皆さま、こんにちは!
久留里線を訪れた駅ファンの同志の皆さま、
こちらの木造駅舎を見て
ときめいた経験をお持ちではないでしょうかね?
久留里線・馬来田(まくた)駅です。
久留里線の前身である千葉県営鉄道の手により
大正元年に開業した馬来田駅。
駅舎に竣工年が記された建物財産標が見当たらず
正式な駅舎の建築年は不明ですが、
ネットを見ると「大正元年に建てられた」とされる記事が
多いようですね。
…この建築年、ホントかしら?
自分が駅舎の建築年に疑問を持った理由は
後ほど触れることにしまして…
先にも書きましたが馬来田駅は大正元年に開業。
開業当時はナローゲージ(762ミリゲージ)でしたが
国有化後の昭和5年に現在の1067ミリに改軌されてます。
駅舎の真ん前にタクシーさんの事務所が置かれてましたよ。
久留里線内でホーロー製の駅名標が見れるのは
ここと横田駅だけですからね、素晴らしい!
馬来田駅は数少ない有人駅(業務委託駅)のひとつでした。
出札窓口が開いているのは午前中のみ(曜日限定)とのこと。
それ以外の時間帯は
乗車証明書発券機のお世話になります。
馬来田駅は相対式ホーム2面2線構造…改め
現在は駅舎の反対側の線路が撤去されて
棒線構造に変わってました。
Wikipediaによると、上り線ホームが廃止されたのは
今から27年前の平成7年のことだそうです。
そんな昔の話なのに
今もホームが残されてる馬来田駅、
ステキだと思いません?(ただしマニア限定)
下郡駅側から線路が分岐し、
駅前側に留置線が伸びてました。
この留置線は馬来田駅で貨物の取り扱いがあった時代の名残で、
線路の手前側に貨物ホームと
ホームの上に大きな倉庫が鎮座していたみたいですね。
それでは冒頭に書いた、
馬来田駅の駅舎の竣工年が
開業時の大正元年ではないと思った件についてです。
国土地理院のサイトで
昭和22年撮影の航空写真を見てたら
ある違和感に気付いたのですよ。
中央に写るのが馬来田駅ですけど
上の方(東横田駅側)をよ~くご覧くださいませ。
久留里線とは別の路床が見えません?
これって久留里線が改軌される以前の
千葉県営鉄道が敷設したナローゲージの路床では
ないでしょうか?
だとすると、久留里線が昭和5年に改軌された際に
馬来田駅はわずかですが
西側に移設されたことになります。
軽便鉄道時代の線路は
こんな感じ(緑線)で伸びていたと推測しました。
この推測が正しければ
駅舎もこのタイミングで移設されたということで…
古い鉄道雑誌を見ると
「馬来田駅の駅舎は昭和6年に改装された」
という記載がありますが、
駅舎の改装時期と推測した移設の時期は
見事にドンピシャリなのですよ。
…ということで、
貨物ホームがあった場所が広く空いているのは
ここは軽便鉄道時代の馬来田駅構内だったから。
馬来田駅の駅前広場がやたら広いのは
軽便時代の駅の跡地だからと推測しましたけど、
史実をご存知の方がいらっしゃいましたら
ぜひお知らせください。
駅舎とホームの間に大きな段差があるのは
新線が盛土の上に設けられたからだと思いましたが、
真実はいかに!?
最後にホームネタをもうひとつ。
現役のホームの北側にて、
ホーム幅にずれが生じてますが
コレってなんだと思います?
はじめは木製ホームの残骸かと思いましたけど、
関東地方の久留里線に
そんな古風なホームがあるはずなく…
ナゾが多い馬来田駅…しゅき。
↑(木更津駅方面)
馬来田駅(令和4年8月24日)
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