増田の地理・気象・地形・土地・政治・文化

場所・ 秋田県横手市増田町増田字七日町・上町・中町など

電話・ 横手市まちづくり推進部 文化振興課へ

竣工・ 明治初期から昭和初期

構造・ 木造2階建て 土蔵造り2階建て

見学・ 主に9〜16時 有料と無料あり

見どころ・ 中に入らないと見れない内蔵

人物・ 「釣りキチ三平」 矢口高雄 

最終訪問・ 2024.10 再訪 2025.11 3回目

*国・重要伝統的建造物群保存地区

秋田県南部の横手市の増田町というところにある重伝建の商家町で、内蔵と言うのが名物ですキラキラ

地理

東北の秋田県南部の西栗駒山麓に位置し、成瀬川が皆瀬川に合流するところが増田です波
旧街道では子安街道と手倉街道の交わるところですが、宿場町としてではなく、
物流の拠点として発展し商人の町が形成されたのが増田です乙女のトキメキ

増田のメイン通り 


やはり河川交通でも便利な川の合流点、陸路でも便利な街道の合流点に発展するものですね波
今でいう、ターミナル駅や高速のジャンクションに当たる場所ですねウインク
やはり位置的なことも町が物流の拠点として栄える条件になりますねラブ

地形

増田町は標高100m前後であり、横手盆地南端東側に位置します上矢印
真人山から見る扇状地は肥沃で水はけがよいため、安定した地盤とおいしい地下水により縄文時代から人が住み着いていたようです波



現在、その痕跡を垣間見ることができるのは、吉野地区の「梨の木塚遺跡」に竪穴式住居が再現されていますびっくり

 

なんとここは扇状地でもあり、水はけも良く、水は大雪が降るので地下水が豊富で、地震が起きても地盤がいいので、建物が被害を受けにくいという条件もそろっていて、古代の方もここの良さを見抜いていたのですねウインク

気象

夏は盆地特有のフェーン現象により非常に暑く、冬は2mの豪雪地帯ですアセアセ
雪は増田に10件以上存在した魚屋が雪室に運んでいき、9月頃まで氷の代わりにして使用していたそうです雪だるま
自然の氷を活用したという点で、今でいう「エコ社会」の1つですチョコがけハート

増田一美しい内蔵座敷 「日の丸醸造」


これは新潟でも同じ雪室の冷房を使用しており、魚沼でありますので、雪国のエコな知恵ですねウインク
なんと増田は夏は盆地で内陸なので、とても暑いのですねショボーン

 

現在でも蔵の中で暮らす 重文「佐藤又六家」

 

きっとそんなときでも蔵の中はひんやりとして、クーラーがない時代に暑さから身を守っていたのでしょうねキラキラ
でも座敷だったり神聖な場所なので、普段は使用できないかも知れませんタラー

土地

農地として好適地の横手盆地は陸地盆地としては日本一の広さを誇ります乙女のトキメキ
昔から米作中心の地域ですが、増田が栄えた頃は特殊農産物といえる葉たばこや養蚕がこの流域では行われていましたタバコ
その仲買人は増田の商人ですおじいちゃん

たばこと生糸で成功した「佐藤三十郎邸」


今は傾斜地を活用した果樹栽培が増田町亀田から北は平鹿町醍醐や横手市大屋、南は稲川町大倉のあたりまで広がっていますりんご

 

りんごの無袋栽培はこの地区から始まり現在は全国的になっていますキラキラ
樹上で完熟させるために
大変糖度の高いりんごが作られていますびっくり

増田のお土産 おいしいりんごジュースでした


政治

一国一城令により廃城となった土肥城跡は現在、増田小学校となっています学校
「増田」が国史に初めて登場したのは天平宝字3年(759)9月で、ここに出羽の郡衙(ぐんが)が置かれたと記載されていますウインク

この平鹿郡名の発祥地は増田町の小字名「平鹿」で、この地名の由来は成瀬川の河成段丘線崖にあったといわれています波
平成17年に市町村合併しましたが、増田町は平鹿郡の筆頭町村でしたキラキラ

増田は中心地だったと説明を受けた佐藤又六家 右 


増田町本町を中心に役場、警察署、消防署、法務局、郵便局、営林署、さらに県内一の葉たばこ耕作面積を管理する専売公社などの諸官庁の所在することによって、周辺地域の中心でしたおねがい

文化

増田は産業や文化の面で北前船の影響を受けた最も内陸の1つですウインク
内蔵の意匠などに関西風というか、上方の影響を受けたものも多く存在しますびっくり
 

内蔵の鞘などに京都のような影響を感じる 

 

また、財力と人脈によりそれぞれの分野の専門家を召喚し、その当時日本の作庭家の第一人者の1人である長岡安平設計による真人公園は春の桜を観、秋には紅葉を楽しみ、その真人山を借景にした庭を造るなどして客人をもてなしたといわれていますチョコがけハート

絵画、写真はもちろん、俳句や短歌、謡、能などを嗜む方も多くおられたとのことですカラーパレット
北前船の影響を受けた産業面では、昆布架加工を行う昆布店が今も増田にあります波

 

「佐藤三十郎邸」 こちらの床も京都の平等院鳳凰堂の影響

 

やはり財力が豊かなところに文化が育つ余裕が生まれてきますねグッ
そして、全国でも有名な秋田出身の作庭家で有名な長岡さんはここでも活躍されていますねおじいちゃん

 

 

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秋田県内の長岡安平さんの設計の庭園