※「板室温泉 勝風館」は2025年11月末に閉業しました
皆さん、大雨は大丈夫ですか?
近所の道路が完全に冠水して川となり、ひざ下まで水に浸かりながら先ほど帰宅しました(^^;
無理せずお気をつけください。
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2022年8月末の栃木の温泉一泊一人旅シリーズ。
宿泊した宿のお話まで進行中。
いつものように、ここまで行程のリンク集をどうぞ。
板室温泉の家族的な宿「勝風館」にチェックインをし、板室温泉街を少し散策したのが前回のお話。
今回は<温泉編>。
板室温泉 勝風館 <温泉編>
浴場は部屋のある2Fにある。
男女別に内湯に浴槽が2つずつ。
露天風呂や貸切風呂などはなく、浴室の男女入替などもない。
このシンプルさが湯治宿らしい。
ただしこちら↑にあるように「融合風呂」「超音波風呂」という表記は気になる。
融合風呂は結局元の意味はよく分からなかった。
普通の浴槽ということでよいのかな。
超音波風呂というのはいわゆるブクブク系なのだが、これが常にブクブクしているわけではなく、時間を区切ってブクブクし始めるのだ。
これについては後述します。
では男湯へ。
夕方、夜、夜中、朝と何度も入浴したが、基本的にずっと独り占めで入れた![]()
そういうわけで、以下の写真はいろんな時間帯の写真が順不同で出てきます。
前回に少し触れた、ぼくが温泉にハマるきっかけになったのが板室温泉だったというお話。
個人的などうでもよい話なのでここからはしばらく読み飛ばしていただいても結構です!
今から30年近く前のGW真っ只中。
当時付き合っていた人と那須ハイランドパークに遊びに行こうと朝7時前に都内から車で出発したものの、東北道は先の見えない記録的な大渋滞。
結局栃木県までずっと渋滞が続き、那須塩原ICを出たのがなんと夕方の17時を過ぎていたのですわ。
そこから那須ハイランドパークに向かってもすでに閉園時間になってしまうという無意味さ(^^;
予定では日帰りのつもりだったものの、このまま帰ったらあまりにむなし過ぎる。
と言って急遽宿を探しても見つからない…当時はネットで一括検索なんてできなかった。
それこそ場末感丸出しのラブホも満室で、仕方なく那須ハイランドパーク近くの無料駐車場で車中泊…道の駅なんて気の利いたものもなかったはず。
今でこそ車中泊は普通なカテゴリーだけど、当時普通の車で車中泊はわりと特殊な状況で、もちろんロクに洗顔などもできないまま朝を迎え、那須ハイランドパークだけはオープンアタックをし、無事遊び倒したのでした。
慣れない車中泊はほとんど眠れず、遊び倒して疲労度もピーク、ふと思い立ったのが帰る前にどこかの温泉で寛ぎたい。
何も調べずに見つけた看板を頼りに向かったのが板室温泉郷に属する「幸乃湯温泉」。
板室温泉の温泉街とは少し離れており、住所的にも板室でなく百村なのだが、そんなことはこの際置いておく。
そこで疲れ切った身体をゆっくり湯に浸した、文字通り至福の経験がぼくを温泉道に目覚めさせたというお話でした。
…話を勝風館の浴室へ戻します。
浴場は前回も触れたけど、基本的には滞在中いつでも入れる。
ただし13時からと23時からの2回、1時間ほど掃除タイムで入れない。
そう、1日に2回も掃除をするという、この清潔度がまたいいではないですか。
古い湯治宿のような歴史の味わいこそないものの、浴室に入ってまずニンマリしてしまうのがヒタヒタな床![]()
浴室は奥に浴槽が縦に2つ。
左手に洗い場がある。
左手の少し高くなった通路が何のために作ってあるのか、結局よくわからなかった。
洗い場は3セット。
いずれもシャワー付きカランで、出たのは源泉でなく真湯だった。
なおカランの位置がかなり低く、用意されていた高めの椅子だと少々使いづく思えたので、普通の低い椅子にした方がよいと思った。
そうそう、最初に紹介している浴室の状況は、超音波風呂が起動していない状況。
後程起動した状況もご案内します。
2つの浴槽は1つの湯口から同じ源泉が注がれている。
無色透明な湯は源泉名が「塩沢温泉組合源泉【板室4】」。
20本以上あるという板室温泉の源泉の内の1つ。
源泉温度41.0度、pH9.4の、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。
成分総計は1.016g/kg。
掘削自噴で88リットル/分の湧出量。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
手前の浴槽の温度を測ってみると。。。
38.1度と不感温度に近いぬるさ。
奥の浴槽の温度を測ってみると。。。
37.8度とちょっとだけぬるいが、どちらもいつまでも入っていられる温度であり、夏場の長湯にとても心地よい状況だった![]()
この湯がインパクトなどはないのだけれど、ホントにとても良いのですよ![]()
長逗留して湯治をされた方が杖を置いて帰ったという「おいてけぼりの杖」という宿のキャッチコピーも頷けそう。
ほぼ無臭だけど、ごく僅かに芒硝臭がするかしないか。
ほぼ無味~甘味も感じる微々塩味あり。
芒硝といえば、壁の一部にそれらしい白くこんもりした析出物があったりして可愛い![]()
先述通り、源泉は1つの湯口からよい塩梅に2つの浴槽にそれぞれ注がれる構造。
この湯口の構造が上の写真だと少々わかりづらいけど、これで↓どうでしょう。
源泉が2方向に分かれて注がれているのがお分かりいたけますかね。
ここで簡単に源泉の成分数値を紹介。
陽イオンはナトリウムが230.7mgで69.66ミリバル%、カルシウムが87.1mgで30.16ミリバル%。
この2要素でほとんどすべて。
陰イオンは硫酸が594.6mgで87.32ミリバル%で大変を占め、以下は塩化物が37.6mg、炭酸が17.2mgと続く。
炭酸水素は1.2mgと少ない。
非解離成分ではメタケイ酸が42.9mgでメタホウ酸は0。
湯口での源泉の温度を測ると。。。
43.1度と分析書より少し高かったが、暑い時期だったからか源泉温度自体が上がったのか。
加温はしてないはず。
しっかりとしたスベスベ感を感じた。
ぬるめでしっとりした湯は肌にじつによくなじむ。
長く浸かれば浸かるほど心地よさが増す![]()
ツルツルとまではいかないが、優しく膜を張って体全体をしっとり包み込んでくれるような素晴らしさ。
じっくり入らないとわからないかもしれないけど、間違いなく名湯。
温泉にハマるきっかけがこんな板室の湯だった自分の当時の感覚を褒めてつかわそう![]()
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さて、先に触れた超音波風呂。
部屋に置いてあったファイルに「超音波風呂時間表」があった。
まずはずっとブクブクさせてない仕切りがよいではないですか。
ブクブクが好きな人、ブクブク無しに静かに入りたい人、どちらもこの時間表で調整できる。
ぼくはブクブク要らない派だけど、こちらの一つの売りなのでもちろんブクブク体験もさせてもらう。
ブクブクするのは奥の浴槽のみ。
正面から見て奥と左の2方向から十分に圧のあるブクブクが出る。
この状況でも手前の浴槽は静かなまま。
長く湯治をする場合、この超音波風呂の使い分けもきっとかなり有用なんだろうなと思えてきた。
派手さはないけどとにかくじっくりいつまでも入りたくなる湯。
宿の温かみが伝わってくる湯でもあった。
次はそんな温かい食事のお話。
板室温泉 勝風館 ※2025年11月末に閉業
栃木県那須塩原市板室1136
0287-69-0224
一泊二食付き スタンダードプラン 9900円
県民割で6900円
<源泉名:塩沢温泉組合源泉【板室4】>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・温泉)
41.0度
pH9.4
成分総計 1.016g/kg
88リットル/分(掘削自噴)
無色透明
ほぼ無臭~微芒硝臭
ほぼ無味~微々甘塩味
優しく膜を張るようなしっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2022年8月入湯
※数値はH31の分析書より
























