら繰り返している。
一人客がようやく出たと思ったら、入れ替わりに後客が若者二人。
これはもう撮影は諦め。まあそれだけ長居したくなる湯なので仕方ないでしょう。
以下の露天風呂写真は例によってオフィシャルサイトや観光紹介サイトから拝借したものです!
※写真は観光紹介サイトより拝借
湯の印象は内湯とほとんど同じ。
色味や湯の花の状況もほぼ変わらないが、入浴者が多いのか状態はちょっとヘタってる気もした。
※写真は観光紹介サイトより拝借
露天なので内湯よりもややぬるめとなり、トロトロの浴感でもって、やはりこれは出たくなくなるのも無理はないですわ。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
湯口からの投入は露天風呂も間欠的。
ああ、やはりこちらは今一度泊まって何時間も満喫したいものだ。
宿泊、復活しないかな~。
こちらでたっぷり長居したため、この日の湯めぐりは後1つとなりました。
奈良田温泉 白根館
山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
0556-48-2711
入浴料 1000円
平 日10:30~16:00閉館(受付終了15:30)
土日祝10:30~17:00閉館(受付終了16:30)
不定休(サイトで要確認)
<源泉名:奈良田温泉 七不思議の湯>
含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
47.8度
pH9.1
成分総計 3.905g/kg
ほぼ無色透明~微々黄色透明
ややコクのある淡タマゴ臭、アンモニア臭あり
苦味、淡タマゴ味、淡塩味、淡ダシ味などあり
とろみのあるツルヌル感あり
完全かけ流し
2023年6月入湯
※数値はH28の分析表より
































