2021年8月中旬、悪天候の中、南紀を1泊で旅したときのお話。
宿泊した「ホテル浦島」温泉話を始めたところまで。
まずはおさらいで、今までの行程を。
今回の湯はホテル浦島の白眉となる浴場の1つ、「忘帰洞」。
本館の中にある「ハマユウの湯」は日が変わると女湯になるため最初に向かったのだが、次の湯はそのまま本館を奥に進む。
途中には居酒屋が並ぶ。
やがて四つ角ホールに到着。
ここ↑から左側にまた通路をしばらく進む。
トンネルの中を進んでいる感じだ。
スタンプを押し、さらに奥へ。
洞窟温泉「忘帰洞」の入口。
ホテル浦島 <忘帰洞 編>
ここは2つ浴場があり、男女が入れ替わる。
チェックインしてから夜までに2回、翌朝浴場が入れ替わってもちろん行った。
真ん中↑に仏像が鎮座しているが、左側にある営業時間をご覧いただきたい。
昼は13時~23時、朝は4時半~10時となっている。
HPだと朝は5時からなのだが、これは夜明けに合わせて時間をずらしているのであろう。
そう、日の出が拝める浴場なのである…残念ながら4時台には起きれなかったのだが(^-^;
もうお分かりのように、天井は削った岩。
すでに洞窟の中な感じ。※この写真↑は翌朝男女が入れ替わったときに撮影。
午後の時間の男湯は、手前側。
それでは中へ。
浴室内は「ハマユウの湯」で触れたように、撮影禁止。
無人の脱衣所ぐらいは許してください(^-^;
脱衣所には分析書と共に、忘帰洞の由来が掲げてあった。
サイトにも載せてあったので、そこからコピペ。
ホテル浦島が立っている土地は海底が隆起してできた岬です。於泥岩層の破砕帯が熊野灘の荒い風波に浸食された間口25メートル・奥行50メートル・高さ15メートルの天然洞窟です。
その洞窟の中に自然に温泉が湧出して熱い湯溜りとなり古くから沐浴に賞用されていたようです。
「熊野詣」の華やかだった平安末期には、熊野三山に参詣した貴族がこの温泉で旅の疲れを癒したと伝えられ南北朝の頃には北朝方の将石堂義慶が軍船を率いて、立籠もったことから、将石洞とも呼ばれていました。
忘帰洞の名は、当初で旅館営業が始められた大正時代、紀州藩の徳川頼倫公が来遊されて『帰るのを忘れさせるほど心地よい』と誉めて名付けられたのものです。
洞窟の中の温泉にひたりながら望む、日の出、洋上の月足下の磯をかむ荒波などまさにその名にふさわしい絶景として当館を訪れる皆様にお褒めを頂いております。
この後の浴場内の写真はそのサイトから拝借したもの。
※写真はサイトから拝借
まずは最初の男湯の方の浴場(と思われる方)から。
以下の引用写真がそれぞれの浴場で間違っていたらごめんなさい。
いずれも男女の浴場もろとも洞窟というかくりぬかれた岩というか、圧倒的な空間の浴場だ。
※写真はサイトから拝借
こちら側の浴場の方が構造はシンプル。
それでもいくつか浴槽がある。
湯使いはすべて完全かけ流し。
洞窟の口にあたる、何といっても太平洋に臨むこの浴槽。
※写真はサイトから拝借
ぼくが訪れたときはここまで湯に青味はかかってなかった。
色だと「ハマユウの湯」と同じ、白青灰色濁りといった感じ。
使用源泉は「ハマユウの湯」と同じ、「ホテル浦島 温泉集中タンク(岩窟湯、翁湯、赤島1号泉、赤島2号泉、浦島湯、鯨湯)」。
繰り返しになるがここでも記すと、混合泉として源泉温度は51.5度、pH7.3。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。
成分総計は5.671g/kg。
動力揚湯で合わせて574リットル/分の湧出量がある。
立ち上がると太平洋。
※写真はサイトから拝借
実際は天候が悪く、波がかなり荒れていた。
それはそれで迫力があった。
この湯口↓がどちらの浴場のものか思い出せない。
サイト内にあるグーグルの画像より拝借。
※写真はサイトから拝借
コクのあるタマゴ臭。
コクのあるタマゴ味と、マイルドな塩味は同じ源泉だけに似た印象。
ぬるい浴槽も熱い浴槽も40~43度ぐらいの間に収まっており、こちらでも湯守仕事は完璧。
浴感もスベスベしっかりで心地よいことこの上ない![]()
それでは翌朝、浴場が入れ替わった後。
奥側の入口が男湯となる。
来れたのは6時ジャストぐらいだった。
天気が良ければ日の出の時間に頑張るのだが、ずっと悪いままだったこともあり、でもまあ寝坊である。
悪天候の6時ぐらいだとほとんど入浴客は見かけなかった。
ではまたサイトから拝借した写真で。
※写真はサイトから拝借
こちらの浴場の方が構造が複雑。
浴場への入口も3つある。
湯船も多い。
※写真はサイトから拝借
使用源泉は同じ。
湯使いも基本的に完全かけ流しは変わらず。
ここでこの混合泉の成分の特徴を簡単に列挙。
陽イオンではナトリウムが1585mgで70.49ミリバル%。
カルシウムの416mg、マグネシウムの87.2mg、カリウムの35.8mgと続く。
陰イオンでは塩化物が3113mgで92.01ミリバル%と大半。
硫酸が300.7mg、炭酸水素が39.6mgと続く。
総硫黄を計算すると、約16.67mgとなかなかの量。
中でもチオ硫酸イオンの割合が高かった。
洗い場が面白かったので、またグーグルから拝借。
※写真はサイトから拝借
洞窟の中に洗い場がある感じなのだ。
カランとシャワーから出るのは真湯、真水。
※写真はサイトから拝借
都合3回入った忘帰洞。
普段は大きな浴場よりこじんまりとした内湯の小浴槽を好むのだが、自然に即したシチュエーションで膨大な湧出量があるこちらの浴場は、そんなぼくでも名浴場として心にしっかり刻まれた。
次の「磯の湯」は源泉が変わるのでこれまたお楽しみに![]()
ホテル浦島
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
0735-52-1011
本館で1泊2食付きのプラン
「忘帰洞」
午前と午後で浴場の男女入れ替えあり
<源泉名:ホテル浦島 温泉集中タンク(岩窟湯、翁湯、赤島1号泉、赤島2号泉、浦島湯、鯨湯)>
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 (低張性・中性・高温泉)
51.5度
pH7.3
成分総計 5.671g/kg
574リットル/分(動力揚湯)
白青灰色濁り
コクタマゴ臭あり
コクタマゴ味、マイルド塩味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2021年8月入湯
※数値はH27分析書より





















