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「良い面会をして欲しい」という願い
みなさまこんにちは。
本日もブログを読んで下さって本当にありがとうございます。
*弊事務所は「夫がモラハラ」のご相談が最も多いため、記事はその設定で記しています。
男女逆のケースは夫と妻を入れ替えてお読みください。
本日はタイトルの通り、親子交流(面会交流)について取り上げたいと思います。
シルバーウィークの連休中、
中にはいつもとは違う親子交流を行っている方もいらっしゃるかもしれません。
親子交流については、
弊事務所は開業から既に15年が経過しているため、
当時まだ幼かった子どもたちが今はすっかり大人になって、
自分自身が面会していた当時の心境を、
色々と聴かせてくれるケースがあります。
また現在進行形で
離れて暮らす父親と交流している子どもたちが、
カウンセリングに来て、
面会の時のエピソードや色々気持ちを私に話してくれることもあります。
弊事務所はそもそも母親の立場の方と事前にカウンセリングを重ねている事が多い為、
相手が我が子と言えども、
「別個の人格を持った、尊重すべき他者である」
という境界線をしっかり引ける方が多いです。
その為、
弊事務所での扱いが多いモラハラ離婚についても、
子どもの安全と福祉が最優先という大前提を元に、
「楽しく会えるのであれば、むしろ会って欲しい」
「子どもに”父親に忘れられている”と思わせたくない」
「子どもが希望するなら、その意思を否定してはいけない」
等と考えて面会に向き合う方が多いです。
それなのに実情としては、
むしろモラハラ元夫の方が連絡をしても返事もくれない、
面会の日が来ても何の音沙汰もない、
離婚のときはあんなに「面会!面会!」と大騒ぎしたのに
実際に離婚が成立すると最初の数回しか面会せず、
「あんなに面会したいと主張していたのに、
あれは何だったんだろう?」
こんなケースが多いのが、実情です。
面会に疲れた子ども達の声
弊事務所は「夫のモラハラ」のご相談が多く、
その場合、子ども達から見て父親もモラハラ、
という現実があります。
その前提の中で、
子ども達も最初は父親との面会を楽しみにし、
実際に面会自体も楽しんで帰って来ていた。
そういうケースは少なくありません。
母親であるクライアントさんも、
「きちんと離婚成立して、
目下モラハラに遭わない日常を手に入れられ、
養育費もきちんと取り決めが出来て、
面会も出来るようになった。良かった」
と考えていた。
それなのに。。
少しすると、子ども自身が面会にネガティブになる。
また、
モラハラの元夫が面会の約束を守らない、
取り決め以上の過剰な要求をする、
こういう事の積み重ねで、
面会の日時や方法を決めるやり取りに物凄く疲弊する様になってくる。。
そんなケースが、
弊事務所で取り扱ったケースでは多かったです。
最初は喜んで面会に行っていた子どもが
次第に行きたがらなくなったので話を聴いてみると。。
とにかく、子どもの意見を聞いてくれない。
「パパは命令ばっかりするから嫌だ」
「(出かけた先で)ソフトクリームも買ってくれなかった」
ファミレスで「好きなの食べなよ」と言われたのに、
「ちょっと高いメニューを選んだだけで、
あいつ(父親のこと)途端にキレたんだもん」
など。
毎回モラハラ父の行きたい同じ場所にばかり連れていかれたので、
だんだん飽きてきて、ある時勇気をだして子どもの方から
「ここに行きたい」
とリクエストしてみた。
父親はその日はそこに連れて行ってくれなくて、
でも、
「次の時ね」
と約束してくれた、なのに。。
次の時も結局色々言い訳して誤魔化されて、
いつもと同じ場所に連れていかれた。
日時の約束も、
モラ父の身勝手で何度もドタキャンされる。
子どももガッカリするし、
調整する母親にも負担がかかる。
ある時から子どもが急に面会に行きたがらなくなって、
大人になってから「あの時何があったの?」を聞かせて貰うと、
「実は面会のとき、ずっと母親の悪口を聞かされていた。
ずっと我慢していたけれど、我慢の限界がきた」
と。
(*本人の許可を頂いてご紹介しています)
またこれも、
「当時は母親にすぐ言えなかった」と前置きしつつ、
実は面会中に、父親はお酒が我慢できず酔っぱらっていた、
と言うケースも。
挙句の果てには子どもの前で
「金払ってんだから(養育費のこと)会って当然!」
と言い放っていた。
モラハラ父との面会のこういったエピソードは、
本当に枚挙にいとまがありません。
これでは
子どもが会いに行きたがらなくなる気持ちも分かります。
別れ際に泣く父親と、ケアに疲弊する子ども
また、モラハラ父のケースでお聴きしていて「多いな」と感じるのが、
面会の別れ際に、
「お父さんはまた一人ぼっちだ」
「寂しくて死にそうだ」
「ごはんもあんまり食べていない」
「寂しい、ママに戻って来てって伝えて」
などと、
毎回子どもの前で愚痴を言ったり泣くというパターン。
子どもが幼い頃は、
「パパが可哀想」
「パパが心配」
「パパに何かあったら大変」
と真剣に受け止め不安になったり心配してしまいます。
せっかく面会して帰ってきたのに、
気の毒に、
そのどんよりとした重たい気持ちを引きずることになってしまうのです。。
ただし、
(これはあくまで弊事務所で見て来たケースに限りますが)
これを繰り返すうちに、
だんだん子ども自身がそういう父親の態度に呆れ、
同時に、精神的にもとても疲れるてくる。
面会が終わる時間が近づくと、
ものすごく父親に気を遣って、父親のケアに回ってしまう。
親が子どものケアをするのではなく、
子どもが親のケアをする状態が、常態化するのです。
高学年や中学生くらいになると、
私の前で父親の暗い顔や泣く姿、
父親が愚痴る口調などを笑いながら真似して見せてくれた子も
何人もいましたが、
そうやって茶化して笑っている子もきっと、
内心では、
毎回繰り返し、親の感情のケアをさせられることに
疲れ切っていたのだと思うのですよね。。
面会が上手く行くケースもある
一方で、数は少ないですが、
面会が上手く行くケースももちろん見てきました。
最近とても多いのは「ゲーム繋がり」です。
(時代を感じますね。笑)
母親には普段時間制限されるゲームをたくさんできる、
高いアイテムをプレゼントして貰える、
父親がゲームが得意だから
一緒にプレイしてランクを上げてもらえる等々。
ゲームばかりになるのも本音ではどうかと思っているのでしょうが、
それでも私のクライアントさん達は、
「月に数回の事だし、目をつぶっています」
と。
その他でもやっぱり、
”子どものニーズ(したいこと)”を最優先して会ってくれるケースでは、
面会が穏便に長続きしている様に感じます。
身も蓋もない言い方になって恐縮ですが、
やっぱりかけるべきところで必要な額のお金はかけて貰って、
(それこそさっきの例の様に、
せっかくレジャーに出かけているのに、周りがみんな食べている中で数百円のソフトクリームすら買って貰えないとかはちょっと。。と思いますよね。汗)
子どもが「楽しい!」と思える面会をしているケースは、
高校生などの
”いわゆるお年頃”
になっても、交流が自然に続けられている印象です。
(一緒に”推し”のライブに行ったとかね)
そして「楽しい」と並んで何より大前提になるのは、
「安心安全」。
些細なことで不機嫌になるとか、
外で怒鳴るとかキレるとか、
そういうのは論外ですよね。
「元妻のせい」にする前に
身勝手なドタキャンや
自分の行きたい所優先の面会を続けた後に、
子どもの方が疲れたり、
楽しくないからと面会に前向きじゃなくなったとき。
しばしばモラハラ父は、
「元妻が子どもに何か吹き込んでいるに違いない!」
「元妻が、自分からの連絡を子どもに伝えていないのでは!?」
などと、
面会が上手く行かない理由を、
勝手な想像で元妻の責任とするケースにも、度々遭遇してきました。
子どもが離れていった理由について、
まずは”面会中の自分の行動”の中に探そうとせず、
真っ先に他者のせいにする。
この辺りはモラハラ特有だなと感じてしまいます。
子どもが何が好きか?
今何に興味が湧いているか?
年齢的に何をしたら楽しめそうか?
子どもが楽しく過ごせているか?
自分がしたい事や見栄えを優先するのではなく、
もっと子どもをちゃんと見て、
子どものニーズに応えてあげてほしい。
親子交流(面会交流)の取り決めの仕方や
ルール作りのコツ、
そして何より子どもへのフォローや説明、
こういったところは、
実際にとてもご相談が多いです。
16年のキャリアを持ち、
何より当事者だった子ども達の声を聞いてきた弊事務所にとって、
得意であり、
かつ大切にしている部分の一つです。
よくこのブログの内容について、
「説得力がある」
「一番”分かってくれている”感じがあった」
と仰って頂くことが多いのですが、(ありがとうございます)
ある意味それは当然で、(恐縮ながら)
なぜなら、
これまでご相談を寄せて下さった多くの女性達が、
「同じように困っている人がいたら、
私の経験を使ってもらってかまいません」
「ブログに書いたっていいですよ」
などと、
貴重な実経験をお土産に置いて行って下さっているから。
当時は子どもだった、今は大人になったかつての子ども達が、
「今困っている子がいるなら、
自分の経験は話して貰っていいからね」
「自分もそうだったから分かるけど、
子どもって言葉でうまく言えないから、ちえ先生ちゃんと分かってあげてね」
と、
子ども達まで気持ちを寄せて下さっているのです。
そういう人たちの温かな期待に応えられているか、
まだまだ奮起しなくては、と気を引き締めつつ、
今、困っている人、
不安を抱えている人、
しんどい人がいるなら、
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