2022年2月中旬に一人で廻った福島と栃木の温泉話シリーズ、再開します。
宿泊したお宿の話が済んだところまで進んでおり、これまでの行程をどうぞ。
自家源泉と創作料理が素晴らしい宿だった「本陣」。
この調子で塩原の宿の湯をいくつか立寄ろうと考えていたのだが、コロナ禍でことごとく立寄り入浴が中止されていた。
仕方ないので、今まで後回しにしていた大きめの立寄り施設へ向かうことに。
塩原温泉を通る国道400号をしばらく南東へ。
関谷北の交差点を左折して県道30号に入りしばらく進むと案内が見えてくる。
案内通り右折してのどかな道を進むと、やがて日帰り専門施設の「塩原あかつきの湯」へ到着。
牧場地帯のようなところの合間にある。
塩原あかつきの湯
こちらは2004年にオープン。
何度も那須塩原には来ているものの大きい日帰り施設はどうしても後回しにしてしまい、ようやく来たといったところ。
寒い2月という時期だったので少々寂しい雰囲気だが、新緑の頃などはさぞ美しいのだろうと思う。
男女別の浴場施設の他に、バーデプールと呼ばれる温泉プールもある。
窓越しに少し観察。
それなりの利用客がいる。レッスンもやっているらしい(有料)。
今回はプールは遠慮して(水着が必要だし)、浴場のみ使用。
10時からオープンだが、これまた数分遅れてしまった(^^;
この時の旅ではオープンアタックがなかなかできないな~。
詳しい営業時間は10時~22時で受付終了は21時。
毎月第3水曜日が休みだが、祝日の場合は翌日が休みになる。
入浴料は800円と、わりと観光地的な価格。
土日祝は1000円になる。
がしかし、共に17時以降は200円引きになるらしい。
オープンアタックに間に合わず駐車場もそれなりの車の数なため、落ち着いて館内を観察。
明るいロビーと売店。
休憩所も広々。
この他レストランもあったがまだ営業が始まっておらず、宿でしっかり朝食をとっているので利用せず。
浴場の入口はご覧↓の3つの暖簾。
左の男湯へ。
案の定、オープンアタックというよりフライングアタックしたと思われる常連さんたちが数人以上。
ただし皆さん同じ行動をとるので、全員洗い場に居る合間になどに撮影をさせてもらった。
内湯エリアはすごい湯気(^^;
真ん中の四角い枡はかけ湯。
源泉を使用していたがかなりぬるかった。寄り写真は無し。
最初のタイミングでは先客は内湯入浴中なので、まずは露天風呂へ。
露天風呂の方が写真がクリアなので、そこで源泉のお話を。
淡い褐色透明な湯は源泉名が「仮称塩原日の出温泉」。オープンからかなり経つがまだ仮称なのか。
ただし平成16年と古い分析書しか見当たらなかったので現状は不明。なので勝手に「(仮称)塩原日の出温泉」としましょう。
源泉温度68.4度、pH9.2のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.867g/kg。
1500m掘削で250リットル/分の湧出量。
この湯を気温の高い時以外は完全かけ流しにて使用している。この時は2月なので完全かけ流しであろう。
浴槽内の温度は測り忘れたが、適温だったと思う。
オーバーフローは浴槽の角にあるパイプへ。
源泉温度が高めなので投入量はそれほど多くないとはいえ、冬の露天はあまり人が来ないこともあり…おそらくこの日の露天一番客…新鮮さはしっかり。
そしてこの湯の色はそう、モール泉と言ってよいでしょう。
「本陣」の源泉よりも若干色は濃い。
淡い揮発系のアブラ臭、そして淡いモール臭がした。
淡いアブラ味とモール系の甘味もする。
とろみを帯びたツルスベ感が素晴らしい![]()
細かな茶色い湯の花が少し舞っている。
源泉が高温なためか、泡付きは確認できなかった。
内湯の入浴客が全員洗い場へ行ったので内湯エリアへ。湯気はどうにもならないので分かりづらい写真でスミマセン。
メインの浴槽に水風呂が隣接している。
手前↑が水風呂、奥がメイン浴槽。
メイン浴槽の使用源泉は露天風呂と同じ。
ここで源泉の成分を簡単にピックアップ。
陽イオンはナトリウムが231.5mgで98.05ミリバル%とほとんど。
以下は鉄(Ⅰ)の1.8mg、カリウムの1.5mg、カルシウムの1.1mgなどが続く。
陰イオンは炭酸水素が439.6mgで67.17ミリバル%、ミリバルベースだと次がなんとフッ素の24.3mgで11.94ミリバル%。
次に炭酸の27.2mgで8.46ミリバル%となる。
塩化物は8.2mgしかなく、硫酸も41.2mg。
アル単だがなかなかユニークな陰イオンの構成だと思った。
内湯で42度弱ぐらいの浴槽温度だったか。
完全かけ流しも露天と変わらない。
源泉の風味や浴感も露天とほぼ同じ。
湯口の温度を測ってみると。。。
57.4度としっかり高温のまま投入されている。
浴感の極上も変わらず![]()
ちなみに洗い場のカランは源泉のようなそうでないような…スミマセン、ちゃんとチェックできてません。
おそらく源泉を加水して使用するために風味が薄まっていたのだろうかと。
いずれにせよ写真は無し。
浴槽は他に寝湯があり、これも源泉使用。
デフォでブクブクもあるが、やはり完全かけ流しは変わらない。
やはり57度を超える源泉が投入されていた。
横這いになりながら入浴写真も撮るよね~。
さて最後に水風呂。
あ、サウナもあったけど未使用。写真もなし。
こちらもしっかりかけ流し。
そしてなかなか冷たい。
14.5度であった。
まあ外気よりかは温かいが。
せっかくなので内湯、露天、水風呂、寝湯のローテーションを何度か繰り返し、素敵な源泉を楽しんだ。
塩原あかつきの湯
栃木県那須塩原市関谷1689-1
0287-35-2711
入浴料 平日 800円 土日祝 1000円 共に17時以降は200円引き
10時~22時 (最終受付21時)
毎月第3水曜定休 (祝日の場合は翌日)
<源泉名:(仮称)塩原日の出温泉>
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
68.4度
pH9.2
成分総計 0.867g/kg
1500m掘削
250リットル/分(動力揚湯)
淡褐色透明
淡い揮発系アブラ臭、淡モール臭あり
淡アブラ味、モール系の甘味あり
とろみを帯びたツルスベ感あり
細かな茶色の湯の花少し
完全かけ流し(気温の高い時期は加水あり)
2022年2月入湯
※数値はH16の分析書より
































