「そしてバトンは渡された」(★)を読んで以来、お気に入りとなり以降、5作品(傑作はまだ、春、戻る、君が夏を走らせる、あと少し、もう少し、僕らのごはんは明日で待ってる)を読んだ瀬尾まいこさんの小説を、また、読みました。
「そしてバトンは渡された」から10年前の2008年3月に発行された「戸村飯店 青春100連発」です。僕が読んだ瀬尾まいこさんの小説の中では、最も以前の作品です。
*表紙の写真はネットからお借りしました。
Google Booksと「BOOK」データベースの紹介を混ぜ合わせて以下に転載します。
内容紹介
「ごめんください。どなたですか?戸村飯店の兄弟、ヘイスケとコウスケです。おもろくってほんますみません。ありがとう」
メニューはチャーハン、ラーメンに八宝菜。大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人息子は、要領も見た目もいいクールな兄・ヘイスケと、ボケがうまく単純な弟・コウスケ。兄弟とはうまくいかぬもの、弟が恋する同級生は兄に夢中だし、兄は長男のくせに店を継ぐ気配も見せないまま、東京の専門学校に進学してしまう。弟は、高校を卒業したら俺が店を継ぐと思っているが……大阪と東京で離れてみえる絆。兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。笑いと笑いと涙で包む、瀬尾まいこの世界。坪田譲治文学賞受賞作。
年子の兄弟で見た目も性格も違う兄弟が、高校を卒業し、東京と大阪に離れたことで、お互いに対する認識を変化させつつ、各々の将来について見つめ直す正に青春小説でした。全6章の小説で奇数の章は弟コウスケ、偶数章は兄ヘイスケの目線で描かれているのも面白いし、東京と大阪で二人それぞれを取り巻く登場人物が、みんな優しく温かいのも僕は好き
です。
読み終えて、ほっこりする物語
、この作品の頃から、既に瀬尾まいこの世界は出来上がっていたんだと思える作品でした。
ネットで調べたら、2017年にNHK FMでオーディオドラマ化されているようですが、実写映画化されればいいのになぁと思います。
