今日は、午後から出掛けているので、ブログは予約投稿しておきます。
瀬尾まいこさんの小説『私たちの世代は』を読み終えました。
僕が瀬尾さんの作品を読むのは、「そして、バトンは渡された」、「傑作はまだ」、「春、戻る」、「君が夏を走らせる」、「あと少し、もう少し」、「僕らのごはんは明日で待ってる」、「戸村飯店 青春100連発」、「夜明けのすべて」、「その扉をたたく音」、「夏の体温」、「掬えば手には」に続き、本作が12作目。
2023年7月に単行本刊行、26年2月に文庫本化された第1刷を、僕は読みました。
今まで過去読んだ瀬尾さんの作品では、「そして、バトンは渡された」、「君が夏を走らせる」、「あと少し、もう少し」など読み終えて大いに感動した作品がある一方、それほどでもなかったりと、ちょっとバラツキが大きい結果となっているので、本作はどうかなと思いながらの読書でした。

*表紙カバーの画像はネットからお借りしました。
本作は、出版元の文藝春秋のWebサイト「本の話」で、単行本刊行時と文庫本化の際に以下のように紹介されているので転載させて頂きます。
単行本
明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日から―
『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者の書下ろし長編
いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!
「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。
不自由で息苦しかった毎日。
家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。
それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、与えてくれたものが確かにあった―。
【著者より】
何かと制限され思いどおりに過ごせない毎日を、大人も子どもも、誰しもが
困難を抱えながら進んできたと思います。
そして、これから、また違う日々に向かわないといけない中で、ほんの少しでも
明るいものを差し出せる物語になれれば。そう思っています。
文庫本
『そして、バトンは渡された』著者の感動作
大人になったから気づく、あのときの想い。
『そして、バトンは渡された』著者の感動作!
感染症の流行で小学校が休校になり、不自由を余儀なくされた冴と心晴。冴が「夜の仕事」をする母親とささやかで楽しい生活を送る一方、心晴は教育熱心な親と心を通わせられずにいて——。人と関わるのが難しかった「マスク世代」の子どもたちの悩みと成長、そして彼らを見守る人々の優しさを描いた、本屋大賞作家による感動作!
単行本・文庫本の紹介文を併せて読むと、本作のアウトラインが大体わかると思います。
感染症の流行としか書いていませんが、明らかにコロナ禍の頃が舞台。あの時代に小学生だった冴と心晴という二人の少女が主人公で当時の不自由だった時代に何を考え、どう過ごし、そして、その後、どのように大人に成長していくのかが描かれています。
これ以上、ネタバレになることは書きませんが、二人の少女が一般的とは言えない、かなり極端な描かれ方をされているにも拘わらず、僕にはどこか共感出来るところがあって老若男女を問わず誰もがコロナ禍を乗り越え何か得られたものもあるはずと思わせてくれた心に刺さる作品でした

単行本紹介文の「著書より」で瀬尾さんが「これから、また違う日々に向かわないといけない中で、ほんの少しでも明るいものを差し出せる物語になれれば。そう思っています。」と書いておられる通りの作品でした

おススメします!
さて、今日の午後はこちら。
マツーエフのピアノリサイタル。楽しみです
