荒井駅|学びと暮らしが集う仙台地下鉄東西線の終点 | 日本中の駅を旅する 駅と駅舎のブログ

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 空旅、企画旅、鉄道クイズもあります。

 

 

地下鉄の終点は、たいてい静かです。

けれど荒井駅は少し違いました。
ここには、電車の折り返しだけでなく、学び・暮らし・集いが重なり合う日常があります。
仙台市地下鉄東西線の旅、その最終回は「街の心臓部」として生まれた終着駅を訪ねます。

 

 

 

 

 

荒井駅|駅舎と駅前

 

駅舎

地下駅でありながら、荒井駅には2階建ての大きな駅舎があります。
駅機能だけでなく、地域のコミュニティセンターを核とした複合施設となっているのが最大の特徴です。

館内には、交流館、図書コーナー、そして保育園まで併設。
「駅の中に保育園がある」という構成は、全国的にもかなり珍しい存在です。

通勤・通学の通過点であると同時に、子どもが育ち、大人が集い、地域が循環する場所として設計された駅——
荒井駅は、最初から“街の拠点”としてつくられていました。

 

 

駅前

駅前広場はゆったりとした造りで、バスのりばも整備されています。

ここからは、JR東北本線・長町駅や、JR仙石線・小鶴新田駅方面へバスで移動することも可能。

地下鉄を軸に、JR路線へと軽やかに接続できる点も、このエリアが「生活圏のハブ」として機能している理由のひとつです。

 
 

 

荒井駅|駅内部

 

コンコース

 

 

右手に自動きっぷうりば、左手に駅務室。
白く明るい駅舎外観とは対照的に、内部はブラウン系を基調とした落ち着いた配色です。

終着駅らしい静けさの中に、日常駅としての温度感が漂います。

 

改札

 

 

 

訪問は平成29年ですが、自動改札機は現在とほぼ同型。

天井照明は暖色系で、無機質になりがちな地下空間に、やわらかな印象を与えています。

 

 

 

荒井駅|ホーム

 

ホーム

島式1面2線。

左側は降車専用ホームです。

荒井駅は終着駅ですが頭端駅ではなく、この先に単線の地表に向かう線路が続いていて、地表に車両基地があります。

折り返し運用の際は、いったん奥でスイッチバックをして右手の乗車専用ホームに入線するか、降車ホームに入線した車両は写真の車両のように回送車両となって車庫に向かい、折り返し運用の場合のみ乗車専用ホームに入線して折り返すか、どちらかの運用になっているのだと思います。

 

駅名標

副駅名は大成ハウジング本店前です。

このときの訪問では、折り返しの時間が短くて、ゆっくり撮影できなかったのが残念、写真もご紹介したものしかありません。

 

 

荒井駅|駅近くのみどころ

 

せんだい 3.11 メモリアル交流館

東西線の終点であり、震災遺構・荒浜地区への玄関口でもある荒井駅。
駅舎内にあるこの施設では、地域の歴史、震災の記憶、そして復興までの歩みを学ぶことができます。

かつての田園風景と、現在の街並みを比較する展示は特に印象的。
「ここで何が起き、どう再び暮らしが戻ってきたのか」を、静かに考える時間が流れています。

アクセス:荒井駅舎内(改札を出てすぐ)

 

荒井東1号公園(荒井車両基地展望)

鉄道ファンなら見逃せない、終着駅ならではのスポット。
公園は荒井車両基地に隣接しており、フェンス越しに東西線2000系車両が並ぶ姿を眺めることができます。

地下を走るはずの車両が、太陽の下で静かに休む光景は、どこか不思議で印象的です。

アクセス:荒井駅「南1出口」から徒歩約5分

※基本的に車両基地周辺は防護壁かネットフェンスがあり撮影には向いていません。

私有地に立ち入ったり、地元住民の方の迷惑となる行為は厳に慎んでください。

 

 

荒井駅|駅チカグルメ

 

自家製麺 ラカン

仙台の名店「麺屋58」出身の店主が営む、荒井エリア屈指の人気店。看板メニューの「油そば」は、自家製の力強い極太麺に濃厚なタレが絡む、中毒性抜群の一杯です。食にうるさいラーメンファンがわざわざ地下鉄に乗って訪れる、新世代の名店です。

アクセス:荒井駅「中央1出口」から徒歩約8分

 

フラットホワイトコーヒーファクトリー IGOONE荒井店

洗練された複合施設「IGOONE ARAI」内にある、開放感あふれるカフェ。本格的なコーヒーはもちろん、とろける卵のエッグベネディクトやスパイス香るチキンカレーも絶品です。併設の雑貨店「good stuff」には、可愛いねこグッズも充実しており、旅の締めくくりに最高の癒やしを提供してくれます。

アクセス:荒井駅「南1出口」から徒歩約10分

 
 

荒井駅|まとめ

 

荒井駅は、単なる地下鉄の終点ではありません。
ここには、記憶を学ぶ場所(交流館)日常を育てる場所(保育園)、そして人が集う場所(コミュニティセンター)が、ひとつの駅に凝縮されています。

震災を経て生まれた新しい街のかたち。
その中心に、地下鉄の駅が据えられている——
荒井駅は、復興の象徴であると同時に、これからの暮らしを支える“街の心臓部”でした。

仙台市地下鉄東西線の旅は、ここで終わります。
けれど、街の物語は、これからもこの駅を起点に続いていくのでしょう。

 
(平成29年8月訪問)
 
宮城の駅をぐるり、本日で最終回です。
今回はいつも違った視点で、駅紹介だけでなく駅周辺情報の紹介も盛り込んでみましたが、いかがだったでしょう。
次回は、あなたの町の駅をぐるりするかも…お楽しみに♩
 
 
 

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荒井駅情報

所属:仙台市交通局
開業:平成27
年12月6日

場所:仙台若林区荒井沓形88
形状:地下駅
乗換:なし

詳しい駅情報・駅時刻表は、仙台市交通局駅情報|荒井駅

 

札幌駅、東京駅、名古屋駅、大阪駅、高松駅、博多駅から荒井駅へのアクセス

札幌駅から:12時58分着 所要時間6時間58分 24,950円 新函館北斗・仙台乗換

東京駅から:8時23分着 所要時間2時間19分 10,870円 仙台乗換

名古屋駅から:10時42分着 所要時間3時間53分 20,190円 東京・仙台乗換

大阪駅から:10時42分着 所要時間4時間56分 22,510円 新大阪・東京・仙台乗換

高松駅から:11時38分着 所要時間7時間03分 24,820円 岡山・東京・仙台乗換

博多駅から:13時18分着 所要時間7時間18分 30,640円 東京・仙台乗換

 

*データはNAVITIMEで検索したもので、平日、鉄道だけで最も早い時間(最速ではありません)に到達できる時間と料金です。

*記事作成時点の情報で(記事公開日とは異なります)、検索条件によっては異なる結果になることがあります。

 

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