青山美智子さんの
『月の立つ林で』を読んだ。




ずっと読みたかった本。

青山美智子さんの本は、
連作短編になっているものが多い。
この本もそうだ。

 

 

一章、一章で主人公が変わる。
でも、実はそれぞれの人が

どこかでつながっていて、

最後まで読むと「そういうことか!」と思う。

それぞれの章で励まされ、
最後にとどめの一発のように
ドンッと背中を押される感じ。

 

 

登場する人たちの悩みは、それぞれ全然違う。

でも読んでいると、

「ああ、私もこういうことで
悩んでいた時があったな……」

とか、

「今の自分の中にある小さな痛みと
ちょっと似ているな」

と思うところがある。

そして、とにかく読み終わると
「きっと大丈夫!」と思える。

 

 

もう一つ、この本を読んで強く感じたのが、
人の気持ちは、想像しているだけではわからない
ということ。

「きっと怒っている」
「きっと拒絶される」
「きっと嫌われている」

そう思ってしまうことがあるけれど、
それはもしかしたら、
自分の中で勝手に作った想像なのかもしれない。

 

 

ちゃんと話してみなければ、
一歩踏み出してみなければ、
本当のことはわからない。

『月の立つ林で』は、
新しい道に踏み出そうとしている人に
読んでほしい一冊。

読むと、少しだけ心が軽くなって、
「やってみようかな」と思える。

一歩踏み出す勇気と、
その先にある希望を与えてくれる本だった。


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