2022年8月半ばに行った、関西、北陸、信州旅行シリーズ。
最終日に長野県内を関東に向けて下っている途中のお話。終盤に差し掛かっている状況。
いつものように、ここまでのこんな行程リンク集を並べさせてください。
アクセスが何気に難しい「坂巻温泉旅館」の露天風呂を満喫した後はまた2時間ほど移動。
上田市を過ぎたあたりで県道40号、別名「こぶし街道」へ。
「牛に引かれて善光寺参り」で知られる名勝布岩の眼下に位置する温泉地が「布引観音温泉」。
その名の通り、もちろん布引観音にも近い。
初めて立寄ってみることにした。
建物の前に「源泉水飲用所」というところがある。
ここには2つ源泉が出ており、左が布岩深層水、右が布引観音源泉となっている。
そう、こちらは自家源泉を2つもつ宿なのだ。
それぞれの源泉は後程詳しく。
メインの温泉は昭和58年に掘削・湧出したらしい。
こちらは立寄り入浴という認識だったが、素泊まりや朝食付きで宿泊ができる温泉宿でもあった。
布引観音温泉
なお近所には名前の似ている布下温泉や、信州布引温泉「御牧乃湯」、小諸市にも布引温泉もあるので注意![]()
ちなみにぼくはその3つ、未だに入れておりませぬ(^^;
長野はホント、温泉が多い!
外来入浴時間は10~16時。
朝食付きの日帰りコースなら7時から入浴可能。
外来の立寄り料金は600円。ハイシーズンには高くなるかも。
独特のムードのフロント。
ぼくが館内に入る直前に夫婦のお客が入っていき、ああ先客か…撮影がどうなる…とか思ってたらその2人は常連の宿泊客で、早めチェックインだけしてまた出かけていった。
フロントの脇に売っていたパン。
信州ワインブレッドというのに惹かれ、帰りに買って帰った![]()
館内は広くないものの、居心地はよさそう。
ロビーには薪ストーブがあるし。
とはいえもちろん浴場へ急ぐ。
浴場は男女別に内湯のみで露天風呂などはない。
では男湯へ。
結局終始独り占めで過ごすことができた![]()
脱衣所は広々。
それでは浴場内へ。
これが、これが予想外に素晴らしい風景だった![]()
真ん中にドーンと浴槽のある、大好きな青森や鹿児島の公衆浴場を思わせる雰囲気に思わず興奮![]()
メイン浴槽の右奥にあるのが水風呂扱いの布岩深層水なのだが、それは最後に。
洗い場は左右にあるように見えるが、向かって左側は蛇口が外されていた。
いずれも石鹸やシャンプー類は浴場内に置いてない。
向かって右側はシャワーが4組並ぶ。
そう、シャワーのみでカランはない。
そのシャワーからは。。。
源泉が出た![]()
ではその源泉を詳しく見ていきましょう!
浴槽は中に境があるが、これは以前はなかったらしい。
ちなみに境の下部に穴などなく、湯口側からのオーバーフローがこれらの写真↑↓の手前側に流れ込む仕組み。
微白黄色ささ濁りの湯は源泉名がそのまま「布引観音温泉」。
源泉温度42.6度、pH8.1のナトリウム-塩化物温泉。
成分総計は1.924g/kg。
850m掘削し、自噴しているとのこと。湧出量は不明。
浴槽の随所に茶色系の沈着が見受けられる。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
それでは湯口のある方の熱め浴槽から。
源泉の成分を簡単に紹介。
陽イオンではナトリウムが609.6mgで85.33ミリバル%と大半。
以下、カルシウムが84.2mg、カリウムが4.2mg、マグネシウムが2.7mg、鉄(Ⅱ)が0.3mgなどと続く。
陰イオンでは塩化物が1017mgで92.44ミリバル%とほとんど。
以下、炭酸水素が100.9mg、硫酸が29.3mg、臭化物が4.4mg、よう化物が1.4mg、硫化水素が0.2mgなどと続く。
非解離成分ではメタケイ酸が55.8mg、メタホウ酸が8.7mg。
溶存ガス成分では遊離二酸化炭素が4.2mgとなっていた。
この熱めの方の浴槽温度を測ってみると。。。
40.4度と源泉温度を少し下回りつつも、まずは快適なちょいぬるめ具合![]()
訪れた夏にはなかなかにゴキゲン。
下方にあるぬるめ浴槽。
こちらの浴槽温度を測ってみると。。。
38.1度と不感温度に近く、いつまでも入っていられる。
この時期(8月)にきてよかった![]()
源泉は僅かな金気臭と、僅かにコクを感じるタマゴ臭があった。
淡いタマゴ味、淡い塩味、淡い金気味、そして炭酸の名残のような甘酸味も僅かに感じられ、なかなかに複雑で奥深い湯。
湯口の温度を測ってみると。。。
ピンぼけ失礼だが、42.5度。
分析書とほぼほぼ一致。
非常に新鮮な状態で投入されているのがわかる。
しっかりとしたツルスベ感が心地よかった。
なお泡付きは確認できず。
それでは浴室の右奥にあった水風呂へ。
こちらも常時投入で完全かけ流しにて使用されていた。
使用されているのは先述通り、無色透明の布岩深層水。
布引山の地下140mより湧出しているとのこと。
分析書はなかったのでそれ以上詳しいことはわからず。
特に目立つ風味はないが、美味しい地下水である。
湯口での温度を測ってみると。。。
25.8度と入りやすい温度。
というか、分析すると温泉が名乗れる25度以上あるではないですか![]()
まあ夏場だったから通年この温度があるかは不明だけど、いずれにせよ普通に心地よい水風呂で、何度も交互入浴をしてしまった。
これまで来てなかったのがもったいなく思える素晴らしい源泉、浴場。
手放しでオススメです![]()
次回はこの旅最後に立ち寄った温泉施設のお話。
布引観音温泉
長野県東御市布下489‐1
0268-67-3434
立寄り入浴料 600円(時期によって変動あり)
10~16時(外来入浴のみの場合)
<源泉名:布引観音温泉>
ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
42.6度
pH8.1
成分総計 1.924g/kg
微白黄色ささ濁り
微金気臭、微コクタマゴ臭あり
淡タマゴ味、淡塩味、淡金気味、炭酸の名残りの甘酸味僅かにあり
しっかりとしたツルスベ感あり
完全かけ流し
水風呂は布岩深層水を使用 完全かけ流し
2022年8月入湯
※数値はH29分析表より


































