2019年9月の3泊4日の湯旅シリーズ。
2日目編がスタート。
初日は長野、新潟の湯を巡り、夜に新潟の湯友と合流。
その間の行程はこんな感じ。
野沢温泉の外湯
栄村へ移動して
新潟県に入ってから
湯友のところが泊まれない状況だったので、近所で車中泊。
翌朝はぼくの車で2人、まずは福島へ向かう。
ダイジェストでも述べたが、9月いっぱいで廃業する高湯温泉の宿(次回)が10時から立寄り可だったためその前に入れる比較的近所の湯となればこちら。
9時から立寄り入浴可能な微温湯(ぬる湯)温泉「旅館二階堂」。
以前立寄りで来たのが1998年だからこれまた20年以上ぶりの再訪だが、パッと見は全然変わってない![]()
微温湯温泉 旅館 二階堂
到着の半顔写真は看板を入れてがぼくの鉄則なのだが、適当な看板が見当たらなかった(^-^;
微温湯温泉はサイトによると享保年間(1716-1735)に存在が知られていたらしいが、現存する建物で一番古いのが明治5年築とのこと。
二食付きで泊まれるが、素泊まりで自炊もできる湯治宿なのである。
浴室があるのは渋い母屋ではなく、写真↑で左に伸びる廊下を渡って行く。
分かりにくいけど、湯小屋自体↑はこうやってみると新しく見える。
まずは玄関に入って受付。
到着はほぼ9時だったか。
立寄り入浴料は500円。
この日の立寄り可能時間スタート9時からというのは電話で事前に確認したが、終了時間は未確認。
チェックインが始まる15時までと思われるが要確認で。
なお11月下旬から4月下旬まで冬季休業となる。
簡単な売店もあったが、入浴に急ぐためチェックしておらず(^-^;
そう言えば秘湯を守る会の宿だったと思ったが、提灯を見た記憶がない。
では長い廊下を進もう。
玄関から左へ、角も左に曲がる。
途中に自炊室があった。
広くはないが、その場で食べることのできる椅子・テーブルもある。
さらに廊下を。
入浴客はいないようで、我々で貸し切れそうな雰囲気。
湯小屋へ到着。
ドアはトイレではなく、男女別浴室の入口。
よし、先客は居なかった。
では浴場内へ。
ドアを開けると魅惑の焦げ硫黄臭がした![]()
源泉のメイン浴槽と加温のポリ浴槽の2つが並ぶのは20年前も同じだが、あいまいな記憶だともう少し浴場が広かった気がする。
まあ源泉も仕様も同じなのでここでは掘り下げない。
天井は梁が見えて開放的で、湯気抜きも確認できた。
洗い場にはシャワー付きカランが2つ。
出るのは真湯、真水。
左の木の浴槽が源泉を完全かけ流しで使用しており、右のポリ浴槽は沢水を加温循環にて使用。
先にポリ浴槽から。
この沢水の加温の浴槽がある理由は源泉の温度が低いため。
平成8年の分析表だと31.8度になっていたが、もう少し低く感じたぐらい。
実際、この加温浴槽は結構重宝した。
交互入浴が大変気持ちよいのだ。
3~4人は入れるが、フタを全部外すのが面倒なのでご覧の感じで1人ないし2人で入った。
ではメイン浴槽。
数人がゆったり入れる浴槽に注がれる無色透明な湯は、源泉名が「ぬる湯」とだけになっていた。
源泉温度は先述通り31.8度、pH2.9の酸性-含鉄(Ⅱ,Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩温泉。
旧泉質名だと含緑礬-酸性明礬泉だ。
なかなか出会えない泉質![]()
成分総計は1.379g/kg。
鉄(Ⅱ)イオンは28.2mg、鉄(Ⅲ)イオンは34.3mg。
鉄のⅡとⅢの違いについては、勘弁してくだされ(^-^;
アルミニウムイオンは43.2mg。
硫酸イオンは646.5mg。
その他目立つ数値はメタケイ酸が156.1mg。
遊離二酸化炭素も239.8mgある。
ただし平成8年の数値からなので、現状はまた違ってるかもしれない。
温度自体も、温度計を持ってきてたのに車に置いてきてしまって実測できなかったのであった![]()
このぬるい源泉を非加熱のまま完全かけ流しで使用。
オーバーフローはドバドバといってよいレベル![]()
194リットル/分も自然湧出しており、しかもこの一軒宿だけでの使用だろうから、どんだけドバドバしても余裕である。
浴槽の底に自然湧出の際に一緒に注がれてしまうのだろう、砂らしきものが溜まっていた。
ろ過してない証拠でもある。
ぬるいというよりかは、どちらかと言えば冷たいに近い。
体感で30度切るか切らないかぐらい。
もちろん冷鉱泉でないので躊躇するような温度ではないものの、山の9月だとやはり隣の加温ポリ浴槽が度々恋しくなる。
でもやはりこの非加熱だから値打ちがあることは間違いない。
眼病に効くと言われているので目を洗った。
オーバフローがドバドバなのだから、もちろん投入も半端なくドバドバ。
浴場に入った瞬間には焦げ硫黄臭を感じたが、慣れてしまったのか、源泉からはタマゴ臭。
酸性のレモン味、収斂味がする。
炭酸の名残か何か分からないが甘味もあった。
そして少し鉄味もした。
これだけ勢いよく注がれているので当然荒い泡は付くものの、いわゆる細かな泡付きは無かった。
浴感はギシギシ。
長らく使っていると指がガサガサになってきた。
20年前も思ったが、やはり一度は泊まってゆっくりしたい宿である。
微温湯温泉 旅館 二階堂
福島県福島市桜本字温湯11
0245-91-3173
立寄り入浴料 500円
9時~15時まで(?)※要確認
11月末~4月末 冬季休業
<源泉名:ぬる湯>
酸性-含鉄(Ⅱ,Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩温泉 (低張性・酸性・低温泉)
31.8℃
pH2.9
成分総計 1.379g/kg
194リットル/分(自然湧出)
無色透明
焦げ硫黄臭~タマゴ臭あり
レモン味、収斂味、甘味、淡鉄味あり
ギシギシ感あり
浴槽底に砂溜まりあり
完全かけ流し
2019年9月入湯
※数値はH8の分析書より























