2020年10月の鹿児島と宮崎を独りで巡る湯旅のお話。
初日のこれまでの行程は以下の流れ。
地元に愛されてきた「やまでら鉱泉」を後にし、鹿屋市から曽於郡へ。
国道269号から篠段集落方面へ入ったところに慶応元年頃に開湯としたと言われる篠段温泉「寿湯」がある。
こちらも鉱泉であり、沸かすための煙突が見える。
建物は駅舎とプラットホームを思わせるが、なかなかの激シブ系だ![]()
敷地内に石碑があった。
湯という文字が見えるから篠段温泉にまつわる石碑なのだろうけど、詳細は分からず。
篠段温泉 寿湯
到着したのは15時半頃。
これまでの鹿児島の湯めぐりとしては、移動距離が多くて湯数はどうにも少ないまま時間が経っていく。
営業時間は夏と冬で違うが、いずれも朝8時から営業している。
鉱泉を沸かしているのにこの長めの営業時間は特筆してよいであろう。
定休日は毎月1日、20日、21日となっているが、訪れた10月は15日も休み。
よって訪れる方は事前に確認された方がよいかも。
無人の野菜販売コーナーが小さいながら目立つところにあった。
全て100円。
瑞々しくて惹かれるが、さすがに飛行機往復の旅行初日では買えない(^-^;
自炊予定もないしなぁ。
入浴料は350円。
払おうとするが、受付は無人。
裏に回っても猫くんしか居ない(^-^;
奥には鉱泉を沸かすおがくずが見える。
このおがくずや薪で沸かしているそうだ。
仕方ないので受付窓の前の小皿に350円をぴったり置いて、浴場へ向かう。
入口の横に「料金を払ってからおはいり下さい」の表記あり。
はい、置いてきたのでお納めください。
入口向かいにこちらの湯の由来が掲げてあった。
腫れ物に効能があるそうだ。
篠段の下が消されているが、もしかしたら温泉の文字を消したのだろうか。
となれば篠段温泉寿湯と書くより篠段寿湯とだけにすればよいのかもしれないが、他の案内と合わせることにする。
浴場内には分析書がなく、源泉の詳細は冷鉱泉としか分からなかった。
数値的に温泉法は満たさないのかもしれないが、そこは不問とする。
常連さんと思われる年配の先客が一人いて、かなりゆっくりされてるようであった。
ぼくが入ってすぐにもう2人、いずれも年配で、やはり近所の常連の方だろう。
独り占めのタイミングはなく、写真は少なめ。
数人レベルの浴槽が1つ。
基本的に加温の溜め湯で、セルフで非加熱源泉を足せるようになっている。
洗い場から出るのは源泉ではないようだった。
桶はあるが石鹸類は置いてない。
湯は浴槽でごく僅かに黄灰色っぽく微妙にささ濁り。
浴槽へ投入できる源泉の蛇口は閉じられており、訪れた際には先述通り加温の溜め湯状況。
体感で44度ちょいぐらいと、やや熱めであった。
その足せる非加熱源泉は持帰り禁止。
飲泉許可はとってないようだ。
源泉を桶に入れて確認。
非加熱源泉で無色~微々黄色透明ぐらいか。
ほぼ無臭。
淡い甘味を感じた。
浴槽内のこの穴↓から熱い湯が出る感じ。
蛇口を全開放して非加熱源泉をできるだけ足しながらセルフかけ流しにして入りたかったが、熱めの湯を常連さんが気に入っているようだったので、源泉は桶に入れて確認するだけにとどめた。
自然なスベスベ感があった。
次第に常連さん3人の憩いの場になりつつあったので、早々に上がることにした。
やまでら鉱泉と同じく地元に長く愛されている鉱泉。
燃料費など大変だと思うが、こういう湯治文化も大事に続くことを祈るばかりだ。
篠段温泉 寿湯
鹿児島県曽於郡大崎町野方4936
099-478-3778
入浴料 350円
夏 8時〜19時
冬 8時~18時
定休日 毎月1日、20日、21日
他不定休あり
冷鉱泉
源泉でほぼ無色~微々黄色透明
浴槽で微黄灰色微ささ濁り
源泉でほぼ無臭
淡い甘味あり
加温溜め湯
セルフで非加熱源泉足してかけ流し可能
2020年10月入湯



















