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公認心理師・行政書士の佐藤千恵です。
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モラハラ夫が一人になるとどうなる?
「離婚した後、夫はどうなると思いますか?」
「モラハラの夫が妻に離婚されて一人になると、その後どうなるんですか?」
これは数多くお聞きするとまでは言えませんが、しばしばご相談場面でされる質問です。
いくつか気になるポイントがある様ですが、これまで対話してきた女性達の意向を纏めると、
◆離婚したらモラハラは治るのか?
◆私だから相性が悪かっただけで、他の人と結婚したらモラ夫も幸せになれた?
◆離婚後はさすがのモラ夫も自分の非を認めるだろうか?
◆離婚後も面会で関わる事になるが、モラ夫は変われるのでしょうか?
こういった疑問が根底にあるのかな?と感じています。
メンタルが弱いのにプライドは高い
私がこれまで見て来た限りのお話しかできませんが、
基本的にモラハラ夫が離婚された事をきっかけとして変わった(DVモラハラをしなくなった)というケースは、
残念ながらほとんど経験していません。
最終的な結果はまだ分かりませんが、現状で
「この人は変われた(変われる)かも?」
と思えたケースの方は、
いわゆるDV教育プログラムに真摯に通われた方でした。
そして繰り返しですが、私の経験上それが出来た人自体がかなりの少数です。
モラハラさんって、
メンタルは弱いのにプライドは異様に高い人、
という印象です。
不安が強くて自信が無くて、
現実の自分と折り合いをつけることができず、
けれどプライドは高いから、高すぎる期待やセルフイメージと現実の自分の乖離を自分の力で埋めることができない。
それですごく苦しくて、ストレスも溜まって、不全感や不満にさいなまれて。。
それらを埋める責任を一手に背負わされてきたのが妻。
あくまで私が見て来たケースですが、
ケアをする側とされる側の役割(責任)が偏在している、
そんな夫婦関係であることが多かったです。
そうして不全感や自信の無さ、高すぎるプライドを埋める役割を妻に依存していたモラハラ夫が、
離婚した途端に全てを一人で賄い自分で立って行けるかというと。。
そうではないケースが圧倒的に多かったです。
一人ではいられない
引き続き私が経験してきたケースからの話になりますが、
モラハラ夫は一人で自分自身を立てておけない人が多い為、
離婚後も元妻に強く執着するケースは多いです。
また、執着しないケースでは、
すぐに次のパートナー探しに躍起になるケースと、
(元妻に執着しながら新しいパートナー探しにも心血を注ぐ、というケースもあります)
無気力になりセルフネグレクトの様な感じになるケース、
この3つに大体が当てはまります。
健康的に、元妻とも適切な境界を引き距離感を保って、
お互いに子どもの父母として責任をもって必要な範囲内で協力していく。。
そういう健康的な展開になるケースは、残念ながら弊事務所ではほとんど経験できていません。
(ただし時々は、離婚後の方が元夫と良い関係になれた、というケースもありますので併記しておきますね)
妻に別居をされたり離婚をされた途端に、ご近所や親兄弟、友人知人が引くと言いますか、
「子どもの気持ちも考えてあげなよ」
「いい加減にしろよ」
と周囲の人も言わずにいられないほどの早さで次の女性を見つけている。
出会い系サイトで女性を検索しまくっているモラハラ夫。
そういう話が周囲から元妻に漏れ聞こえる位に次のパートナー探しに躍起になっている、
そういうケースも複数経験して来ました。
独身に戻った後は、どのタイミングでパートナーを作ろうが全く自由ですが、
ただし、
新しいパートナーと子どもを会わせる時には、
父母間での事前調整やフォロー体制を整えておくことは、子どもの安心感の為にも必要と考えます。
特に子どもの年齢が幼ければ幼いほど。
子どもを面会に行かせたら突然父親の新しいパートナーがいて、
子どもがショックを受け戸惑いながら帰ってきた。
そういうケースも残念ながら、これまで複数経験してきました。
こういうケースって、
帰宅して母親の顔を見た後や、夜お布団に入ってから、お風呂に入っている時、夕飯のときなど、
子ども達、泣くんですよね。。
そして、泣いた子ども達の精神的フォローは母親(同居親)がすることになる。
なぜもう少し子どもの心情に配慮できないのだろうかと、
ここは率直にそう思わずにいられません。
誰かに立てて貰わないと
以前に
↑こちらの記事を書いています。
精神的にひとりで立っていられない、
誰かに世話をさせ自分は特別、自分はすごいと思わせて貰わないと、ストレスや不全感、怒りを自分自身で処理できない。
そういう傾向を持つモラハラさんをこれまでたくさん見てきました。
「夫がDVモラハラ」というケースでは、
「女は男を立てろ」
「夫を立てるのは妻の役目」
「お前には夫を立てようという気持ちが足りない!」
という内容を何度も言われた経験を持つ、
そういう女性達のお話をこれまでたくさんお聞きして来ました。
けれど、上でご紹介した記事でも書いている様に、
誰かに自分を立てる事を暴力的に要求するのは、成熟した大人のする事とは言えません。
自分で立つのが大人です。
本日も、弊事務所で取り扱いの多い「夫がDVモラハラ」という事例で書きはしましたが、
「ひとりでいられない」「ひとりで立っていられない」は、
男女逆でモラハラ妻のパターンでも当てはまることが多いと考えます。
その場合は夫と妻を入れ替えてお読み頂き、
なおかつ少しでも参考になりましたら幸いです。
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