犬の一時預かりの話を
書いたからには
この話も書かなくてはならない。
現在、私とお散歩仲間の
毒舌夫人は『公式に
交戦中』であるそうです。
本人(毒舌夫人)が
おっしゃっているんだから
たぶん間違いはない。
「もう近所の人すべてにね!
アナタの非道は伝えてあるから!
知らぬは本人ばかりなりよ!」
近頃の毒舌夫人は
知人友人と
近況報告をしていると必ず
「それでほらあのアナタの
犬のお散歩友だち
(私のこと)は最近どう?」と
尋ねられるのだそうで
「全員にちゃんと教えているわ、
『私、今Norizoと
口をきかないことに
しているの!』って!」
そうすると皆様必ず驚いて
「それはどうして」と
訊いてくるそうで
その質問に奥様は答えていわく
「Norizoは先日
1週間旅行に出たの、
それはいいの、でも
海外旅行だから
犬は連れて行けないでしょ、
だから私はあの家の
アーシーをうちで
預かるつもりだったの、
なのにNorizoったら
他の人に犬を頼んだのよ!
私が喜んで面倒を見るって
前もって伝えてあったのに!」
「公平を期していえば
預け先は悪くないの、
むしろいいの、Norizoが
夏の間にスパニエルを
そのスパニエルちゃんの
おうちなの、気質も躾も
健康状態もとてもいい犬でね、
ああいう犬を育てている人になら
自分の犬も安心して預けられる、
それはわかるわ、
でもこれは別の話よ!」
「私は夏に自分の犬を
亡くしているじゃない!
アーシーはうちの子の
唯一の友達だったじゃない!
期間限定でもいい、もう一度
犬との生活を送ってみたい、と
こんなに切望している
年寄りの心を踏みにじるなんて、
私はNorizoを見損なったわ、
いえ、これは宣戦布告よ!
私の前でNorizoの話はしないで!」
するとたいていの場合相手は
眉をひそめて
「まあ・・・それは・・・
Norizoさんも
どうしてそんなことを・・・」
「アタシのことは
信頼できないんですって!」
「ひどいわNorizoさん、
そんな言い方しなくても!
Norizoさんはまた
なんでそんなことを言うの?」
「それはたぶんね、この間
Norizoが犬を連れて
うちに遊びに来た時に
私がNorizoの目をかすめて
アーシーにメレンゲを
毒舌夫人曰く、これを聞くと
どの知人も友人もそれまでの
「うん、わかるわかる!
Norizoさんひどい!」みたいな
態度をすっと引っ込めて
「・・・ああ、それはね」という
顔つきになるのだそうで
そんなわけで私と毒舌夫人は
現在交戦中だそうです。
なおこの会話はいつもの
散歩中に交わされているのですが
「これは会話としてカウント外」
とのことです。
よろしくお願いします。
敬老精神からも毒舌夫人に
犬を預けるべきだったと
お考えになるアナタも
それは預けないのが良策と
私の判断に
ご納得くださったあなたも
お帰りの前に1クリックを
↓

