木造駅舎が語りかける時間の物語 上越線・群馬総社駅 群馬の駅をぐるり4 | 日本中の駅を旅する 駅と駅舎のブログ

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 日本中の駅を旅したいというあなたのために、有名木造駅舎から無名のホームだけの駅まで、1駅1駅ご紹介して、各駅下車の駅めぐりをしている気分を味わっていただくブログです。
 空旅、企画旅、鉄道クイズもあります。

 

 

 

 

群馬総社駅とは

 

群馬総社駅にたどり着くと、まず目に飛び込んでくるのはそこに佇む木造駅舎です。

開業は大正時代、その頃から存在した駅舎を使っているのかは定かではありませんが、屋根の深い庇、木造駅舎らしいエントランスが訪れる人をやさしく迎えてくれます。

群馬総社駅の木造駅舎と駅前風景

屋根はトタン葺き、駅看板も新しくなっていますが、雨の朝は、まだライトが灯っていて、木造駅舎らしさを引き立ててくれます。

 

駅前の風景と暮らし

 

駅前通りです。

群馬総社駅前自転車駐車場

駅前を抜けるとと、駅前には自転車駐車場、かつては小さな商店だったであろう民家が肩を寄せ合うように並んでいます。新しい建物もありますが、そんな新しい建物と昔から続いている商店だった家屋との組み合わせは、どこか懐かしく、そして少し不思議な調和を生み出しています。

駅前通を進むと周辺には田畑も残っていて、県庁所在地である前橋市内にありながら、春には緑が風に揺れ、夏には蝉の声が響くような街なのでしょう。

そんな田園風景の中にある現代的な住宅街との対比は、「この町の歩んできた時間」をそのまま映し出しているように感じられます。

 

駅舎のなかに足を踏み入れて

 

出札と改札です。

群馬総社駅の券売機と改札機

有人駅で、朝9時から夕方6時までの営業となっています。
Suica対応で、簡易リーダーが設置されています。
 
待合スペースです。

群馬総社駅 待合スペースとベンチ

木造駅舎の中をぐるっと眺めると、そこは先ほどとは少し違う時間が流れています。壁は塗装はされていますが古い板張りで、わずかな反りに年月の積み重ねを感じます。窓はサッシ窓ですが窓枠は木造のままで温かみがあり、まるで駅舎そのものが旅人を包み込むかのようです。

新しいベンチとSuica簡易リーダーがありますが、不思議と駅舎の雰囲気を壊すことはありません。壁や窓枠の木のぬくもりが、機械の冷たさをも包み込んでしまうからでしょう。

群馬総社駅の木造駅舎とホーム

 
 

ホームと跨線橋の景色

 

構内

駅舎側ホームから高崎・東京方面を見たところ。

群馬総社駅の雨の日のホームと線路

構内は島式の2面2線、島式ホームの駅舎側の線路は撤去されフェンスが張られています、その部分はホームが嵩上げされる前には使用されていなかったようで、架線柱の敷地にもなっており歳月を感じます。
 
跨線橋から。

群馬総社駅のホームと線路の風景

反対ホームには、跨線橋を渡って行き来します。跨線橋の窓から見下ろすと、ホーム屋根の奥にちょこんと木造駅舎の屋根が顔を出し、その姿がどこか誇らしげに見えます。
 
 
構内、水上・長岡方面です。

群馬総社駅のホームと跨線橋

平日、雨、朝の通勤時間帯、この駅がいちばん賑わっている時間帯かもしれません。

 

しかし、晴れた日の日中に訪問したとしたら、列車を待つ間に耳を澄ますと、遠くの山の稜線を渡る風や、ホームのベンチを揺らす木漏れ日が、旅のひとときをより味わい深いものにしてくれたことでしょう。時折やってくる上越線や吾妻線の列車は、そんな駅の静かな空気を少しだけ揺らす存在にすぎないのです。
 

木造駅舎の魅力とこれから

 

群馬総社駅の木造駅舎は、ただ古いというだけではありません。壁の板張りに残る無数の傷や色あせ、磨り減った木の手すり、窓辺にそよぐ風。それらが積み重なって、この駅舎にしかない物語を形づくっています。

しかし、多くの木造駅舎は、長い歴史の中で老朽化も進み、近年はバリアフリー対応や駅前整備の必要性も語られています。それでも、多くの人が願うのは「総社らしさを残したままの未来」です。駅舎の姿が大きく変わる前に、その温もりをぜひ体感してほしいと思います。


そうそう駅名標をご紹介していませんでしたね。
 
こちらは吊り下げタイプ

群馬総社駅と電車

 
そして色あせた地表型もあります。

群馬総社駅の駅名標

 

 

群馬総社駅のまとめ

 

群馬総社駅は、木造駅舎の佇まいを残す数少ない存在です。駅舎の中に一歩入れば、板張りの壁の質感や木の香りに包まれ、まるで過去と現在が溶け合ったような不思議な感覚を味わえます。

旅の途中で立ち寄る人も、この駅を生活の一部として使う人も、誰もがこの駅舎に抱く感情はどこか似ているのではないでしょうか。「懐かしい」と「安心する」という気持ち。それこそが、群馬総社駅の最大の魅力なのだと思います。
 

(令和6年8月訪問)
 

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群馬総社駅情報

所属:JR東日本高崎支社
開業:大正10年7月1日
場所:群馬県前橋市
形状:木造平屋駅舎
乗換:なし

詳しい駅情報・駅時刻表・構内図・バリアフリー情報は、JR東日本駅の情報(群馬総社駅)から

 

札幌駅、東京駅、名古屋駅、大阪駅、高松駅、博多駅から群馬総社駅へのアクセス

札幌駅から:14時53分着 所要時間8時間53分 30,940円 新函館北斗・大宮・高崎・新前橋乗換 □■■□□

東京駅から:7時28分着 所要時間1時間20分 4,490円 高崎乗換 ■□

名古屋駅から:9時48分着 所要時間3時間10分 14,720円 東京・高崎・新前橋乗換 ■■□□

大阪駅から:10時39分着 所要時間4時間27分 17,480円 新大阪・東京・高崎乗換 □■■□

高松駅から:10時59分着 所要時間6時間24分 20,970円 岡山・東京・高崎乗換 □■■□

博多駅から:13時00分着 所要時間7時間00分 25,720円 東京・高崎・新前橋乗換 ■■□□

 

*データはNAVITIMEで検索したもので、平日、鉄道だけで最も早い時間(最速ではありません)に到達できる時間と料金です。

*記事作成時点の情報で(記事公開日とは異なります)、検索条件によっては異なる結果になることがあります。

 

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