注目の新駅・伏石駅に到着!立派な高架駅舎に感動したのも束の間、ホームで見覚えのある「簡易リーダー」を目にした瞬間、私は自分のダメダメな記憶力に気づきました……。
今回は最新の伏石駅レポートから、仏生山駅の片隅に眠る大正生まれのレトロ車両まで、琴電の魅力をギュッと凝縮。最後は名勝・栗林公園駅へ向かいますが、果たして私はどこに向かうのか?第10回目の空旅、スタートです!
前回までのお話
高松市内のホテルをチェックアウトして、琴電の片原町駅に向かい、270円区間の切符を握りしめて列車に乗ったところまでが前回までのお話でした。
さて私はどこに向かったかと言うと…
伏石駅
鉄道ファンじゃなかったら、なぜ私がこの駅をわざわざ訪問するか分からないですよね。
この駅は、2020年に開業したばかりのぴっかぴかの新駅!まだ未訪問だったので、わざわざ立ち寄ってみたのです。
伏石駅は、国道11号との交差地点に、バスと電車をスムーズに乗り換えられる「交通結節点」として誕生しました。構造は立派な高架駅で、相対式ホームの2面2線。
なお、来年には同じ琴平線に「多肥駅(たひえき)」が開業する予定なので、またやって来なくてはいけません。
いや、そんな義務はないんですけどね(^^)
南口駅舎
駅舎は高架駅、地表道路と高架道路に挟まれてクロスする構造になっています。地表道路を挟んで奥に見えるのが南口、私が立っている場所には中央口と北口があります。
中央口駅舎
駅舎の規模は地方私鉄の新駅にしてはびっくりするくらい大きく感じました。
駅前は立派なバスターミナルになっています。
駅のなかに入ってみましょう。
駅窓口
大きな駅舎のわりに業務部分はとてもコンパクトでした。
伏石駅は有人駅(7:00〜20:00)ですが、改札口に立派なゲートがあるわけではなく、何か足りない感じ。
発車標
新しい駅なのでLED発車標がありました、朝の通勤時間帯なので運行本数は多かったです。
IruCa簡易リーダー
改札で、何か足りないと思ったのはこれでした。
琴電の交通系ICカード、IruCa(イルカ)の簡易リーダー。
窓口近くではなく、ホームの出入口に設置されていました。
これを見た瞬間、私は自分の「おっちょこちょい」を呪いました……。
「……あ、Suica使えるんだった……!!」
前回、片原町駅で「270円区間、270円区間……」と必死に小銭を探して切符を買った私。
実は琴電、SuicaやICOCAなどの全国共通交通系ICカードがそのまま使えるんですよね。
都会的な最新の駅舎と、このお馴染みのリーダーを見て、ようやく記憶がリンクしました(笑)
でも、なぜ片原町駅では気が付かず、わざわざ切符を買っちゃったんだろう?
思うに、あのレトロな雰囲気の片原町駅駅舎に見惚れて、昔ながらの改札だと思っちゃったんでしょうね。
ところで、IruCa(イルカ)ですが、命名の由来を知っていますか?
私は、当然、瀬戸内海が近いので海のイルカ由来だと思っていたのですが、話によると、導入当時の琴電は経営再建中で、地元では「琴電いるか?いらないか?」が論議されていたんだそうです。
その「琴電いるか」から「ことでんIruCa」と命名、真偽のほどは分かりませんが、なんとも愛着が湧くエピソードだと思いませんか。
構内
構内は相対式の2面2線。
通勤時間帯ということもあって高松築港方面は、たくさんの乗客が並んでいました。
こんな光景を見ていると、都会の大手私鉄駅と変わらないですね。
やって来た列車
琴電で4両編成の列車は初めて見たかも。
あれ?前の車両は長尾線みたいな緑のラッピングだし、後ろは志度線の標準色ピンクじゃないかな?
琴平線はイエローのはずなんですけどね。
志度線色?
やっぱピンクだ!
志度線は、琴平線・長尾線とレールが繋がっていないはず(※瓦町駅で線路が分離されている)なんですけど、どうやって運んだんだろう?
仏生山の工場までどう移動させているのか、はたまた志度線の今橋車両基地で完結させているのか…?
う~ん、不思議…というか、いつものように私が無知なだけかもね。
駅名標
新駅も、琴電のいつものデザインの駅名標でした。
駅ナンバリングは、「4-1」のように枝番ではなく「4A」となりました。
これは、ほかの路線とはちょっとした個性かも?
右側の太田駅の隣に、来年多肥駅が開業する予定なんですねえ、そうなると多肥駅は「5A」かな?
さて、もう少し時間があるので、あと1駅訪問してみましょう。
仏生山駅
ここは、車両基地があるので以前から訪問してみたかったのです。どうしても見たい車両があるのですが、車窓から通過するだけだとよく見えない場所にあります。
駅名標
まずは駅名標ね。
これを撮影し忘れたら駅訪問の意味がありません。
こんぴらさん電車
琴平線らしいカラーの車両ですが、これがお目当てではありません。
レトロな車両
駅前を回り込んで、車両基地が見える場所に向かうと……あ!見つけました!
1000形120号
このクリーム色と茶色のツートンカラーの車両。大正15年に製造された、ことでんオリジナル車両の「1000形120号」です。
経済産業省から近代化産業遺産に登録されている車両です。
仏生山駅の片隅で静かに佇む姿は、まるでタイムスリップしたような貫禄があります。
動態保存されているように見えますが、琴電のホームページによると、令和3年に現役引退後も、仏生山駅で構内の作業車として車両入替作業に従事しているそうです。
いまはやりの、定年退職後の再雇用みたいな感じ、元気な姿でこれからも活躍してほしいですね。
駅舎
駅舎はふつうです。
ホームの配置が独特で旅客営業構内が二分されているような構造になっています。
栗林公園駅
駅名標
栗林公園駅まで戻ってきて、ここで今回の琴電の訪問はおしまいです。
駅舎
ガラス張りでログハウスっぽいけど、屋根はトタンという、面白い構成の駅舎です。
栗林公園
高松を代表する観光地、栗林公園への最寄り駅です。
栗林公園は、江戸時代に高松藩主・松平家の別邸として約100年の歳月をかけて完成した大名庭園。国の「特別名勝」にも指定されていて、「一歩歩くごとに景色が変わる(一歩一景)」と言われるほど美しいお庭なんです。
さて、そんな名所に到着しましたが、珍しく観光するのかな?
さあどうでしょう、続きは次回へ!
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(令和6年9月撮影)

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