2023年11月半ばに一人一泊でで茨城をうろうろ湯めぐったシリーズ、その5。
常陸太田市の温泉話はまだ続きます。
まずはここまでの行程リンク集からどうぞ。
横川温泉の宿を2つ立ち寄った後は国道249号へ戻り南下。
事前のピックアップからは漏らしていたけれども、国道沿いにあったこの看板↓を見逃すわけにはいきません!
実は横川温泉へ向かう途中でチェックしていたのでした。
公共交通を使うとJR水郡線の常陸太田駅から「小中・東館」行きバスで40分、「鉱泉入口」バス停から徒歩3分とのこと。
里美地区と呼ばれるエリアにあり、里川のほとりにある宿。
建物2F部分に大きく示された「元♨湯」の文字を見て興奮しない人はお引き取りください![]()
こちら大菅鉱泉(大菅温泉)は300年ほどの歴史のある湯。
この文章↑によると200年弱だけれども、それ以前から源泉は確認されていたのでしょう。
現在旅館は二軒あり、今回は里美屋は行かず、元湯旅館のみ立寄り。
それにしても「元湯」をここまで強調した宿に出会うのは初めてかも![]()
屋根の上の「元湯♨旅館」も別の角度からよく見えたりする。
大菅温泉 元湯旅館
ガラス戸の元湯旅館の文字↑がよく見えませんねぇ。
改めて入口。
14時過ぎに到着。
特にフロントらしきところはなく、対応してくれた女性の方に立寄り入浴料500円を支払った。
立寄り可能時間は10時~16時。
上のポスター↑にあるように、こちらでは手打ちの蕎麦もいただけるらしい。
さらに宿泊も二食付きで7850円と非常にリーズナブルな上、料理は品数豊富でお得感が素晴らしいという紹介を見たことがあった。
宿泊の客室は2Fなので今回は見てません。少し色褪せた赤い階段がいいですなぁ![]()
浴場は2つあり、男女別とかそういうことでなく、空いていればどちらも貸切で使用できる![]()
広いメインの方の浴場が空いていたので、そちらに入らせてもらうことに。
札を入浴中にすればOK。
脱衣所はソファと籠。
一人なので荷物や脱衣した衣類はソファに置かせてもらう。
脱衣所に掲げられていた効能パネル。
このほか分析書は令和元年のものがあったので、以後の数値はそちらから。
では浴室内へ。
むむ、この浴槽の形状は。。。この曲線は。。。まるで。。。
。。。![]()
素材はFRPか何かですかね。
3人ぐらいならは入れそうな規模。
洗い場は隅に2つ、シャワー&カラン。写真の色味がちょっと出てないです。
カランから出たのは源泉かどうかはわからず。
一応写真は貼っておきます。
では源泉のお話。それにしてもほれぼれする浴槽のオリジナル形状![]()
無色透明な湯は源泉名が「大菅鉱泉」。
源泉温度16.4度、pH10.2の、ふっ化物イオン、総硫黄、メタケイ酸の項による温泉法の温泉。
以前は単純硫黄冷鉱泉だったように思われるけれども、現在は総硫黄の数値が2mgに満たないためこうなったと思われる。
詳しくは後ほど。
自然湧出で、湧出量は1.9リットル/分と少なくて貴重。
この湯を基本は加温・循環にて使用している。この状況でオーバーフローは見当たらない。
嫌な消毒臭などは皆無。
浴槽の温度を測ってみると。。。
40.6度とゆっくり入りやすい温度で保たれている。
源泉の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが62.6mg、以下カルシウム2.1mg、カリウム1.3mgなど。
陰イオンは炭酸が31.6mg、塩化物が31.1mg、硫酸が28.8mg、水酸が5.6mg、ふっ化物が4.3mg、硫化水素が1.6mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸が62.4mg、メタホウ酸が1.8mg。
温泉法第二条によるとふっ化物が4.3mgで規定の2mg以上、総硫黄が約1.6mgで規定の1mg以上、メタケイ酸が62.4mgで規定の50mg以上となっている。
この総硫黄が2mgを超えると単純硫黄冷鉱泉になる。
まあこれはあくまでも数値のお話。
湯口が3つあるんですよ。
まず一番上のカラン。これは後ほど。
目立つライオン湯口。
ここからは何も出ておりませんでした。勿体ない!
そして実際の常時稼働湯口は浴槽内。
上からは勢いよく温かい源泉が噴出。
この上下で加温循環させているのでしょう。
さて一番上のカラン湯口。これをご覧の角度↓で捻ると。。。
非加熱の源泉が出るのです![]()
次第に風味が出てきましたよ。
洗い場のカランも流しっぱなしにすればそうだったのかもしれないけれども貴重な源泉、自重しました。
その風味。
淡いタマゴ臭、そして淡いタマゴ味を感知![]()
加温循環状態だとこの辺りは希薄であり、非加熱の状況で初めてはっきり分かったのでした。
この温度を測ってみると。。。
13.5度と分析書よりも低いけれども、非加熱源泉であることは間違いなし。
しばらくの間、セルフの加温循環併用かけ流し状況にさせてもらいました。蛇口↓に注目。
オーバーフローを待つときっとぬるくなり過ぎて悪いのでこのまま進めます。
浴感はヌルヌルしたツルスベ感がしっかり![]()
pH10.2、炭酸イオン30mg超えらしき素晴らしさ。
せっかくだから非加熱源泉も浴びますよ![]()
でもちょっとズルをして、湯口ジジィ方式で。貸切だと遠慮なくできる![]()
普通に入ってもツルツル浴感の素敵な源泉が楽しめるのでオススメ。
ジモっぽい雰囲気も素敵なこちら。
その評判のよい食事も楽しみながら泊まるのもいいな~。
次はひたちなか市までまた南下しての温泉へ。
大菅温泉 元湯旅館
茨城県常陸太田市大菅町261-1
0294-82-2712
立寄り入浴料 500円
立寄り入浴時間 10時~16時
<源泉名:大菅鉱泉>
ふっ化物イオン、総硫黄、メタケイ酸の項による温泉法の温泉
16.4度
pH10.2
成分総計 0.233g/kg
自然湧出
1.9リットル/分
無色透明
非加熱状態で淡タマゴ臭あり
非加熱状態で淡タマゴ味あり
ヌルヌルしたツルスベ感しっかり
加温循環 セルフで源泉(非加熱もできる)を追加可能
2023年11月入湯
※数値はR1の分析表より






























