皆さま、こんにちは!
今日は3年前に訪れた日豊本線から
門川(かどがわ)駅の訪問記です。
ブログの表題に加草(かくさ)乗降場のことも書きましたが、
こちらは昭和34年に開設された乗降場で
いつの間にか消えてしまったという…
そんな謎めいた乗降場の跡地の最寄り駅でもありました。
ブログの後半で加草乗降場にも触れますので
最後までお付き合いください。
まずは門川駅の様子からです。
延岡市と日向市の中間に位置する門川町。
古くから漁業が盛んな港町で
駅から東方に100メートルほど進むと日向灘が現れます。
門川駅はそんな門川町の玄関口として
大正11年に開業しました。
今ある駅舎は平成6年に竣工した3代目駅舎とのこと。
正面から撮ると画角からはみ出るほど巨大でしたよ。
それではなぜ門川駅の駅舎はバカデカなのか?
実はここは東臼杵郡門川町にある唯一の鉄道駅。
そこで町は駅を観光拠点にするために費用を負担し
観光協会の事務所を備えた新駅舎に変えたそうです。
それならと、駅舎の意匠も遊び心が満載で
屋根は港町らしく「船」をモチーフにしたとか。
下から見上げると気づきませんでしたが、
跨線橋から俯瞰すると確かに船っぽいデザインですね。
町の努力が実ったからか?
国鉄時代は急行列車すら停まらなかった駅でしたが
現在は一部ですけど特急列車が停車するそうです。
門川駅えらい!
そんな経緯があるので、駅舎に駅名標の掲示は無く
駅とわかる看板が立っているだけ。
建物には町の施設名である
「門川町コミュニティーセンターAPIO」の表札が
掲げられてましたよ。
それでは門川駅はどのような駅なのか?
構内を覗いてみましょう。
門川駅は町の観光協会が業務を受諾する簡易委託駅で
駅舎内にきっぷ売り場(出札窓口)がありました。
後で知りましたけど、
ここでは常備券(予め行先等が印刷されてるきっぷ)が買えるそうで。
コレ目当てで門川駅を訪れるファンが多くいるんですって。
ここにはヒムカイザー?とやらのパネルが飾られてました。
ヒムカイザーがご当地ヒーローであることは
すぐにわかりましたが、
名称の「ひむか」とはなんぞや?と思いましたら
宮崎県の旧国名である「日向」のことだと。
「ひゅうが」だけではなく「ひむか」とも読むそうです。
なるほど!
こちらは同じホール内にある観光協会の事務所です。
続いてはホームにイン。
門川駅は列車の行き違いが可能な
相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
国鉄時代は相対式ホーム2面2線構造だったはずですけど
JRに移行直後に2面3線構造に改められた模様。
日豊本線の門川駅を含む区間は
平成4年のダイヤ改正に合わせて軌道を強化、
特急列車の高速化と増発が図られてますので
そのための配線の改良かもしれません。
跨線橋から構内を俯瞰しました。
自分は気づかずスルーしちゃいましたが
跨線橋から日向灘が見えるみたい。
海が写る写真は駅名標のコレだけでしたが…見えるかな?
駅名標のイラストにも描かれてますが
門川港ではカツオの一本釣りが楽しめるらしく。
釣り人に人気のスポットだそうですよ。
それと天然記念物であるカンムリウミスズメの繁殖地、
枇榔(びろう)島の最寄り駅とのこと。
駅舎にこんなパネルが掲げられてました。
実物のカンムリウミスズメはこんな姿らしい。
めっちゃカワイイじゃないですか!
枇榔島自体は無人島ですけど、
野鳥の観察会や釣り目当ての渡り船が
門川駅からも近い庵川漁港から出ているそうです。
これだけ多くの観光要素が詰まった門川町…
情報発信の拠点として駅舎内に観光協会の事務所を設けた理由が
よくわかりました。
さてさて、枇榔島も素晴らしいですけど
駅ファンなら一度は訪れたいのが
加草(かくさ)乗降場の跡地でした。
加草乗降場は海水浴場の最寄に設けられた臨時駅で
昭和34年に開業。
ホーム自体は昭和40年代半ばまで残されてましたが
営業を知らぬ間に終えてた謎多き乗降場なのです。
下は国土地理院のサイトから転載した
昭和36年撮影の航空写真ですが
ホームが写っているのがわかりますかね?
加草乗降場は門川駅寄り北側1.1キロの地点にありました。
加草乗降場付近をズームアップするとこんな感じです。
営業を取り止めてから50年以上が経過した加草乗降場。
ホームは消えてしまいましたが
現在の駅周辺も、営業をしていた当時と大差はなさそうです。
お恥ずかしながら
自分が加草乗降場の存在を知ったのはつい先頃の話。
せっかく門川駅まできたのに
加草乗降場の跡地をスルーしちゃいました。
そこでズルして
ストリートビューから切り抜いた画像をUPしちゃいます。
まずは乗降場のそばにあった加草踏切から見た景色から。
線路の左側が広く空いてますが
ここに加草乗降場のホームがありました。
昔の航空写真を見ると、
乗降場の出入口は加草踏切側の他に
海水浴場に近いホーム南端にもあったようです。
下はその出入口があった付近の現在の様子。
鉄製のフェンスがここだけ欠けてますけど
乗降場があった時代の名残だったりして?
乗降場から海岸線まで伸びる道は昔のまんまでしたよ。
再び話を門川駅に戻します。
Wikipediaを見て知りましたが
初代駅舎は空襲によって焼け落ちてしまったとのこと。
昭和22年撮影の航空写真を見たところ、
平成6年まで現役だった2代目駅舎と…
空襲により穴だらけになった周辺の田んぼが写ってました。
そんな門川駅の駅舎の脇には恒久の平和を祈念したモノか?
かわいらしい鐘が設置されてましたよ。
かわいらしい…かな?
加草乗降場跡をスルーしちゃった自分…
マジでぶん殴ってやりたいです。
門川駅から徒歩15分で着ける加草乗降場跡、
気になるのは自分だけじゃありませんよね?
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