【絵日記レポ】「伝説の奇祭 馬市まつり」

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今回のあらすじ:

「馬市まつり」は奇祭か、それとも異世界の入口か?

 

招待状を手につがる市に足を踏み入れたねこぜ。

 

ガイド役の黒髪氏に連れられ猛暑に食べた「甘くて汗でるラーメン」。すでに全身の水分を失い瀕死。

 

それでもなんとか馬市まつりの会場に到着。
だが、そこに待ち受けていたのは…想像を超えるカオスの連続だった!

 

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迷宮への入り口


会場に到着すると、まず目に飛び込んできたのは、お祭りの王道アイテム――わたあめ、焼きそば、ヨーヨー釣り。

そこに突如現れる「亀屋のたこ焼き」!

 

「弘前さくらまつりで行列ができる」という伝説の甘いたこ焼きだが、汗でるラーメンを食べたばかりのねこぜは、さすがに今回はスルー。

そしていよいよ、馬ねぶたとのご対面…のはずが――
 

「ゾンビ馬!?」

会場には人がまばらな上、ゾンビのような装飾を施された馬が登場。神聖な祭りと思いきや、そこはファンタジーとホラーが交錯するカオスな空間。

「これが馬市まつりか…」
ねこぜの頭に疑問が浮かぶ。だが冒険はまだ続く。

 

 

黒髪氏「夜のメインステージまでまだ時間あるんで『のど自慢』観に行きましょう…」
 

 

 

「え、のど自慢?」

 

つがる市の松の館で開催されているのは「上原げんと杯争奪 のど自慢大会」。

ただののど自慢かと思いきや、そこは別次元の白熱ステージだった!

 


会場に入ると、観客約500人が詰めかけ、NHK顔負けの本格ステージが目の前に。

 

キラキラのドレス、ミラーボールのようなスーツを身にまとった出場者たち。

ライティングや音響もプロ顔負け。

 

さらには、会場につめかけた大勢の観客の声援と熱狂ぶり。

 

 

さらに辛口の審査員によるアドバイスが飛び交う。

ねこぜ:「…これ、ハイレベルすぎない?」
なんと予選を勝ち抜いた歌ウマたちが、市内だけでなく、青森全域から(秋田からも!)集結していたのだ。
会場の熱気と歓声、観客席で奪い合われる指定席――ただののど自慢ではなかった。

 

 

 つがる市の「裏ボス」

 



「上原げんと」という人物をご存知だろうか?

 

上原げんと(1914年 - 1965年)

 

つがる市出身の伝説的作曲家で、美空ひばりのヒット曲「港町十三番地」を手がけた人物である。
 

その功績を称え、毎年開かれているのが「上原げんと杯争奪 のど自慢大会」。

きょうは予選を通過した参加者で「準決勝・決勝戦」を争っているそう。

 

観客約500人を前で歌声を披露したあとは、特別審査員の先生から辛口批評がはじまる。

 

「はいーおつかれさま。

(元歌の歌手)◯◯さんに似てていいね。でも、子音が弱い!2番がはっきり聞こえない、あと、歌う時の表情が…」

 

上原げんと氏の功績を讃えるこの大会は、ただ歌うだけでなく、感情を込めて人を感動させるレベルが求められる。

観客たちはパンフレットを手に真剣な眼差しで審査員の批評をメモするほどのガチンコぶり!

ねこぜは途中参加だったが、レベチなのは一瞬でわかった。

 

ねこぜ「これ、何時からやってるんですか?」
黒髪さん「朝11時から。16時までやりますよ!」

 

ねこぜ「なにーーー!!5時間も!?」
 

 

すでに体力の限界でうとうとしてしまっているお年寄りもいた。
その指定席は朝から並んで先着順らしく、黒髪さんが席をとっていてくれた。
 
※「決勝」観覧希望は大会の整理券がないと観覧できない。
 

 しかし、指定席にいくと…

 

黒髪氏「ねこぜさんに指定席とっておいたんですが…」

 

 

 

黒髪さん「…なんということでしょう!席は奪われていました!w
 
なんてこった…!!!
ふだんは忍耐と礼儀正しさの青森県民も、席を奪いあう!それくらい夢中になるコンテストってわけか…!!
 
(…というか、先輩たち、すわってください…!)
 
昔は、体育館みたいな場所でブルーシート敷いて先着順だったらしいけど、朝から席取りがすごかったとか。
今は、観客もイスが愛しいお年頃になってきたのでイス付きの会場にかわり、指定席になったとか。
 
それに、昔は「出場希望者の募集」も電話でつがる市役所の回線がパンクしてしまうほどの人気で大変だったそう。

 

image

黒髪氏「時代も時代なので、いまは電話予約みたいなレトロな申し込み方法はやめて…」

 

(ふむふむ、ついにネット社会に…?)

 

黒髪氏「往復ハガキになりました!

 

どひゃーーー!(往復ハガキかーいw)

さすがつがる市。一歩進んで二歩下がる。
情報化されてないミステリアスなところ、すき。

 

「あの子だ、あの子うめえんだ…」

 

決勝戦まで進んだ平内町の三津谷さんが、20年越しの優勝を果たした瞬間、会場中が涙と歓声に包まれる。

 

 

 

優勝で名前が呼ばれた時は泣きくずれ、観客席から歓声が。


「ゆかー!」「ゆかちゃんー!!」と歓声が。
「歌詞間違えちゃったからダメかと思ってた…」と感極まり涙がこぼれるシーンも。

 

優勝決定戦まで競い合った、小松さんがハンカチをすかさず手渡し、会場みんなが一体となり拍手を送ったのでした…!

「これは冒険のクライマックスか…?」と思わせる熱気だった。

 

ゆるい馬ねぶたと道路を隔てて、こんなにアツい戦いがくりひろげられているなんて、どうなってるんだ!つがる市は!!!

 

「馬市」まつりと「歌ウマ」まつり。

意外な組み合わせだけど、これはつがる市に来た価値があった。

 

でも、

ねこぜの目的は馬市まつり!

馬が燃えるのをみるまでは死ねない!

 

 

 汗でるナポリタンと次なる試練

 

 

そろそろ、ゆるい馬市まつりのステージに戻ろうとすると…

 

 

 

「"すっぱくて汗でる"ナポリタン食べに行きますか」

 

 

なにー!!

本日の「汗でるシリーズ」第二弾www

 

どんだけ汗出させるんだ!!

 

 

(もちろん食べました)

 

(汗でました)

 

(その話はまた今度)

 

 

 

 

結局、馬市まつりの夜のステージはあっさりと終了。

馬が燃える姿を夢見ていたねこぜの期待は、次回の「馬のパレード」へと持ち越されることに。

次なる試練が待つつがる市で、ねこぜはどんな冒険を繰り広げるのか――?


おーい、馬はいつ燃えるんだよう〜

 

(第5話「馬のパレード」につづく)

 

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もくじ

【奇祭 馬市まつり】第1話「運命のいたずら」
【奇祭 馬市まつり】第2話「招待状」
【奇祭 馬市まつり】第3話「出発」
【奇祭 馬市まつり】第4話「ハイレベル」
【奇祭 馬市まつり】第5話「馬のパレード」
【奇祭 馬市まつり】第6話「まつりの裏に隠された謎」
【奇祭 馬市まつり】最終章「クライマックスと約束」

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サムネイル

ねこぜ😸

月イチ青森旅ブロガー

青森を愛するドジな旅人。

2011年から月イチで青森をひとり旅して、ブログで失敗談を書いてます。

 

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