毎年11月後半頃になると、入試で出題されそうな物語を色々な方が予想して下さいます。新刊で入試問題に適した物語というのは実はそんなに多くはないのでプロには予想しやすく、実際にそれらはたくさんの学校で出題されます![]()
過去記事をご確認下さい![]()
しかしながら、「受験学年の11月後半に知っても、もう読むヒマないわ!」という方も多いかもしれません![]()
いつも高精度の予想に加え予想問題までつけてくださる中学受験鉄人会さんは「合格に導く魔法の本棚」と題して、実は年間を通して少しずつ予想をあげてくださっており、既に2026入試で出題されそうな物語もいくつかアップされてます。いまのうちから読書の候補にしてみてはいかがでしょうか。良いか悪いかは分かりませんが、これらは各塾の模試でも出やすいでしょう
(逆に、模試で出題された物語で面白かったものを全文読むのもオススメです)
◆フラメンコと出会い自分の可能性を開花させる女子高校生の成長物語!『17歳のサリーダ』実石沙枝子◆
新菜は親友と自分のいじめを放置した学校をやめた。暇を持て余す彼女はある日、プロのフラメンコダンサー玲子とカンタオール(歌い手)ジョージと出会う。二人の誘いでフラメンコを始めた新菜。玲子の優しさとジョージの歌に触れながら、止まっていた新菜の17歳は再び時を刻み始める……。
呼人は、なにかを寄せてしまう動物や、虫や、植物、自然現象
だから、ひとつの場所にとどまらず、旅をする
人とちがうこと、それでも隣りあって生きること
痛みと希望の連作短編集。「呼人」とは、なにかを引き寄せる特殊体質。原因は不明でごく少数だが一定の割合で発現する。政府機関によって認定され、生活に制限がある。5人の呼人と、呼人に関わる人たちの姿から、社会の中で少数であること、そうした状況で生きるというのはどういうことか、を描く。
◆競技かるたに魅了された人物たちの再生の物語!『オリオンは静かに詠う』村崎なぎこ◆
構想10年! ろう学校の生徒と共に、手話通訳のために競技かるた大会に出場した――という、ろう学校教師の新聞インタビュー記事から着想を得て生まれた本作は、著者の綿密な取材によるリアリティと、地元・宇都宮への想いもたっぷりと詰まったものになりました。オリオン座のようにそれぞれの人生が輝くラストは、読者の心にいつまでも煌めきます。
現時点で中学受験鉄人会さんでアップされている2026年入試向けは上記の3つのみですが、今後も随時アップされていくので要チェックです![]()
最後に、私からも目に入った新刊をご紹介します。愛光学園2025で出題された『アルプス席の母』の著者 早見 和真さんの作品で、中学受験を題材にした家族の成長を描いています。
小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだ――。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。

中学受験鉄人会さんのこちらの書籍は古いですが、過去問対策の考え方や各校の出題傾向がまとまっている良書です!
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過去問演習についての考え方をまとめた記事、2026年組の方で興味あればご一読いただけると嬉しいです![]()


