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「先生はモラハラに遭わないですね」と言われる理由
みなさまこんにちは。
いつもブログを読んでいただきましてどうもありがとうございます。
公認心理師で行政書士の佐藤千恵(ちえぼぅ)です。
*弊事務所は「夫がモラハラ」というご相談が最も多いため、記事はその設定で記しています。
ご自身の状況に合わせ、夫や妻、親や子などを適宜置き換えてお読みください。
ここ最近、カウンセリングの中で
「境界線(バウンダリー)の引き方」や、
「私ならこういう時、こう考える」
といったお話をした時に、
クライアントさんからこんな風に言われることが重なりました。
「ちえ先生は、モラハラに遭わないはずだわ」
「そりゃあ、モラハラ夫のターゲットにはならないですよね」
「ウチの夫は絶対ちえ先生は選ばないと思う、モラできないから」
私自身は、モラハラに遭わないために、
何か特別なことをしているつもりはありません。
しかし、
今現在モラハラ禍にある方がお聞きになった時には、
この
「自然とやっていること」
が、
結果的に境界線を明確に引き、
モラハラから身を守る盾になっているのだと気づきました。
そこで本日は、
モラハラに遭わないために意識したい「2つの境界線」について、
みなさんと共有したいと思います。
1,相手のコンディションの責任者にならない
モラハラ夫は、
頻繁にこんなメッセージを発してきます。
「お前が俺を怒らせたんだ!」
「お前のせいで俺の気分は台無しだ」
「俺を不機嫌にさせる天才だな、お前は」
これらを言われ続けると、妻は
「私が夫を機嫌良くさせなきゃ」
「夫に気分良くいて貰う為に、どうしたらいいだろう」
などと思い、
必死に対応しようとしてしまいます。
しかし、ここはきっぱりと線を引くところ。
- 自分が気分良く過ごすこと
- 機嫌良く過ごすこと
この責任は、
大人であれば「自分自身」にあります。
夫をご機嫌にするのは夫自身の仕事であり、
あなたは夫の機嫌を取るために生きているわけではありません。
自分の不全感(イライラや不満、モヤモヤ)は、
まずは自分で対応するのが大人の基本です。
だから、
あなたが夫に機嫌よく過ごして貰う事を最優先する必要は
全くないのです。
モラハラ夫が気分良く過ごせているか?
忘れ物はしていないか?
体調は整えられているか?
機嫌が悪くなる要素はないか?
ここであなたが相手の気分や機嫌、
コンディションを最優先にしてしまうと、
モラハラさんの場合はそれが常態化してしまいます。
大人であれば、
忘れ物をしないとか、体調を整えるとか、
気分良く仕事やプライベートに取り組むためのコンディションの調整とか、
それらは本人の責任。
境界線を越えて、相手の責任者になってはいけません。
あなたが優先すべきは相手の機嫌ではなく、
「まずはあなた自身が楽しめているか、安全に過ごせているか」
です。
2,「それは誰のニーズか?」を意識する
これも根っこは1つ目と繋がっていることですが、
物事が起きた時に
「これは誰のニーズ(欲求)か?」
を見極めることも重要です。
「俺は〇〇したかったのに!」
「俺が〇〇の時は△△だろ!」
とモラハラ夫に怒鳴られた経験を持つ方は、
数えきれないほどいらっしゃるでしょう。
でもよく考えてみてください。
「〇〇したい」
「〇〇であれば△△にしたい」
というのは、夫のニーズですよね。
だったら夫自身が自分でやるか、
自分でできないなら妻に「お願い」や「相談」をするのが筋です。
お願いも相談も一切せず、
それで自分の思い通りにならないと
「やってくれないお前が悪い!」
「お前がちゃんとしていないせいで俺は最悪の気分だ!」
などと責められても。。ねぇ。
これは完全に境界線を越えて、
自分の欲求を「察して動く」ことを求めている。
自分のニーズなのに、
それを満たす責任を妻に押し付けています。
これを読んで下さっているみなさんも、
自分が不機嫌になった時に、
他人に対して
「私の機嫌を取ってよ!」
「早く私の気分を良くさせなさい!」
なんて、求めないですよね?
相手が夫であっても同じです。
普通に
「ちょっと話を聞いてくれないかな」
「ストレスたまり気味だから、少し休ませて」
「気分転換に付き合ってくれない?」
などと言葉で伝えてくれれば、
夫婦なのですから、こんなことくらいお安い御用ですよね。
しかしそれを言葉にせず、
不機嫌な雰囲気を出したり、
ドアを「バン!」と閉めたり、
グラスを「ガン!」と置いたりする乱暴な態度で
「俺は不機嫌だ、察しろ!」
「早く俺の機嫌を取れ!」
と威圧してくるなら。。
それは相手にする必要はありません。
そういう夫の幼稚なニーズを最優先に叶えようとして、
それであなたが疲弊するのはとても不健康なことです。
境界線を引く練習、始めませんか?
「相手にしなくていい、とは言われても、
私が何とかしないと家の中がどうにもならなくなる」
実際モラハラ禍にいらっしゃる方の本音は、
もしかしたらこういう感じかも知れません。
けれど、コミュニケーションは本来相互的なもの。
そおっと、少しずつ少しずつ
境界線を分厚くすることは可能です。
そしてそのためには、
今現在置かれているモラハラの環境、サイクル、構造を理解し、
自分自身の「考え方の癖」や「認知の傾向」を知ることも大変有効ですし、
そもそも「自分を知る」ことは、
絶対的に必要なことだと私は考えています。
「頭では分かるけれど、
モラハラ夫が不機嫌になるとどうしても怖くて
機嫌を取ってしまう。。」
そういう方も、お気持ちはわかります。
(私も元当事者です)
まずは一度カウンセリングを試してみませんか?
なお、本日書いたことは、
夫婦関係だけでなく、
友人関係や会社での人間関係など、
様々な場面で境界線を保ち、
ハラスメントのターゲットにならない為に有効なことだと考えます。
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