理学療法士が教える赤ちゃんの発達とお母さんの体作り:国分寺 -3ページ目

理学療法士が教える赤ちゃんの発達とお母さんの体作り:国分寺

10年以上理学療法士として病院で治療し運動指導してきた私が、赤ちゃの姿勢と発達を良くする日々の習慣や体操をお教えします。

こんにちは。山崎有紀美です。


向き癖の記事を読んで質問をいただいたので、抱っこのことを書いてみたいと思います。



首が座ったら、起きているときはだいたいたて抱っこをしますよね。




イメージとしてはこんな感じでしょうか。


こうやってお母さんのほうを向けて抱っこをすることが多いと思いますが、

意外とお母さんが抱っこしやすいほうの腕にお尻を乗っけるようにして抱っこしませんか?

力が入りやすいからいつも右腕ばっかりとか

右手でなにかしたいから、左腕ばっかりとか・・・



お母さんのほうを向いて抱っこされると赤ちゃんは前をみたいので、ついいつも向きやすいほうから前を向きます。

この向きやすいほうって言うのは、寝ているときの向き癖の方と一緒じゃないでしょうか?

そして、振り返って前をむこうとするとからだもねじらないといけなかったり・・・


よけいに向き癖をつけてしまいかねないと思うのです。


向き癖を解消するためには、左右自由に見られるようにしてあげるのがいいといいましたよね。


首が座ってからのたて抱っこはこんな方法をオススメしていますので、参考にしてみてください^^



こんにちは。山崎有紀美です。


昨日まで向き癖のお話をしてきました。


なぜ私が赤ちゃんの向き癖をはじめ、姿勢に気をつけて育てることが大切だと思っているかについて書いてみたいと思います。


曲がっているより左右対称に近いほうがよさそうだとは思いますよね。


からだが曲がっているとかゆがんでいるというと

骨が曲がっちゃっているというふうに思う方もいるようですが、

骨自体が変形しているということはまれで

左右の筋肉の張り具合や長さの違いで曲がっているようにみえていることがほとんどです。


しっかりまっすぐ歩くようになるには、

筋肉を均等に鍛えていくことが大切だと思うのです。


とくに、赤ちゃんの場合

生まれてすぐは首もグラグラ

からだもくにゃくにゃ柔らかい

自分のからだをさせて立って歩くだけの筋肉が育っていないのです。


生まれてから、立って歩くまでにしっかり左右均等にからだを使って発達していくことが大切だと思うのです。

この時期にしっかり発達をすすめることで、からだの使い方の土台ができます。



そして、赤ちゃんの場合自分で移動が出来るようになるハイハイ時期前までは

とくに、お母さんの抱っこの仕方や関わり方が大事です!


お母さんの関わりか方ひとつで本当に発達が変わってきます。

しかも、特別な難しいことをするわけではなく

向き癖の対応のときのような簡単なちょっと気をつければいいことばかりです。


特に大きな病気はないけど、

発達が気になる場合は、赤ちゃん本人よりも

周りの大人や環境が邪魔をしている場合が多いと思います。


赤ちゃんの発達する能力を最大限に引き出してあげたい!

そのために、その邪魔になっていること

引き出すために積極的にしたほうがよいこと

などを今後も少しずつお伝えしていきたいと思います。
こんにちは。山崎有紀美です。


昨日のつづきです。


向き癖があって影響がでてくることのひとつに

女の子だと特に気になるかもしれない

頭の形です。


想像はつくかもしれませんが、

いつもいつも同じほうを向いてねていると

やわらかい赤ちゃんの頭は重みでつぶれて左右の頭の形が変わってしまうことがあります。


特に、起きているときは少し反対をみることもできても

寝てしまうと必ず同じほうを向いているということも多いと思います。


寝ている時間は、とくに首座り前の赤ちゃんは長いですよね。

長い時間同じ格好をしているのでさらにクセがついてしまいます。


そんなときは、寝ている間だけても、頭にタオルを当てて顔をまっすぐに保つようにしてあげるといいですよ。


どんな風にあてるかというと



タオルを端からくるくると巻いていく



両側からまいて



ひっくり返してここの間に頭を乗せる感じです。


タオルなので後から形が変えられるので便利です。

横を向いてしまったら、向いた側のくるくるを一回伸ばして

くるくると巻きなおしていき、顔が上を向いたところで当たるように調整します。


まっすぐ向かせたほうがいいのかーと

手で触って向きを変えると起きてしまったりすることもあるので

タオルでソロソロっと気づかれないように直すのがポイントですよ。


こんにちは。山崎有紀美です。


昨日の記事のつづきです。

赤ちゃんの向き癖があるとどんな影響があると思いますか?


生まれたばかりだと、見えている世界も全体的にはぼーっとしているし

まだ自分の手足がどれかすらわからない。


見たり、触られたり、自分からものに触ったり、なめたり・・・

そうしてだんだん自分のからだを認識していきます。


自分の手に気づいてじーっとみつめたり

指をなめてみたり


だんだん見たものに手を伸ばすようになってきます。

気になるから手でつかんでみたい

なめて確かめてみたい


となっていくのですが

このとき向き癖があると向いている側のものには興味が出るのですが

反対側に意識がいきにくくなるのです。


左に向き癖があるとすると

右側に興味が向きにくいので

左手ばかりなめる

左手ばかりでものをつかむ



左右どこまでみえているかなと顔の前でガラガラなどを左右に動かしてみると

左側はずーっと目で追ってくるのに、

右側は途中でふっと視線がそれてしまったりします。


首が座るまでに左右しっかり首をうごかしてものをみる。

これってとっても大事なんです。

首が座るというのは重い頭を支えるだけの首の筋肉が鍛えられる必要があります。


しかも、まっすぐ顔を保つためには、首の筋肉が左右均等に鍛えられないと難しいですよね。


もうわかりますよね。

向き癖があると首すわりが遅くなることが多いんです。


赤ちゃんの発達というのは、順序があってまずは首が座って腰が座って、手足の細かい動きが出来るというように頭のほうから下へと進んでいきます。


まずは、首がすわらないと始まらないのです。



では、向き癖を減らしていくにはどうしたらよいと思いますか?

意外と簡単なことで

向きづらい方から話しかけるようにする


向きづらい方からおもちゃで興味をひいて向く機会を増やす


向きづらい方におもちゃを持たせる


向きづらい方におもちゃを置いておくようにする



などなど

とにかく反対側への興味を増やしていくことです。


向き癖に気づいたらなるべく早くに反対側への興味をひくように遊んであげること。

これが大事だと思います。


そのほかにも向き癖で影響がでることがまだあります。

それはまた明日書きますね。