<連載11>誰も答えをくれない漠然とした不安をどう解決するのか?②
ここに至るまでに、人間の脳には三つの回路があるという話をしてきました。おさらいすると、一つ目は体を動かす脳(回路)二つ目が感情を動かす脳(回路)三つ目は無意識を動かす脳(回路)です私たちの体を動かしているのは脳ということになります。漠然とした不安を解消するための話ですが、その解決の鍵は脳が握っていますので、少し脳についてのお話をいたします。その脳には、実は面白い仕組みがあります。「脳は何を栄養にしているのか?」という話です。もちろん、物理的に維持されなければいけませんので、食べ物を食べることによって脳は維持されています。しかし、人間が摂る栄養というのはそれだけではありません。精神的栄養というものがあります。そこで、人間にとって必要な精神的栄養とは何かというと、これは綺麗事ではなく、自分自身が愛されているという感覚です。幼い頃、温かい愛情の中で育てられるのと、冷たく愛情に距離感のある中で育てられるのでは、脳の発育は物理的にも変わってきます。豊かに育てられた脳は非常に発育もよく、精神的にも満たされているため、さまざまな好奇心や積極性、意欲があり、モチベーションも高い。その結果、その脳の持ち主は学習面でも高い能力を発揮します。それに対して、冷たく愛情に距離感のある環境で育てられた脳は発育が悪く、実際に検査をしても脳の大きさが小さいなど、物理的な問題も報告されています。精神的な活動においても、学習力がない、病気になりやすい、精神的疾患になりやすいなど、さまざまなトラブルが起きやすくなります。ここから分かる通り、人の脳というのは 「愛されるという環境に身を置くこと」 が栄養素となっているのです。例えば、幼い頃から親があなたに何かを教えるため、教育のために「勉強しないと大変なことになるよ」「早く寝なさい。お化けが来るよ」「言うことを聞かないと捨てるよ」など、あなたを怖がらせることで分からせよう、お仕置きをしようとした場合、子供は常に “危険に身を晒されたような感覚” になります。いま挙げた例以外にも、子供が危険を感じる教育環境は至るところに存在します。注意喚起をすることで子供に言うことを聞かせようという風潮はたくさんあります。学校に行っても、ルールを破れば罰を与える、という具合です。すると、人間は幼い頃から「自分の身に安心が置けない」「油断もできない」「常に警戒しなければならない」という感覚になります。自分の不注意は自分が悪いと言われる環境ですから、一日の中で本当に気を抜ける時間は一体どれほどあるでしょうか。幼い頃からその生活が当たり前。むしろ厳しい環境に身を置いて頑張る方が褒められる。生ぬるい環境にいると甘えていると言われる。自分は “何かをしていないと” 評価されない。どこかで努力していないと、体に鞭を打っていないと、「あの人はサボっている」と言われる。幼い頃から作られたその雛形を、雪だるまのように転がしながら肉付けして、やがて大人になっていきます。大人になったら、いよいよ甘えられない環境に入ります。さらに厳しく、ある意味、軍人のように、 “社会に通用する自分” になるため、常にプレッシャーがかかります。逃げたら負けという感覚にもなるかもしれません。こうして私たちは、幼い頃から今に至るまで、なんとなく危険にさらされているような環境にいるという認識を持ち続けます。それが常に “漠然とした不安” を抱かせ、そもそも、何か不安に感じることが “生きる上での前提” になってしまっているのです。これは、 脳の栄養の欠乏症 と言えます。幼い頃、あなたは愛されていたかもしれません。しかし “満足に愛されていたか” というと、定かではありません。人間の脳が必要とする愛の栄養素は、私たちが思っている以上に大量です。脳はパワフルにエネルギーを使う部位ですから、常に愛の栄養補給をしなければなりません。つまり、愛されているという感覚をどこかで吸収しなければならない のです。実はその部分が、幼い頃からずっとガス欠のまま走っている。それが、漠然とした不安がいつまでも拭えない根本原因です。愛の欠乏症を多少起こしていても死ぬことはありません。現に、私たちは生きていますから、大きな問題が起きているとは言えないかもしれません。しかし、MAXに愛に満たされた “フル充電の脳” と比較すると、世の中のほぼ全ての人が、愛の欠乏症のままエンジンをふかして生きています。一度も満たされたことがないと言っても過言ではないかもしれません。そして、一度満たされたとしても、何十年という人生を “愛に満たされたまま” 生きていくには、どうすればいいのか考慮する必要があります。食事と同じように満たされ続けていくことは必要です。ここまでの話で、漠然とした不安というものがどうして拭えないのか、ご理解いただけたでしょうか。それは、幼い頃からずっとあなたに起きていた「脳が必要としている分量の愛に満たされていない」という現象です。この根本的な問題を解決していかなければなりません。もちろん、その解決に足を踏み出すごとで、あなたの人生から “漠然とした不安” は解消していくでしょう。では、どのように解決をすればいいのか?次回に続きます。🔶世界トップ1%が公開したアイピーエム技術 無料説明会、お申し込みはこちら↓【アイピーエム技術 説明会 開催日とお申込みフォーム】