私たちが持つ、二つの痛み : 『クリーンペイン』と『ダーティペイン』 | 澤田 准 生命の輝きを取り戻すセラピー

澤田 准 生命の輝きを取り戻すセラピー

Body, mind, spirit のホーリスティックアプローチから
あなたの心と体、ハートを元気にする身体心理セラピスト 澤田 准のブログ

皆さん、こんにちは♪

身体心理カウンセラー・セラピストの澤田 じゅんです。

 

 

高松では雨が降る日が続いております。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

雨が降ったり日差しの強い日があったりと、

季節の変わり目特有の天気で、心も体も落ち着かないかもしれませんね。

 

どうぞそんな時こそ、あなたが安全や安心を感じるものを眺めたりして、

神経が落ち着いていくのをゆっくりと味わってみてくださいね♪

 

 

 

今日はほんの少しトラウマの癒しが楽になる方向と苦しくなる方向についてお話しさせてくださいね。

 

このことをわかりやすく説明してくれている言葉があります。

 

身体心理セラピスト(ソマティック・サイコセラピスト)レズマー・メナケムの言葉で、

クリーンペイン」と「ダーディペイン」です。

(「生きづらさの正体は、からだが知っている ボディ・コネクト・セラピー・ワークブック 藤本昌樹著より参考)

 

トラウマに向き合うとき、私たちにはこの二つの痛みの方向性があります。

 

 

 クリーンペイン.....本来の痛み

 

 

私たちの心と身体、神経系に記憶されているトラウマに向き合うことは、ときに痛みを伴います。

クリーンペインとは、トラウマの体験から生じた『傷そのものの痛み』です。
転んで膝を擦りむいたら、ヒリヒリして痛いですよね。
同じように心も、友達から無視されたり裏切られたりしたら、悲しかったり怒りが湧いてきます。

失恋をしたり、大切な人を亡くした時は、喪失の痛みを感じます。

 

それはとても自然なことで、

そうした経験から私たちが『ちゃんと傷つくことができる』ことは大切なことです。

 

『私は傷ついている』と気づき、

 

『本当は悲しかった』『本当はとても怒りを感じた』

『心に穴が空いているようになってしまった』と認め、受けとめる。

 

あなたの『内なる真実』を受け入れると、

その痛みを感じるスペースが内側に広がっていきます。


私たちが本当の意味で、本来の痛みを受け入れ、

『ともにいること』『感じること』を自分に許せるようになると、

 

その痛みのエネルギーの波が流れ、

少しずつ生命本来のリズムが取り戻され、心身が和らいでいきます。

 

 

このプロセスには、トラウマが大きければ大きいほど、長年のものであればあるほど、

その痛みに圧倒されないように、安全な環境で安心できるリソースを蓄えながら、

『少しずつ』見ていくことが必要になってきます。

 

 

けれど、こうしたトラウマの痛みにさらされ、圧倒されすぎると、

私たちは、無意識に『ダーティぺイン」の苦しみに向かっていく傾向にあります。

 

 

 

 

 

 ダーティペイン

 

 

ダーティーペインとは、トラウマ本来の痛み(クリーンペイン)を避けることから生じる「2次的な苦しみ」のことをいいます。本来の痛みから逃げるための防衛反応で、余計に苦しみを深くし、本質的な癒しや自己の成長を妨げていきます。

 

私たちの神経系は、あまりにもトラウマの苦しみが大きくて圧倒されると、無意識にシャットダウンして意識を解離させ、痛みを感じさせないように働きます。それは私たちが生き残る上でのとても大切な戦略です。

 

例えばそれはお酒を飲んだり、甘いものを食べたり、仕事に没頭したり、瞑想やスピリチュアルに傾倒したり、、そんなことをして紛らわして、本来の痛みから意識を逸らしていくことも当てはまります。

また、休日ごとに遊びに出かけたり、いつも忙しく楽しい予定を入れている人もいるかもしれません。

 

お酒を飲むこと、食べること、仕事をすること、楽しむこと、瞑想自体は、なんの問題もありません。

その行為がなんのために使われているかが大切なのです。

 

意外にもですが、ダーティペインは、以下のような形で表現されることがあります。

 

 

・否認   :「あれは大したことではなかった」「もう乗り越えた」と思い込む

・自己批判 :「こんなことでいつまでも悩んでいる自分はダメだ」と責める

・比較   :「もっと酷い目にあった人もいるのに、自分は甘えている」

・過剰な責任:「あのとき自分がああしていれば、こうはならなかった」

 

(「生きづらさの正体は、からだが知っている ボディ・コネクト・セラピー・ワークブック 藤本昌樹著から抜粋 p22 )

 

 

 

 

こうした思考は「感情ストッパー」とも呼ばれ、本当に感じていることから離れ、

本来の痛みに癒しが届けられることを妨げていきます。

 

私たちは、普段からよく自分を責めたり、批判したりしますね。

 

それ自体もとても苦しい行為ですが、

自分を責めたりしている間は、一番辛い『本当の痛み(クリーンペイン)』を感じなくて済みます。

 

大切なひとを失ったとき、何かをうまくできなかったとき、

 

「あのとき自分がああしていれば、こうならなかった」

「こんなことで悩んでいてはダメだ」と自分を責めていれば、本当の悲しみに直面しなくて済みます。

 

私たちの自責や自己批判すらも、本当の痛みを感じることから守るための防衛なんですね。

 

 

 

 

 

 

まずは気づくことから

 

 

 

 

 

今もし、あなたが2次的な痛みであるダーティペインで苦しんでいるなら、

まずはその苦しみを「私が私を守ろうとしてくれている証拠なんだな」と気づき、

優しく受け止めてみてください。

 

あなたを守るために作られた、その固くて重い防具(ダーティペイン)を、

今すぐ脱ぎ捨てる必要はありません。

 

「今まで守ってくれてありがとう」

 

そうやって、防衛している自分自身に優しい声をかけてあげることから、

本当の癒しのプロセス(クリーンペインへの寄り添い)は始まっていくのです。

 

とはいえ、一人でその痛みに向き合い、少しずつ解きほぐしていくのは、とても勇気がいりますよね。ときには途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。

 

そんな時こそ信頼を寄せる身体心理セラピストさんのサポートとともに、

癒しを進めてみてくださいね。

 

 

あなたが、あなた自身の味方でいられますように。

心から応援しています。

 

 

 

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