皆さま、おはようございます!

 

わりと単調な構造の無人駅が続く大湊線ですけど、

その中にも、輝かしい過去の歴史を秘めた駅があるのですよ。

今の姿からは想像すらできないのですが…

 

今回はそんな駅をいっちゃいます。e08171/大湊線・赤川駅

大湊線・赤川(あかがわ)駅です!

広~い原っぱの中にポツンとある、

小っちゃな待合室があるだけの無人駅ですが、

これでも大正10年開業と、長い歴史を持った駅なのですよ。

 

その待合室も「雪国なのに本当にこれで大丈夫か?」仕様というか、

ポリカーボネート波板を打ち付けただけの、とっても簡素な構造ですの。

まぁ、軽くて丈夫なポリカーボネートですから

雪で押しつぶされることはないんですようけど、

大湊線内では、もっとも手のかかっていない駅であること間違いなしです。e08172/大湊線・赤川駅e08173/大湊線・赤川駅

 

そんな赤川駅ですから

駅構造も簡素で単式ホームが1本あるだけなのですが、e08174/大湊線・赤川駅

 

ホームの向かいには廃ホームのお姿が。e08175/大湊線・赤川駅

実はここ、昭和16年までは、田名部町柳町を結ぶ

馬車軌道・田名部運輸軌道起点駅だったのですよね。

 

赤川駅、開業当初は田名部駅と呼ばれておりまして、

大湊線の全線開通に併せて開業した駅でした。

ところが田名部駅の開業予定地が田名部地区の町外れであったために、

田名部駅と町の中心地まで結ぶ馬車軌道を敷設、

大正10年に田名部運輸軌道(当時は田名部軌道)が開通したのです。e08178/大湊線・赤川駅

赤線部が田名部運輸軌道の軌道跡だそう。

 

田名部地区の玄関口として田名部駅は栄えたようで、

昭和23年に撮影された航空写真には、

留置される貨車(無蓋車)の姿も写っておりましたよ。e08176/大湊線・赤川駅

この写真を見ると、現存する廃ホームは島式で、

当時は相対式と島式ホームの2面3線構造だったようで。

駅舎とは反対側にも鉄道施設があって、

今じゃ想像できないくらい賑やかだったようですね。

 

その後の田名部運輸軌道ですが、

昭和14年に国鉄大畑線の開通によって

本田名部駅(昭和23年に田名部駅に改称)が開業したために、

昭和16年をもって廃止されたようです。

大湊線の田名部駅も、大畑線の駅に駅名を譲り

昭和23年に現在の赤川駅になりましたとさ。

 

さてさて、田名部運輸軌道の形跡が少しでも残っていないかと思い、

過去の航空写真を眺めていたんですけど…

ありました!e08177/大湊線・赤川駅

こちらも昭和23年に撮影された航空写真です。

3つ上の画像の緑〇で囲った交差点なのですが、

左側、田名部柳町に向かうカーブが緩やかになっておりますよね!

これぞ、ここに軌道があった証でしょう(たぶん)。

 

こんな華やかな歴史を持った赤川駅も、今は原っぱの中…e08170/大湊線・赤川駅

でもでも、そんな赤川駅に、そそられるのは自分だけ?

 

☆追 記☆(平成27年6月27日)

駅前に、田名部運輸軌道時代のカーブが残っているのでは無いかと思い、

再訪の際に駅前をチェックしました。f0915f/大湊線・赤川駅f0915g/大湊線・赤川駅

田名部運輸軌道が現役だったのは

今から74年も前のこと。

さすがにそんな形跡は残ってませんでしたわ。
 

 

訪問駅リスト(JR線)

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