銘木を多用したまるで料亭のような建築と内蔵

場所・ 秋田県横手市増田町増田字中町95−2

電話・ 0182−45−5588

竣工・ 主屋 昭和12年(1937) 蔵座敷 明治14年(1881)

構造・ 主屋 木造3階建て 入り母屋造り 

    蔵座敷 土蔵造り2階建て 切妻妻入り

見学・ 9〜16時 310円 年末年始休み *当時の情報

人物・ 画家・藤田嗣治 舘岡栗山 芸術家が逗留

最終訪問・ 2024.10

*国・重要伝統的建造物群保存地区 *横手市・文化財

 



増田の町並みの奥の方にあり、通りからは門を隔てて少し奥まった位置にある木造3階建てですラブラブ

 


 

旧石田理吉家は文政2年(1819)に石田久兵衛家から分家し、金星という銘柄で知られる醸造業を戦前まで営み、戦後は病院を開業し、地域医療に貢献してきました乙女のトキメキ



平成23年に土地および建物が横手市に寄贈されています乙女のトキメキ
木造3階建ての主屋は県内でもまれで、座敷蔵とともに横手市指定文化財に指定されていますキラキラ

 

1階 座敷の次の間


 

現在一般公開している家屋は、木造3階建ての主屋と主屋東側につながる内蔵とその内蔵を包む覆屋に設けられた水屋部分となっています乙女のトキメキ

1階 次の間 銘木だらけでごてごて


道路からも望ことのできる木造3階建ての主屋は、6代・理吉によって昭和12年(1937)に上棟された建物で、5寸角の通し柱9本によって支持された垂直性が強調された外観となっています上矢印

 

 

現在でもこの地域では珍しいものですが、まだ茅葺・低層家屋が中心であった時代には今以上に特異なものであったと想像されますびっくり

 


1階 お座敷 


またこの主屋は1階に和室が2室、2階は和室と洋室、3階は和室の大広間の部屋構成となっていることから居宅としてというより
応接用に建てられた「離れ」であったことが伺えますラブラブ
 

1階 お座敷 

 

使用されている資材もよく吟味され、黒柿をはじめ様々な銘木をふんだんに使用し、部屋毎に趣向を凝らした細工がなされていますラブラブ

1階 お座敷の書院 欄間も素晴らしい 

1階 お座敷 床の間 


戦前の一時期、
藤田嗣治、舘岡栗山をはじめとする著名な芸術家がここに逗留し、作品を制作していたことが伝えられていますカラーパレット

 

1階 お座敷



3階建ての主屋につながる土蔵は、明治14年(1881)に5代・理吉氏によって上棟されたものです上矢印

 

1階 天井の材もいい

 

鉢巻や飾りを廻した腰、そして開口部が黒漆喰、その他の部分が白漆喰で仕上げられた白黒のコントラストが映える内蔵です乙女のトキメキ

 

1階 お座敷の廊下 床板も木目がすばらしい



特に入口等の開口部の廻りは、磨き漆喰仕上げで、100年以上もその光沢を残していますキラキラ

 

1階 襖の取っ手

 

蔵の内部は、1階が手前に板の間、奥に床の間を設けた座敷の二間となっており、2階は什器等の収蔵庫として使われていたようです乙女のトキメキ



1階の壁は一尺間隔で柱が並び、貫を隠す塗り込め壁の磨き漆喰仕上げとなっています乙女のトキメキ
2階に上がると巨大な小屋組を見ることができますラブ

 

1階 廊下 内蔵が見える

 

明治前半まで用いられていた、小梁を重ねる小屋組の形式で、掛け渡された巨大な杉梁で長大な棟木と、柱にでも使えそうな4寸角の根太を受ける豪快な小屋組ですチョコがけハート



木造総3階建ての主屋は、かつては北側に建っていた木造2階建ての主屋と渡り廊下によって接続されており、中七日町通りに面した塀の間に配された庭園に向かって出入り口が設けられていました乙女のトキメキ

 

内蔵 座敷 天井が独特のデザイン 


 

商家町として商家建築が中七日町通りに沿って並ぶこの地区において、このように前庭を設ける例は珍しく、建物が担った役割も含めて貴重な建築遺構となっていますチョコがけハート

 

内蔵 1階 

 

 

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増田の公開内蔵