昨日は友人のお母さんの誕生日会で湖水地方にあるアフタヌーンティーへ。
女性ばかりで12人、3時間半のアフタヌーンティーを楽しんだ。

イギリスにきてからロンドンのとある紅茶専門店でのアフタヌーンティーと、湖水地方のアフタヌーンティーとを何度も体験してきたが、結局私は紅茶の茶葉にどこまでこだわりを持って出しているのかで決まると思っている。
紅茶好きな私にとって、一緒に行くイギリス人の全員がコーヒーを頼む時、その紅茶の香りは一瞬で消えるわけである。

それでも口の中に広がる風味。
友人は「紅茶なんか味一つやろ?」とこだわり無しのイギリス人。
ダージリンでも味は「苦い飲み物」だから砂糖とミルクを入れる。
アールグレイなんて「匂いが無理」と言う。

私がイギリスに来てアールグレイが好きというイギリス人は、亡くなった義父一人だけ。
だから娘が小学校高学年あたりから、アールグレイ茶葉をロンドンから取り寄せ、その旨さを教えた。
おかげでアールグレイも好きになった。

亡き義父が私に聞いた。
「君は日本人やのに、何でそんなに紅茶に詳しいのか?」と。
私は言った。
「日本人はめちゃめちゃ紅茶好きな人多いですよ」と。
こだわりがあるから専門店も多くある。

私が紅茶にハマったのは18歳。
友人に連れて行ってもらった「ロンドンティルーム」で飲んだアイスアールグレイがビックリするほど旨かった。
もう今はないが、当時は北新地にも店があり、そこが初めて行ったロンドンティルームだった。
以後、毎週堂島にある本店に行くのが楽しみになった。
堂島はサラリーマンが多い。
夕方近い午後、サラリーマン男性が一人で紅茶を飲む姿も珍しくない。
それほど、紅茶は日本人に浸透した飲み物である。

カーライルにも一件、昔からある紅茶専門店がある。
時々、そこで茶葉を買う。
アールグレイを入れた時は、亡き義父の写真の前に3分だけ紅茶を置く。
20年前、生活環境も言葉の壁にもぶち当たり過ぎていた私に寄り添ってくれた義父とのアールグレイ時間である。

今日はシュウマイ。


なんちゃって焼売も、慣れればうちの焼売である。
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友人の姪っ子の話。 友人の姉の夫は、イギリスで常に大ヒットを生むドラマを作る敏腕プロデューサー。 そのドラマも?あのドラマも?と見てない人はいないくらいヒットするドラマに関わっている。 であるから、収入も当然あるわけで、ロンドン近隣にあるベットルーム10室の家に住み、お手伝いさんは2人、一人娘には生まれた時からナニーがついている。 再来年から中学に上がる。 友人の姉は一般公立で良いのではないか?と考えているが、夫は私立1本。 小学生であるが、既にプロゴルファーによるゴルフレッスン、元ロイヤルバレエにいた人によるバレエクラス、バイオリニストによるバイオリンレッスン、ピアノレッスン、フランス語レッスン、器械体操、スイミング…と休みがないスケジュールでお稽古をこなす。 日曜日のみ、50gのおやつを許可されている。 テレビ、ゲームは当然あかん。 寝る前2時間は監視付き読書が必須。 寄宿学校に行った場合、このおやつやインターネット、テレビやゲームが他の生徒から悪い方に影響される恐れがあるから、通学する形態を取るのだそうであるが、叔母として友人は「でもさあ、いつか必ずおやつの味を知り、ジャンクフードの味を知るよなあ...厳しすぎる意味はあるんかな…」と言った。 そもそも、あのチャールズ国王だって、名門校を出たのである。 由緒ある名門校を出たのである。 気高く躾され、名家の友人らに囲まれたはずなのに、カミラという女に溺れたまま電話通話まで暴露された。 名門校を出ても出なくても、人として持ち合わせる常識や思いやり、心の持ち方は名門校とまるで関係がないと、今の国王が教えてくれている。 そういう意味で、チャールズ国王は国民にとって良き教師ちゃうか?と笑いながら言うて茶を友人と飲むオバハンの私。 人気ブログランキングへ
昨日、私のユーチューブで餃子を作ったという知人2人から連絡を貰った。
2人とも60歳近い女性である。
日本人が食べたら、決してそれは餃子ではない冷凍餃子がスーパーに売られているのを買って食べてはいたが、いつも行くスーパーで買える食材で餃子が作れるなら!と、チャレンジされたのだそう。

私がユーチューブで料理を紹介するにあたり決めている事は、日本でしか買えない材料又はカーライルという立地で買えない、または馴染みのない材料は可能な限り使わないこと。
取り寄せなければ作れない、その野菜を自家栽培しないと作れない…となると、日本人以外はやる気を失せる。
私も20年ここに暮らし、米や醤油などはロンドンから取り寄せしているが、それ以外は地元スーパーで買えるもので作る工夫に慣れる方がラクだったこともあり、具材は変わり種かもしれないが、それに似せて近づけて作っている。
そういうレシピを我が子に残す事に意味があると考えているからである。

で、その2人が私に言った。
「人生で一度も豚ミンチを使った事が無かったから、扱うのに戸惑った」と言った。
そうなのである。
私の知っているイギリス人で、豚ミンチを使う人がいないのは、使うレシピを知らないからなのである。
多分、伝統料理に豚ミンチを使うレシピが無い家庭環境で来て今に至ると、そうなるのかもしれない。

日本人は食の幅が広い国民に対し、同じ島国でもイギリスの場合は差がある。
5種類くらいしか食材を使わない人と、そうでない人が極端にいると私は感じる。
日本人は他国の食文化を取り入れアレンジ出来る能力が高いのか、追求心が高いのかはわからないが、イギリスの人にとって使った事がない材料を使うのは相当なチャレンジであり、それをいつも行くスーパーで買えるならチャレンジしてみようと思ってもらえるように私は考えて作るようにしている。
だから近隣スーパーの外国食材コーナーはできる限りチェックしている。
春雨が売っているから春雨レシピも出せるし、オイスターソースも売っているから使える。

私がまだ20代前半の頃、会社の先輩が彼氏に肉じゃがを作ろうと張り切ったが、彼氏の家にみりんが無くて作れなかったという話をした。
すると更に年上の先輩が「みりんが無くても、砂糖と醤油があれば、後は材料の旨味でそれなりになるから料理本の通りの材料がなかったら、料理本通りの調理器具がなかったら出来ないという事はないねんよ」と優しく言ったのが、今も場面のまま私の記憶にある。

炊飯器でないと米は炊けない、強力粉でないとパンは作れない…そう思い込んでいる人も案外多いのかも知れないと、ここに暮らして思う。

今日はパイナップルヨーグルトケーキ


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ここに住み、18年程仲良くしている夫婦がいる。 私たちよりは遥かに年上のおしどり夫婦。 とにかく仲良しのご夫婦で、私も随分と助けてもらったり、頂き物をしたりした。 今の家に越してから頻繁に会わなくなったものの、バッタリスーパーや車道で隣り合わせになったりして、互いの元気を確認しあえていた。 半年前に夫が買い物中、その夫婦のご主人とバッタリ会ったときに、奥さんが脳梗塞で入院したと聞いた。 退院してしばらくしたら見舞いに行きたいね、なんて話していたら、また別のスーパーで夫は再びご主人に会う。 その時、ご主人が奥さんが退院してはきたが、人格がガラリと変わってしまい、見舞いに来てくれても多分喜びはしないと思うと言った。 僕と一緒にいたくないと言い出し、妹さんが暮らす海沿いの町へしばらく静養に出たいと言うから、それがよいかもねと話しているという内容だった。 それからしばらくして、夫は再びご主人に会う。 「奥さん、どうですか?」と聞いたら、「出ていった」 と言った。 海沿いの町で療養していた時に出会った男性と暮らしたいから、離婚してくれと言ってきたそう。 その頃、2人目の孫も生まれたばかりだった。 孫を溺愛していた奥さんが、「何もかも捨ててかまわない」と、家に再び戻ること無く、2度と孫を見に来るでもなく、そのまま戻らず今に至る。 ご主人は担当医に相談。 医師は「奥さんの場合、レントゲン上は脳に損傷はなかったから、後遺症もないだろうという診断ではあるけど、脳梗塞を起こした患者の人格が変わってしまった症例は決して珍しくない」と言われ、家族が出来るだけ奥さんを理解してあげるしかない、と言われたそう。 この9月からお孫さんは小学校に入る。 先日、娘さんとスーパーで会った時に「お母さんは、孫の小学校の送り迎えは私がやりたい、ケーキも一緒に作りたい」と楽しみにしていたのに、もうそんな事はどうでもよくなって、男性に夢中なのが悔しくて悲しくて…と言った。 後遺症のせいで家族はバラバラになった。 お母さんのせいではないと、医師から説明されたが、受け入れられないまま今の生活を進める家族にとっては、辛いだろうなと思う。 夫婦の娘さんは2人目を出産し離婚。 今は実家で暮らしているそう。 その方がお父さんも寂しくないだろうから、と言った。 いつかお母さんが戻ってくるのを待っている。 人気ブログランキングへ
毎週行くスーパー。 このスーパー内にあるパン売り場は月一くらいのペースで一部のパンが焦げすぎているか、フワフワバーガーパンが二次発酵を明らかに失敗して膨らまずに焼いてしまったせいで、固く小さく焼けたのに売っている時がある。 焦げてないのもあるから、焦げすぎているのが余計に目立つが、シレーっと並べている。 今日は丸いパンを買いたかったが、明らかに二次発酵失敗作だったので、別のパンにした。  この焦げパンを見ると、ああ今日も平和だなと思う。 人気ブログランキングへ
朝晩10℃を下回ってきたカーライル。 いよいよ秋になった。 短すぎる夏だからこそ、太陽の日差しがこれほど人の気持ちを左右すると知れた。 亡くなった義母が言っていた。 「季節の野菜と果物を楽しみなさい」と。 そうしたら、四季の有り難さが幸せになると言っていた。 先日また餃子を作った。 ニラも餃子の皮もないが、イギリスで作れる私なりの餃子である。 息子が私に「僕がもしイギリス人の人と結婚したら、カレーライスも餃子も作ってもらえないね、仕方ないね日本人じゃないなら。でも大丈夫、お母さんのユーチューブを見て僕が作れば良いね」と言った。 息子よ、料理せんイギリス人と結婚したらマジでキツいぞー と内心思う母。

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前の職場で約10年一緒に働いた子がいる。 私が入社した時、彼女は16歳で、週末だけのアルバイトだった。 それから大学に入り、アメリカに一年行き、戻ってきて正社員となり、後に店長になる。 私は彼女と働き始めたとき、ちょうどうちの娘が3歳で、こんな女の子になって欲しいと思うくらい素敵な女の子だった事に感動した。 とにかく素敵な女の子。 どうやったら、こんな素敵な女の子になるんだろう…そう思った。 一緒に働く中でわかったのは、彼女のお母さんがとにかく彼女を愛し、娘が笑うくらいお母さんが娘を好きで好きでたまらなかったということ。 彼女もそれを笑い「マジで好かれすぎてて引くわ」と笑っていた。 私はお母さんとも顔見知りになった。 半日連絡が取れないと職場に来ていた。 彼女はそれを面白がっていた。 良い親子関係なんだなと見ている私が嬉しくなった。 私はその影響から、娘には私が娘をいかに好きかを伝えるようにしてきた。 私はあなたが大好きで大好きでたまりませんと全面的に出す。 苦笑いする日もあるし、爆笑する日もある。 常に喜ぶ顔を想像して料理する。 勿論、息子に対しても同じである。 3年前、彼女が結婚した。 バージンロードを歩いてきた彼女のお母さんを見た瞬間、私は号泣。 頭を上げられないくらい泣いてしまった私。 お母さんは泣いておらず、むしろ満面の笑みで歩いてきた。 披露宴の時にお母さんから「号泣してたなあ!」と爆笑された。 あんなに大好きな娘を嫁に出すお母さんの気持ちを考えたら、私は耐えられなくなったと伝えた。 お母さんは「誰よりも我が娘を可愛がった。もうそれは誰にも負けてない自信がある。それくらい命をかけて愛を伝えてきたから、私から離れて娘の家族を作る彼女を誇りに思うから悲しくない」と、酔ってはいたが私を抱きしめ言った。 「後悔なくあなたの娘を育てたら良い。娘は抱きしめすぎたら壊れてしまうし、その手が緩すぎたら愛は伝わらない。大好きを伝えられるのは数年しかないからね」 とハグをしてくれた。 彼女と彼女のお母さんとの出会いは、私にとって子を育てる事は義務でなく、私が一番したいことだったのだと教えられたものだった。 今日もテンション高めのオカンの運転で、テンション低めの娘を送り迎えする月曜日。 しかし低めの声ながら、ちゃんと「ありがとう、アイラブユー」と降りていく。 「迎えに来るから電話してー!」と叫ぶと、ニヤリと笑って振り返る娘。 今日も愛は伝わっただろうか… 人気ブログランキングへ
先日、15歳の娘が初めて友達3人と晩御飯を食べに行った。
ランチはあれど、夕方5時以降に一人で出歩くこと無く来た娘が初めて体験した女子友達との夕飯。
夕方5時から始まり、7時に迎えに行った。
娘も娘の友達も、デニムの短パンに白いTシャツ、スニーカー姿で、ポカリスエットのCMに出てきそうな爽やかな15歳の3人が、保護者無しで初めて夜の町(夕方5時やけど)のレストランに夕飯を食べに行くドキドキ感。

田舎やから夕方5時半に飲食店以外は全て閉まる。
人気が無くなり、飲食店が軒を連ねる場所だけが人で溢れる。
少し背伸びした体験になったはず。

帰宅して何を食べたか聞いたら、「興味をひかれるメニューが何一つなかったから、ステーキとフライドポテトを頼んだ」と言った。
娘が行ったレストランは、うちの職場の御用達で、クリスマスパーティー、飲み会、お別れ会はそこでやる。
アジア諸国料理と欧米料理がかなり揃う人気店。
人気店は必ずしも美味しいから人気とは限らんのがカーライルマジック。
見た目がワーオ!となるメニューがあるが、例えばアジア風焼きそばは40点。
食べはじめから、「何か足らん…何やろ…何が足らんのやろ…」と探っていたら食べ終わる、残念かつ私に疑問を残す味。
結局たぶん、中国醤油だけ入れて炒めたんかな…みたいな単純な味で、旨味と重なる味がない。
調味料の融合が無い味といえばわかりやすいか…

娘は「アジアメニューが充実してるから友達が行きたいって言うて、私も期待してたんやけど、ほぼ家で食べてるやつやったから、お金だして食べるまでもないかなと思ってステーキにした」と言った。
「ステーキやったら、絶対ステーキの味やん?」と娘。
頼みたいメニューが無いのがカーライルの魅力。
よう分かっている娘。
大人になったら大阪に住みなさい。
舌を肥やさねば、ここにいたら味覚が先細る…と願う母。

劇的に気温が下がったカーライル。
冷やし麺など食べる事も残り数回だろうか…


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先週、夫の元同僚で友人が遊びに来た。
一緒にロード・オブ・ザ・リングのオーケストラを聴きに行くためである。
友人はベジタリアンである。
野菜料理を準備していた私に、友人が「あなたのユーチューブチャンネルで、この前は○○を作ったわよ」と言ってくれた。
実際に作る人なんて2-3人いるだろうか…と思うなかで、そう言われると嬉しい。

友人は湖水地方に住んでいる。
家が2つあり、一つを民泊として貸している。
2年前に仕事を引退し、今は民泊がお蔭様で忙しい。

友人は数年前、湖水地方に住む日本人女性がやっていた日本料理学校に行っていた。
習った内容は初回から天ぷら、すき焼き、親子丼…と全部で12回の講座で、最後は豚骨ラーメンだった。
友人は言う。
「習ったけど、自分で作ってみようとは思えないまま今に至る。材料が複雑過ぎてノートを見返すこともない」と言った。

そうなるやろな…

日本人でも豚骨ラーメンをスープから取るかというと、私みたいに余程食い意地が張っている人間でない限りやらん。
すき焼きだって、そもそも薄切り肉そのものが売っていない環境において、それを日常的メニューには出来ない。
イギリスのスーパーでふつうに手に入る調味料で出来る内容なら良かったのに。

毎日料理していて思うが、日本のいわゆる家庭料理は本当に手間である。
下味、下茹で、炒め、煮込み…
洗い物が実に多くでる。
これを、いかに簡略化するか…
日々、戦である。
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恋心…それが片思いなら苦しくもある。 結婚すれば恋心なんてものは記憶と思い出となり、自由の身であるからこそ抱いて良い特権なんて、独身の頃は知らなかった。 さて、最近嬉しい話が耳に入った。 私が2年程一緒に働いているレイアウト担当の女の子がいる。 今の職場に来る前に私がいた職場に、彼女は当時学生バイトとして夏休みだけ来ていた事があり、私が研修したのだった。 それから月日は流れ、再び今の職場で再会した。 今は24歳である。 3日前に、彼女から「彼氏が出来て、今日が初めてのデートやねん。どうしよう…何着て行けば良い?」と言われた。 彼女の私服は制服、つまり会社のブランド商品が9割である。 私もそうなのであるが、週5で会社に着ていく服は、上下ともに私達が勤めるブランドの服ではならないから、日頃から互いの持っている服を把握しているのと、偶然にも彼女と私は週3くらいの確率で、服の色合わせや素材がガッツリかぶるほど、服の好みと合わせ方が非常に似ている。 ロンドンに日帰り出張に行った歳、時間があったからユニクロに2人で入り、買った商品が5枚中3枚同じだったこともある。 彼女は「やっぱり最初のデートはスカートかな?」と言った。 その言い方は緊張していた。 翌々日、私は「デートどうやった?」と聞いた。 食事をし、映画を見てパブに行き、一杯だけ飲んで互いの車で別々に帰った。 その時、彼女から「私の彼氏、あなたもよく知ってる人やねん」と言われた。 知ってる人とは、私が今の職場に来た時にバイトリーダーとして同時期に入社した男の子で、当時は20歳になったばかりの男の子だった。 2年ほどして辞め、系列店へ移動して副店長になった。 時々、うちの店にも顔を出す。 私が知った時、彼には付き合って2年経つ彼女がいた。 店にもよく来ていたし、彼は彼女とじっくり過ごしたいために、実家を出てアパートも借りた辺りまでは知っている。 だから、付き合っている相手が、その彼だと知りびっくりした。 聞けば今年1月に、その彼女とは別れていた。 マネキン担当の女の子は、昨日も私に「今日は仕事が3時で終わるから、散歩デートするねん」と言った。 今朝は朝6時から彼女と2人で出勤だった。 彼女は「やっとボーイフレンドが出来た」と満面の笑みで私に言った。 私は「いつぶり?」と聞いた。 彼女は「これが初めて」だと言った。 今まで一度もボーイフレンドがいなかった。 彼の事も、実は2年間ずっと好きで、店に顔を出すのがたまらなく待ち遠しかったのだと言った。 彼女がいても好きになった。 だから諦める事も付き合いたいなんて気持ちも持った事はなく、ただ2年間好きなまま今日まで来た。 彼女と別れたことを同僚から聞いたが、だからと言って絶対に自分から誘う事も出来ない。 しかし、ある時皆でパブに行こうという話になり、行った時に「彼が私の片思いに気がついた」日があった。 それから近くなっていった。 大好きで大好きで片思いしていた人から、付き合いたいなんて言われるなんて嬉しくて嬉しくてたまらない、と彼女は言った。 そうやろな~‼️ わかる、わかるで…おばちゃんにも分かる❗ 彼女は自分に好きな人が出来ても、自分は可愛くも綺麗でもないし、まあまあ太っていて、それなのに少年のように胸が無く、ボーイフレンドが出来る事がいつかあったら嬉しいなと思ってはいたが、2年も片思いした人から振り向かれるなんて、もうこんな幸運は最初で最後だと思うから、大事に大事に付き合っていきたいと言った。 なんて感動的な恋なのか… 泣いてまうわ… そんな美しい話の帰り道、私はスーパーに寄った。 よりにもよって、4人子供がいるシングルマザーのお母さんとレジで遭遇。 4人とも父親は違い、今またマッチングアプリで2ヶ月前に出会った男に染まり中で、もう同棲開始。 展開が早いのよ… 好きで好きでたまらなく、心が張り裂けそうなくらい好きなのに、相手には彼女がいて、でも心に鍵をかけて片思いを必死に隠して2年の末に付き合えた、散歩してアイスクリームを2人で食べた、そんな愛おしい時間…という恋愛の温め方をアナタは知ってますか?と聞きたいくらい展開が早いお母さん。 子供4人いてて、同棲開始の決断が早すぎんのよ… ゆっくり恋を温めて欲しい。 人気ブログランキングへ