浅間隠温泉郷は鳩の湯温泉を後にし、久しぶりに激変の川原湯温泉エリアへ。
訪れるたびに様相が変わっているのは宿命的ではあるが、過渡期とは言え現地の温泉関係者の方も大変であろう。
以前は「笹湯」、「聖天様露天風呂」などの共同湯があったが、現在は無し。
中心的存在だった「王湯」はさすがに引き継がれ、場所が移転されてリニューアルされた。
「王湯」は移転前、旧施設が廃止になるギリギリに訪れたことがあったが、ちょっとの差で営業時間を外してしまい(終了時間が早い~)、惜別入湯ができなかった悔しい思い出がある(^_^;)
久しぶりの川原湯温泉のあまりの激変ぶりに、分かっていたが愕然とする。
とりあえず中心的と思われる駐車場に車を置く。
平日の昼過ぎとはいえ、駐車車両がほとんど無いのが気になる。
その新しい「王湯」はどこだ。
メインの温泉街自体が変わってしまった川原湯温泉で、シンボルの「王湯」も全然違うところに移動していた。
最初に出会った建物は浴場ではなかった。
2つの源泉タンクを管理する、源泉管理所ともいうべきところか。
この2タンクの源泉がそれぞれ違うのかなどは不明。
その先の階段を上り、道路を渡ったところに新しい「王湯」があった。
なんだ、目の前にも駐車できたのか。
それでも駐車車両がない。
でも営業はしているようだ。
ちなみに営業時間は10時~18時と、あまり長くはない。
建物の正面は堂々たるもので、「王湯」という名の風格がある。
ただ、まだ造成された土地に馴染んでいないが、これは仕方なかろう。
川原湯温泉 王湯
入浴料は500円。
以前は300円だったから、かなりの値上げである。
男女で浴場の名前が違っているが、使用源泉は同じ。
それぞれ内湯と露天風呂がある。
暖簾をくぐると川原湯の奇祭に挙げられる、湯かけ祭りに使用されると思われる桶が展示されていた。
これは良い![]()
湯かけ祭りは温泉地が移転しても継続されているのだ。
メイン浴槽は10人近く入れる規模。
以前の「王湯」も内湯と露天風呂があり、それぞれ使用源泉が微妙に違っていた(新旧混合泉と新湯)。
リニューアルして使用源泉が統一されてしまったのは何とも残念である。
源泉の温度が高いため加水されているが、しっかりかけ流されている。
そのほぼ無色透明の湯は、源泉名「川原湯温泉(新湯)」。
以前からの新湯なのであろう。
源泉温度79.3度、pH7.2の、含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。
成分総計は2.15g/kg。
先述のように、加水してのかけ流し使用。
僅かなアブラ臭と、淡いアブラ味、仄かな塩味がある。
含硫黄だが、タマゴ風味は残念ながら内湯ではほとんど分からなかった。
スベスベ感はわりとしっかりある。
それでは露天風呂へ。
広くはないが、少し扇形のカーブを持つ浴槽で、抜けは良い。
時期的に紅葉も終わりだったが、よい時期だと壮観であろう。
内湯と同じ源泉を使用しているが、浴槽の温度は高め。
露天という状況を考えても内湯よりも加水はかなり少ないようで、湯の状態は露天の方がよい。
内湯で感じられなかった含硫黄らしいタマゴ風味を、僅かだが感じることができた。
歴史のあった以前の「王湯」と、まだ新しい現施設を早計に比べてもあまり意味がないが、せっかくこの形でリスタートしたので、ぜひあの風格が出るような浴場に育って欲しい。
川原湯温泉ファンとして、切なる願いである。
川原湯温泉 王湯
群馬県吾妻郡長野原町川原湯491−6
0279-83-2030
入浴料 500円(2時間)
<源泉:川原湯温泉(新湯)>
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性・中性・高温泉)
79.3度
pH7.2
成分総計 2.15g/kg
ほぼ無色透明
微アブラ臭、淡アブラ味、微塩味あり
露天で上記に微タマゴ風味追加
わりとしっかりしたスベスベ感あり
加水かけ流し(露天の方が加水量少なく状態よい)
2016年11月入湯
※数値はH23の分析表より


















