サイズが合っているのに痛い理由|靴の「曲がる位置」のズレが引き起こす問題
サイズは合っているのに、なぜか痛い。
しかも、片足だけ違和感がある。
このようなケースは珍しくありません。
多くの場合、サイズや幅に原因があると考えられます。
しかし実際には、
それだけでは説明できない痛み
が存在します。
※ 「サイズが合っているのに痛い」というご相談は本当に多いです
その原因のひとつが、
靴の「曲がる位置(屈曲点)」のズレ
です。
東京新宿「靴は売らない靴屋」
シューフィット・神戸屋の西村泰紀です。
これも、多くのお客様が見落としているポイントの一つです(靴屋さんが見てくれないのも原因?)。
足には「曲がる前提の構造」があります
人の足は、歩くときに必ず「曲がる位置」があります。
親指の付け根(母趾球付近)を中心に足は屈曲し、
その動きによって体は前に進みます。
つまり、
足は決まった位置で曲がるようにできている
ということです。
※ 足には自然な屈曲ポイントがあります
靴にも「曲がる位置」があります
一方、靴にも構造があります。
靴底には「曲がるように設計された位置」があり、
その位置で折れ曲がるように作られています。
問題は、
この位置が足と一致していない場合
です。
曲がる位置がズレると何が起きるのか
足と靴の曲がる位置がズレると、
- 指が押し出される
- 足の動きが制限される
- 特定の部位に負担が集中する
結果として、
「原因が分からない痛み」
が生まれます。
この痛みは、サイズ調整では解決できません。
なぜ片足だけ痛くなるのか
さらに重要なのは、
人の足は左右で違う
という点です。
例えば、
- 指の長さ
- 親指と小指を結ぶ角度
- 足の使い方
これらは左右で違うことが普通です。
そのため、
片足だけ曲がる位置が合わない
という状況が起こります。
これが「片足だけ痛い」原因の一つです。
サイズでは解決できない理由
ここで重要なのは、
この問題はサイズでは解決できない
ということです。
サイズを変えても、屈曲点の位置は変わりません。
そのため、
- サイズを上げる
- 幅を広げる
といった対処では、むしろ悪化することもあります。
ズレを吸収しやすい靴という考え方
ひとつの対処として、
曲がる部分が柔らかい靴
があります。
例えば、ボロネーゼ製法のように前足部がしなやかな靴は、
足の動きに合わせて屈曲しやすくなっています。
これにより、ズレの影響を軽減しやすくなります。
ただし、こうした靴は店頭に多くの在庫がありません。
- 製造コストが高い
- 構造が複雑
- 量産に向かない
という理由があります。
店頭で見落とされているポイント
※ 本来見るべきは「動き」です
多くの靴選びでは、
- 当たるかどうか
- きついかどうか
が中心に見られています。
しかし本来確認すべきは、
足と靴の「動きの一致」
です。
この視点が抜けると、どれだけサイズを調整しても問題は解決しません。
まとめ
サイズが合っているのに痛いとき、
原因は「曲がる位置のズレ」にある可能性があります。
そして、足は左右で違うのが普通です。
そのため、片足だけ痛くなることも起こります。
靴選びは、
「長さ」ではなく「動き」で判断することが重要です。
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シューフィット・神戸屋
西村泰紀


