2023年9月に新潟から群馬へ向かった温泉2泊旅のシリーズ、その9。
今回は出湯温泉「珍生館」の温泉話です。
その前にここまで行程リンク集からどうぞ。
宿の外で食べ飲みした夕食のお話の後はその宿のお話、メインの温泉話となります。
出湯温泉「珍生館」の湯は自家源泉。
そのお話をたっぷりと。写真多めですが一気にいきます!
出湯温泉 珍生館 <温泉編>
珍生館には浴場が1Fと2Fにそれぞれ1つずつあり、男女別でなく共に貸切仕様で利用。
我々の他にこの日の宿泊客は女性が1人。チェックアウトまで入浴待ちをするようなストレスなく入ることができた。
基本は加温をしているためか、夜は21時まで、朝は6時から入浴可能。
ではまずは1Fにある小さい方の浴場から。
暖簾とか細かなところのセンスがよいのですよ![]()
どちらの浴場も複数回利用させてもらいました。
浴室のガラス戸には頼もしい貼り紙。
「天然温泉100%かけ流しです 循環は一切しておりません」とのこと![]()
浴槽は2人で入ることはできるが、基本は1人用の規模でしょう。
でないとすぐにお湯がなくなってしまう(^^;
シンプルな浴槽に湯がしずしずと、いや意外にしっかりとかけ流されている。
洗い場も一人用。広くはない。
それではお湯のお話。
澄み切った無色透明な湯は源泉名が「出湯温泉 珍生の湯」。
源泉温度36.0度、pH8.2の単純弱放射能温泉。
ラドンは20.8マッヘ。
成分総計は0.2945g/kg。
動力揚湯で19リットル/分の湧出量。こちらの宿のみで使用している自家源泉。
この湯を基本は加温してかけ流している。
少ない湧出量でかけ流すために浴槽を2つに絞り、それぞれ小さめの規模にしているのは理にかなっている。
そしてなかなかにしっかりなオーバーフロー。
ザッパーン写真は撮ってないものの、そういうことになります。
浴槽の温度を測ってみると。。。
37.7度と、加温といってもぬる湯の魅力はしっかり保持![]()
ほぼ無味無臭。
僅かに芒硝のような石膏のようなニュアンス。
そして後ほど触れる2Fの浴槽よりも少し甘味を多めに感じた。
良い湯は階下原則、湧出地により近い状況の差だったかもしれません。
いずれにせよ、この地味さが滋味![]()
湯口の温度を測ってみると。。。
39.3度と3度強ほど加温して投入されていた。
しっかりとしたスベスベ感。
加温している状況で、多くはないけれども泡付きも確認![]()
夜に女将さんに、朝は加温をしない非加熱な状況で入らせてもらえるか聞いてみる。
もう一人のお客さんの要望も確認しないといけないのでもちろん無理強いはしなかったけれども、結果的に朝一番の状態ではOKとのこと![]()
では翌朝6時の状況も。
さっそく浴槽温度を測りましょう。。。
35.4度と9月なら永遠に入ってられそうな不感温度![]()
まあ加温した温度でも38度弱なのでいくらでも入ってられるのだけれども。
湯口の源泉の温度は。。。
36.1度とほぼ分析書通り。
せっかくだから非加熱のこの状態がやっぱりいいな~。
すみません、あまりの心地よさに意識が飛んでる写真![]()
非加熱状況で追加に気づいたのは、スベスベ感の中に少しキシキシ感と、風味にやや喉の引っかかりを感じた。
そして加温よりもしっかり泡付きを確認。
弱放射能泉の個性はなかなか言葉にしにくいものの、広い意味で入り飽きのしない極上湯で間違いないです![]()
ぬる湯に長時間入浴で、湯の効能はしっかり感じられそう。
それではもう一つの2Fの浴場へ。
まずは先の浴場と同じくチェックインした後、夕方のお話から。
暖簾の脇に入浴中の札をかけて中へ。
籠が9つあるけれども、せいぜい3人ぐらいまでかなという規模。
それでも開け放した窓が開放的な、とても魅力的な浴場。
奥に陣取って外の風を感じつつ木漏れ日を見ながらゆっくり入浴なんて、入る前から最高![]()
浴槽は3~4人ぐらいなら入れそうな規模。
とはいえ洗い場のシャワー付きカランは1組のみ。
後は浴槽の湯を汲んで対応する感じですかね。
この写真↑があるから、おそらくカランから出てのは源泉だったと思う。違ったらごめんなさい。
湧出量が19リットル/分でも浴槽サイズを洗い場を絞れば、2つの浴槽をきっちりかけ流しで使用できるということです。
そういうわけで使用源泉は上で見た小浴場と同じ。
こちらの浴室の方が明るいので、澄んだ無色透明具合がより美しく見える。
夕方の時点では加温かけ流し。よく見るとオーバーフローがザンザンとなるのがお分かりいただけるでしょう。
浴槽の温度を測ってみると。。。
37.5度と1Fの浴槽とほとんど変わらない、加温してもぬる湯。
源泉の雰囲気がほぼ守られながらの加温加減が素晴らしい。
とはいえ、やはり非加熱でも入りたいですよね![]()
湯口の形状がいいんです。
鯉ですかね。
しっかりした量が投入されているのもお分かりいただけるでしょう。
風味はほぼ変わらず、ほぼ無味無臭。
同じく微に芒硝や石膏のようなニュアンスがあるかどうか。
先述したように、下の湯口で僅かに感じた甘味はこちらでは感じず。
湯口の温度を測ってみると。。。
はい、口元にごめんなさい、39.1度。
1Fから2Fに湯を上げる際に0.2度ほど下がっており、浴槽内の温度もそんな感じ。
しっかりとしたスベスベ感と少しのキシキシ感も心地よく、加温の状態でも少し泡付きを観察。
そういうわけで女将さんに頼み、他のお客さんの意向も踏まえてもらった上で、朝一番の湯は2Fも非加熱に![]()
似たような写真↑ですが、加温してない源泉です!
さっそく浴槽の温度を測ってみると。。。
35.0度と1F小浴場の非加熱よりも0.4度低いが、ぬる湯として楽しめる温度でしょう。
まだ成分の数値のお話をしてませんでした。簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが44.9mg、カルシウムが33.5mg、以下カリウム1.7mg、アンモニウム0.5mg、ストロンチウム0.3mg。
陰イオンは硫酸が123.7mg、炭酸水素が38.1mg。以下塩化物9.0mg、炭酸3.0mg、ふっ化物0.4mg。
非乖離成分はメタケイ酸が39.0mg、メタホウ酸は0。溶存ガスも0。
ラドンは20.8マッヘ/kg。すなわち75.6×10−10Ci/kg。
放射能(ラドン)の数値は自分自身で実感的にまだ把握できておりません。
湯口の温度も測ってみると。。。
36.3度と1Fより0.2度高かった。まあタイミングもあるでしょう。
やはり非加熱かけ流しは最高![]()
女将さん、融通利かせていただき、ありがとうございました。
その後徐々に加温されていったものと思われます。
泡付きもしっかりあったけれども、写真は無し。1F小浴場の朝風呂をご覧ください!
あまりの極上湯に、皆さんはどうでもよいおっさん2ショットを最後に。
話は逸れますが、この湯友↑の店企画で来年3月末に新潟市内でイベントをやることが決定。
同じく共に湯友で音泉温楽での相方でお馴染み、サワサキヨシヒロも登場してNaturally Gushingのライブをやります。
普段温泉宿でしかやらないのですが、今回は違いますよ。前後に温泉は行きますが!
詳細は決まり次第に。乞うご期待。
さて次の投稿はこちらのお宿の朝食のお話。
出湯温泉 珍生館
新潟県阿賀野市出湯760-7
0250-62-3726
一泊朝食付 7850円(税込) ※2名以上より
<源泉名:出湯温泉 珍生の湯>
単純弱放射能温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
36.0度
pH8.2
成分総計 0.2945g/kg
ラドンは20.8マッヘ/kg すなわち75.6×10−10Ci/kg
19リットル/分(動力揚湯)
澄み切った無色透明
ほぼ無味無臭
微に芒硝や石膏のようなニュアンス
1Fの浴槽で僅かに甘味あり
しっかりとしたスベスベ感と弱いキシキシ感あり
加温かけ流し
依頼して朝一のみ完全かけ流し
2023年9月入湯
※数値はH26の分析表より





































