2020年10月、鹿児島と宮崎の温泉を巡った一人旅の記録に戻る。
湧水町の激シブ湯まで来たところ。
それではいつものこれまでリンク集、いつもの方は飛ばしてくださいまし。
<初日>
<二日目>
<三日目>
看板もなかった鄙び系の「つつはの湯」の後は、宮崎県えびの市方面へ向かい県道102号を進む。
少し脇道へそれたところに古くから湯治場として利用されてきた湯、「般若寺温泉」があるという。
ぼくの感覚かもしれないが、般若寺温泉と言えば岡山の奥津温泉近くにある一軒宿がまず思い浮かぶ。
ブログを始める前に泊まりで利用、まだ露天風呂の柵がなくて大釣温泉から丸見えのときだった。
湯は奥津よりもさらに気に入ったし、山女魚の一夜干しが最高に美味しかったなぁと思いだす。。。
それはさておき、鹿児島県の般若寺温泉は、大正元年に創業したという歴史ある宿なのだ。
吉松温泉郷の中の湯に数えられる。
現在も湯治利用の宿泊もできるが、日帰り利用も広く受け付けている。
こちら↓が入口かと思ったら、どうやら宿泊棟か。
向かって左側に受付のある入口があった。
犬のトレーニングをしていた若い女性がどうやら若女将だった。
ばったり会った感じとなり、いつもの到着半顔写真を撮り忘れた(^-^;
般若寺温泉
立寄りの営業時間は8時~21時まで。
水曜日のみ13時~21時となっているので注意。
看板に「神経痛・ヘルニヤの特効湯」とある様に、通い湯治をしている近隣の方も多そうだ。
受付の写真がピンボケでスンマセン。
入浴料は300円。
先の若女将らしき若い女性に支払う。
ロビーには特に人は居なかった。
このあたりの座敷↓は食堂にでもなるのだろうか。
浴場は男女別に内湯のみ。
脱衣所はかなり広い。
先客が2人。
年配の知り合い、常連みたいでゆっくりされていたのであまり浴場内の写真は撮れず。
パネル状に掲げてある分析表は平成7年と意外に新しいものだった。
他に令和元年分析の新しい表もあったので、以下で使用する数値などは新しい表より。
数値は少し変わっていた。
脱衣所から浴場内は一枚。
浴槽が縦に2つ並んでおり、左側は洗い場スペース。
ぼくが写り込んでたりして分かりづらいので、観光サイト「きりナビ」から写真を拝借&一部加工。
※写真はきりナビより拝借&一部加工
こうやって見ると奥の全面ガラスドアが壁と窓に変わっている。
ぼくの写真の方がかなり古ぼけて見えるのでごく最近にリニューアルしたのだろうか。。。
洗い場にはシャンプー類は設置してない。
カランを捻ると源泉が出た。
女湯との境の壁にマナーについて細かに書かれた一覧があった。
ツッコミたい部分も含め常識的なことあたりに加え、洗い場の湯も源泉、浴槽も加水してないことが記されている。
使用源泉は同じだが、2つある浴槽の内、奥の方が浅くてぬるかった。
体感で40度を切ったほぼ不感温度ぐらいだったか。
暗めの黄土色ささ濁りの湯は、源泉名が「吉松川西3号」。
源泉温度42.2度、pH6.5の単純温泉。
成分総計は0.9802g/kg。
以前は1gを越えており、脱衣所の分析表などには炭酸水素塩泉となっていた。温度も55度となっているからずいぶん下がったのか。
加水も加温もなしで、完全かけ流しにて使用している。
湯口はまず奥の隅にある。
茶色系の沈着も見受けられる。
そして浴槽と浴槽の間にあるかけ湯コーナーのオーバーフローがこちらのぬるい湯に注がれる仕組みになっていた。
飲泉もできるためコップが置いてあり、風味チェックはこちらで。
僅かなアブラ臭がする。
僅かなアブラ味、僅かな鉄味、僅かなダシ塩味もある。
さらに僅かな炭酸の甘酸味らしき風味も感じる。
どれも濃くないが、とても複雑なのだ。
う~ん、確かにじっくり入り続けて効きそう。
イオンの値を見ていくと、陽イオンではナトリウムが135.3mg、63.68ミリバル%で一番多い。
次がカルシウムの32.1mg、カリウムの13.3mg、マグネシウムの12.9mg、アンモニウムの4.9mg、鉄(Ⅱ)の2.3mgと続く。
陰イオンでは炭酸水素イオンが409.14mgで74.86ミリバル%あり、そう言う意味では炭酸水素塩温泉系の単純温泉で間違いない。
他には硫酸イオンが61.1mg、塩化物イオンが34.7mg。
遊離成分ではメタケイ酸が135.3mgあり、やはり遊離二酸化炭素も129.9mgあるので風味に乗ってきてもおかしくない。
しっかりとしたスベスベ感があった。
この奥の浴槽から入口側の浴槽を眺めると。。。
入口側の浴槽は普通の深さがある。
深い分、濁りもやや強めに見えるが、これで複雑な風味をもつ単純泉だ。
こちらの深めの浴槽でも温度は40度ぐらいしかなかった。
もちろん完全かけ流しは同じ。
風味に違いもない。
この2つの浴槽は、かけ湯と桶置き場のあるスペースの下でどうも繋がっているようだった。
四角い穴が見える↑でしょう。
まあちゃんと確認したわけでないし、源泉は同じなので繋がってたからどうだってこともないわけだが。
古くから効能を求めて湯治客の絶えないこちら、ぬるいがしみじみ良い湯であった。
次はついに宮崎県に入る。
般若寺温泉
鹿児島県姶良郡湧水町般若寺42
0995-75-2334
立寄り入浴料 300円 宿泊可能
8:00~21:00
水曜日のみ13:00~21:00
<源泉名:吉松川西3号>
単純温泉 (低張性・中性・高温泉)
42.2度
pH6.5
成分総計 0.9802g/kg
浴槽で暗黄土色ささ濁り
微アブラ臭あり
淡アブラ味、淡鉄味、微ダシ塩味、微炭酸の甘酸味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2020年10月入湯
※数値はR1の分析書より



























