十一面観音の縁日☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


本日9月20日は、正五九の『十一面観音』の縁日となります。


十一面観音は、最も早く成立した変化観音とされ、梵語は『エカーダシャ・ムッカ』で、エカーダシャは『十一』を、ムッカは『顔』の意味となるので『十一面観音』と称されます。

六道にあてられた六観音では『修羅道』を救済する観音さまとなります。



十一面観音は、四方八方、上の世界から下の世界まで、十方のあらゆる方角に顔を向けたお姿に本面を足して十一面となったとも言われています(諸説あり)




十一面観音の頂上は『仏面(ぶつめん)』の如来相であり、悟りの完成の意味があり、仏面の下の舟形光背は阿弥陀如来の化仏で、その両脇は『菩薩面(ぼさつめん)』となります

仏面、菩薩面とも慈悲に満ちた柔らかなお顔をしております。

右三面は『狗牙上出面(くげじょうしゅつめん)』で、善行誉め称え仏道を志すことを応援する相とされております。

左三面は『嗔怒面(しんぬめん)』で、悪人を善人に立ち返らせる怒りの相と言われています。


後ろの正面、真後ろのお顔は『暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)』という相で、悪を見抜き、笑いながら怒っている表情と言われています。
後ろの正面、暴悪大笑面は光背などに隠され、通常見ることができないようになっています。


このように十一面は、様々な顔や姿に変化して衆生を導く意味があり、そのため多くの天部の本地仏としての顔(面)があります。



天部の神さまを多くお祀りする清瀧寺では重要な観音さまで、大鷲妙見大菩薩・大聖歓喜天・天満大自在天神・下総の鎮守である香取大明神の本地仏とされています。

争いと憎しみの世界、修羅道から救い導く十一面観音さまに、世界の平和を祈りたいと思います。