同じ着物を見ても、「素敵!」と思う方もいれば、「私が着るには少し違うかな」と感じる方もいます。
コーディネート講座には、毎回、好みの違う方が集まります。当たり前といえば当たり前。一人として、まったく同じ好みの方はいませんものね。
ほかの方の組み合わせを見ると、「ここが素敵」「でも、自分ならこちらを選ぶかな」と、好みの違いがはっきり見えてきます。すると、自分は何が好きで、どんな組み合わせなら落ち着くのかも、少しずつ分かってくるのです。
案外、自分の好みこそ、分かっているようで分かっていないものなのですよ(笑)。
今回は、そんな発見もあった東京休日午前コースの皆さまの、全6回を終えてのご感想をご紹介します。

「ご一緒した皆様も研究熱心で、刺激の多い講座でした。色だけではない方法でコーディネートを考えられるようになり、自分の『好き』を分析することも、選ぶ自信につながりました。迷ったときはレジュメを見直しながら楽しみたいです」
好きな理由が分かると、手持ちの着物を組み合わせるときにも、新しく選ぶときにも役立ちます。ほかの方の着物を見て、ご自分の好みに気づくこともあります。
「受講前は、色を中心になんとなく合わせていました。今は、まず着物と帯の格を見て、順を追って考えられるようになりました。組み合わせられないと思っていた着物と帯にも、挑戦できそうです。ほかの方の悩みや、好きなものを聞けたことも学びになりました」
この方は、柄の大きさや量を判断するには、まだ時間がかかりそうだとも書いてくださいました。最初から迷わず決められなくても大丈夫です。「今回はこう考えて合わせてみよう」と試し、しっくりこなければ理由を探す。その繰り返しで、判断できるようになっていきます。
「以前は、色を中心に考えていたため、装いが『無難で、いつも同じイメージ』になっていました。講座で学んだことを生かして、『今回はこう考えて装いました』という自分なりの根拠を持てたら、和装がもっと楽しくなると思います。同じ興味を持つ皆様と学べて、世界も広がりました」
「今回はこう考えて装いました」と言えるのは、いいですね。私が決めた組み合わせを覚えるより、ご自分で考え、納得して選べるようになることを大切にしています。
「今までは、しきたりやルールを重要視していましたが、もっと和装を楽しみ、チャレンジしたいと思えるようになりました。同じタイプの方の組み合わせを客観的に見たり、違うタイプの方の合わせ方を知ったりできたのも、大きな学びでした。毎回コーディネートを持参したことで、自分の持ち物の傾向も見えてきました」
人の組み合わせを見ていると、「私はここを変えたいな」と、自分の好みまで見えてくることがあります。いろいろな方の着物や帯を一緒に見られるのは、グループ講座ならではのおもしろさです。
「還暦を迎える年になり、年相応の格好をしたほうがいいのかな、と悩んでいました。でも、そういう装いはあまり似合わないし、好きなものを着るほうが気分も上がります。講座を受けて『私はこのままでいいんだ』と、自分のことを全肯定できました。皆様の悩みを共有できたことも、学びにつながりました」
「自分を全肯定できた」という言葉が、とても印象に残っています。年齢を理由に好きなものを諦めるのではなく、ご自分の特徴を知ったうえで、どう着るかを考える。好きな装いを、自信を持って楽しんでいただきたいです。
「似合いやすいものと、そうでないものの理由を確認できました。苦手なものや憧れのものを、自分に寄せる考え方も学べました。色からコーディネートを考えないようになり、多色の帯締めの出番も増えました。ちょっとずつですが、前に進めたかも、と感じています」
「ちょっとずつ前に進めたかも」。それで十分です。6回を終えたら迷いがなくなる、というわけではありません。迷ったときに立ち戻れる考え方があれば、これからもご自分で試していけます。
東京休日コースの皆さま、半年間ありがとうございました。同じ着物を見ても、選び方も、落ち着く組み合わせも、それぞれ違う。皆さまと一緒に考える時間を、私も楽しませていただきました。
チアキ式 着物コーディネート講座【理論編】では、着物や帯の格、柄、素材感を見極めながら、ご自分の「好き」をどう活かすか考えていきます。ほかの方の組み合わせを見ることで、「自分ならどう選ぶか」を考えられるのも、講座の楽しさです。
講座の内容と日程は、こちらをご覧ください。
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▶全6回を終えて:東京平日教室のご感想
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