★田園風景の中にある豪農の大邸宅で庭園と洋館が見もの★
場所・ 秋田県大仙市高梨字大嶋1
電話・ 曜日と時期により3通り
竣工・ 大正時代 洋館は大正11年
構造・ 鉄筋コンクリート(RC造り)2階建て
庭園設計・ 長岡安平
公開・ 4月下旬から11月中旬 毎週(月)休み 祝日の場合は翌日
11月下旬から4月中旬はお休み
料金・ 300円 9〜15時30分 最終入場 閉園16時 *当時の情報
最終訪問・ 2023.05
*国・重要文化財 *国・名勝
秋田県中央部の穀倉地帯、横手盆地の北端にある大仙市の広大な農村地帯にある邸宅です![]()
邸宅前の水田風景 5月はまだ水が張られた状態
ここは、同じ大仙市の温泉旅館、強首温泉「樅峰苑」に宿泊した際に、宿にあった観光パンフで見つけ、さっそく旅の予定に加えました![]()
家紋の亀甲型をした邸宅だそう![]()

・本家 庭園 *国・名勝
旧池田氏庭園は、東北3大地主と称された、大正期の国内有数の千町歩大地主であった池田家の旧邸宅敷地です![]()
(所有田畑1200町歩・小作人1250人)
本家庭園は、明治29年(1896)の陸羽地震(六郷地震)による主屋の倒壊を契機に、13代池田文太郎(1868ー1927)が周辺の耕地整理事業に合わせて屋敷地を拡大し、
近代造園の祖また近代公園の先駆者とも称される造園家「長岡安平」の設計により大正時代の初め頃に完成しました![]()

旧主屋(昭和27年焼失)を中心に、敷地の南西に位置する主庭園、東部の奥庭(内庭)、北西部の平庭(広場)に3区分されます![]()
旧高梨村役場をイメージして復元 pの庭園案内所
家紋を意識した亀甲型(六角形)の、42000平方m(本家庭園)の広大な敷地の中に、日本庭園と洋館、5つの蔵が入っています![]()
周辺にも分家の庭園とかあるんだって 回り切れないよー
庭園は、平成16年に秋田県内の庭園では初めて国の名勝に指定されました![]()
正門前の参道

・祖庭 長岡安平 〜近代造園の祖〜
明治・大正期に活躍した現・長崎県出身の造園家![]()
自然風景を基調とし、庭園に社会性を持たせ、家族の利用などにも考慮した、新しい時代(近代)の造園理念のもと、全国に優れた公園や庭園を多数造営しました![]()

秋田市の千秋公園は、長岡の「庭園」代表作のひとつであり、現時点で唯一、国の名勝に指定されています![]()
他にも東京の芝公園「紅葉谷」や、札幌大通り公園の設計の他、日比谷公園の初期設計にも参画しています![]()
大仙市内では、大曲地域・角間川町地区の旧大地主・旧本郷家・旧北島家の庭園を造園しています(記事あり)![]()
お屋敷の守り神

「長岡安平の精神」
「造園家の覚悟・庭園は1つの芸術である以上、庭園設計家は芸術家でなければならない。
正門より中の門へ
庭園には作者の人格が表れているのであるから、造園家はまずもって品性を陶治し高尚なる人格をもっていねばならない」
秋田らしい豪壮な蔵
「技術を金銭に屈せしめてはならない。自分の全智全人格を注げ。この生業に入って富を得ようというのは間違い。すぐれた作品が報酬」とのことです![]()
蔵の入口
こういう精神で制作されたお庭なので、現代にまで価値が通じているのかも知れませんね![]()
実は現代の池田家はこの黒湯温泉を経営している
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*2-3の洋館編・感想編に続く












