朝方、愛犬アーシー

(黄色大犬)と

森を散歩しておりました。

 

木陰にアーシーがこさえた

落し物(間接表現)を拾うため

その場に屈み、同時にアーシーに

「そこでお座り、動くな」の

指令を出したところに

藪の向こうから例の

ライオン狩り専用犬

(巨大茶色犬)

(推定体重45キロ)が

足取りも軽くノーリードで登場。

 

この推定45キロ君は

リードをつけている時と

つけていない時では

つけていない時のほうが

眼差しや挙措がおだやかで、

アーシーもそれに気づいたのか

それとも今更逃げ出しても

もう遅いと達観したのか

その場に座り込んだまま動かず。

 

 

アーシーのその様子を見て

45キロ君はうきうきと

わが愛犬の隣に座り込み、

ぴしっと背筋を伸ばして

姿勢の良いところを証明した後に

アーシーの口元に鼻を寄せ、

アーシーが逃げ出さないことを

確認してから

それはそれは嬉しそうに

舌を少しだけ出して

アーシーの口の周りを

ぺろぺろと舐めたのでした。

 

ベロベロではなく

あくまでもぺろぺろ。

 

彼の図体の大きさを考えたら

本当につつましい控えめな動作。

 

 

 

 

・・・これは私は・・・

 

アーシーの飼い主として

どう反応すべきなのか・・・

 

だってこれ45キロ君

犬として相当に

礼儀正しい

振る舞いなんですよ。

 

あとここで私が

下手に事態に介入して

45キロ君を

無用に興奮させるのも

得策ではないという

判断もあり・・・

 

なおこのように口の周囲を

舐められたほうのアーシーは

喜ぶでもなく嫌がるでもなく

しれっと45キロ君を無視。

 

45キロ君は

アーシーの気を引こうとしてか

「さあ、あなたも僕のにおいを

お好きに嗅いでください」と

顎を持ち上げて喉を見せたり

頭を下げてうなじを

押し付けたりと

忙しかったのですが

アーシーはそれらすべてに

反応を見せず、しかし数秒後

45キロ君の飼い主が

あちらからやって来ると

ぱっと飛び上がり走り寄り

尻尾を振り立ててご挨拶。

 

・・・これはアーシー得意の

「お前の飼い主を盗んでやる」的

相手の犬に対する嫌がらせ行為・・・!

 

「ごめんな45キロ君、

うちのアーシーは

犬より人間が好きなんだよ」

 

45キロ君は私の言葉など

聞こえぬ風情でがっくり

肩を落としておりました。

 

まあでもね、今時

同意なしの接吻はダメですしね。

 

そこらへんの感覚の

アップデートを間違えて

某スペインのルビアレス

元サッカー連盟会長は今

大変なことに

なっているんですからね。

 

ましてや英国・

日本においておや。

 

人間社会と犬社会を

ごっちゃにしてはアカン。

 

ともあれ、

先日犬に噛まれた身としては

45キロの巨大犬を見ても

自分の身がすくまなかったことが

嬉しかったりいたしました。

 

 

私も自分の愛犬を

無理矢理に他の犬と

仲良くさせようとは

思っておりませんので

そこらへんはご安心ください

 

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