日本滞在最終週で
かなりの疲労を抱えた私は、
フィレンツェの自宅に戻り、バタンキュー。
4個のスーツケースの荷解きと
掃除以外は
完全ごろごろ生活を決め込む。
日本の皆さま、
おはようございます。
日本最終週のドタバタ劇の様子はこちら。
色々ありました。
イタリアで待っていた主人も、最終週の状況は重々理解していたので、
帰ってからの数日は、
おさんどんから解放されました。
本当にありがとう😊
一番してもらいたかったことは、
誰かに料理してもらうことでした。
日本の暑いキッチンでの毎日のご飯用意に
実はかなりのパワーを奪われていたから。
そして、イタリアに戻り、
こちらの気温が下がったのもあり、
完全に食欲は戻る。
首を長くして待っていてくれた愛猫と共に
怠け者生活を決め込み、
時差ボケも手伝って、
いくらでも眠れる…
という困ったちゃんになる。
そんなごろごろ生活を決め込んでいた私を、
帰国後4日目に待っていたのは、キャンティの野外オペラだった。
時差ボケで、頭はまだクラクラしていたが、ひとまずこれに向けて調整する。
キャンティ地区で行われるロッシーニ作「セビリアの理髪師」。
女性舞台監督は、ベルギー人の主人の友人アン・ロースだった。
今は亡き彼女の旦那さまは、有名なオペラ歌手で、彼女自身長年オペラ制作に関わってきていた。
何度か主人のダンテ公演で会うようになり、オペラについてのお話はうかがっていたが、
彼女の手がけた作品を見るのは初めてだった。
キャンティのパンツァーノにあるSpazio Lilicaでオペラを上演するのが、
ここ何年かの彼女の大きなプロジェクトだったのだが、地道な努力が実を結び
今回それが、実現したというわけだ。
このスペースを使って、若いオペラ歌手たちの道を開いて行きたい!
というのが彼女の信念。
オペラには、主役の歌手以外に
生演奏のためのオーケストラがいる。
他の演劇やコンサート同様、舞台装置やライト、衣装などなど、
小さなイベントを開催するためであっても
かなりの資金が必要。
大きなスポンサーがついてくれたことにより、今回の上演が実現に漕ぎつけたという。
舞台装置も衣装も現代にアレンジしてあり興味深かった。
フィレンツェフィルハーモニーのオケの演奏の中、
オペラ歌手たちはイタリア人歌手が一人以外、
ウクライナ(フィガロ)
ギリシャ(ロジーナ)
ルーマニア(アルマヴィーヴァ伯爵)
日本人、台湾人の歌手も加わる国際色豊かな顔ぶれだった。
最初はおっかなびっくりに見ていたが
クオリティの高い歌声と演技は、幕が進むごとに
伸びやかになっていった。
歌手たちの演技も中々だった。
これは監督の台本が素晴らしいからだと思うが、
その辺りも若い歌手たちにしっかりと伝わっていて、
ロッシーニのコミカルな音楽と
歌手たちの歌声の駆け引き、それらが絶妙にあっていた。
舞台は小さく、舞台装置もシンプルで、それらには潤沢な資金は投影されていないことは
すぐに分かったが
とても素晴らしい舞台だったと思う。
アンの技量を、しっかりと見せてもらえた。
そして若手歌手たちの未来への道も。
あっという間に深夜0時。
フィレンツェの自宅についたのは1時過ぎ。
そこから主人とチーズとワインで小腹を満たしているので、
時差ボケが続くことは必至である。
しかしすぐに眠れなくても
歌声が体の中を流れる中、寝落ちまで楽しめるのは、
素敵なことだった。
ギルランダ 短冊ペンダント 925シルバー ジルコニア 西洋彫り
日々のフィレンツェの光や時間の中で、ひとつひとつ手作業で制作しています。
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