旭ヶ丘駅・仙台市地下鉄南北線|台原森林公園と丘の街の地下鉄駅 | 日本中の駅を旅する 駅と駅舎のブログ

日本中の駅を旅する 駅と駅舎のブログ

 日本中の駅を旅したいというあなたのために、有名木造駅舎から無名のホームだけの駅まで、1駅1駅ご紹介して、各駅下車の駅めぐりをしている気分を味わっていただくブログです。
 空旅、企画旅、鉄道クイズもあります。

仙台市北部を走る南北線。

黒松駅から、旭ヶ丘トンネルに入り、富沢駅付近まで続く本格的な地下区間へ向かう入口にあるのが旭ヶ丘駅です。

ただし、この駅は「完全な地下駅」ではありません。

段丘の上下差が駅舎の構造を捻り、地表と地下が重なる独特の“仙台らしい駅“がここに生まれています。

静かな住宅地と台原森林公園を結ぶ、緑の香りが漂う駅を歩きます。

 

 

 

 

出入口・地上風景|段丘の“高さの差“が駅をつくる

 
駅舎

旭ヶ丘駅のユニークな建築と緑

旭ヶ丘駅の駅舎を森林公園側から見ると、一見すると「地上2階建て」のように見えます。
…ところが、私が立っているその場所こそ、 地下2階=ホーム階
駅の“2階“に見える部分は、実際は段丘の上に続く道路で、反対側のバスターミナル出口と同じ高さにあります。
 
段丘の上下差が建物を丸ごと押し上げ、 建物が地形に埋め込まれたような構造
これぞ、南北線北部の大きな特徴です。
 
エレベータ出入口

旭ヶ丘駅エレベーター入口と仙台市交通局ロゴ

バスターミナル側にはエレベータを完備。
段差の大きい駅ですが、バリアフリー動線はしっかり確保されています。
 

駅前|段丘の上・森の入口

 
バスターミナル

旭ヶ丘駅バスターミナル

駅前にはバスターミナルがあり、台原・鶴ヶ谷方面の交通を支えています。
バスターミナルのある建物の2階には、仙台市交通局の関連施設やオフィス系テナントが入るフロアが設けられていますが、公共施設としての運用が中心です。
 
駅前の道路

旭ヶ丘駅前の道路とタクシー

駅舎上部にあたる道路は 「瞑想の松通り」と呼ばれています。
 

瞑想の松通りの由来

昭和初期、台原周辺は松林が広がる静かな丘陵地で、散策路として親しまれていました。
松並木の静けさが“瞑想に向く場所”と言われたことから、この名が付けられたとされています。
 
台原森林公園

台原森林公園入口、広々とした駐車場

森林公園側出口のすぐ先には、深い緑の 台原森林公園が広がっています。
 
案内図

旭ヶ丘駅構内図 バスターミナルと森林公園方面

駅周辺のマップをみるとこんな感じです。
台原森林公園って、とても広そうです。
 

台原森林公園

 

戦後に整備された公園で、園内には散策路、植物園、野外音楽堂を備え、市民の憩いの森として人気のスポットです。
地下鉄の駅から徒歩圏内でこれほどの自然があるのは、仙台ならでは。

 

では、話を戻し駅舎に入ってみましょう。
 

コンコース|“地下1階“と“地上2階“が共存する不思議

 
出口案内

旭ヶ丘駅:出口案内標識(森林公園・バスターミナル)

旭ヶ丘駅は東西に出口が分かれ、 東=バスターミナル、西=森林公園。
段丘の高さが異なるため、同じフロアでも出口の印象がまったく違います。
 
きっぷうりば

旭ヶ丘駅の券売機と案内表示

開業当初は南北線のみで、券売機がずらりと並んでいました。
現在はICカード普及により一部撤去され、動線がすっきりした印象です。
 
改札

仙台市営地下鉄南北線 旭ヶ丘駅改札

バスセンター側からは地下1階。
でも森林公園側から見ると“地表2階”の高さにある、という不思議な改札。
夏の光が差し込み、地下駅とは思えない明るさです。
 
エレベータのボタン

旭ヶ丘駅エレベーターの階数ボタン

上下が複雑な駅ですが、エレベータの階数表示はしっかりと地下仕様。
南北線の“地形に合わせた駅づくり”がよく分かるポイントです。
 
では地下2階のホーム階に降りてみましょう。
 

ホーム|地下2階に広がる南北線らしい空間

 
構内

旭ヶ丘駅ホーム、緑あふれる地下空間

ホームは 島式1面2線
森林公園側の出口がそのまま視界に入り、外の明るさが地形越しに感じられます。
 
駅名標(富沢方面)

旭ヶ丘駅の駅名標(黒松、台原方面)

富沢方面は赤いライン。
 
駅名標(泉中央方面)

旭ヶ丘駅構内、駅名標と広告

こちらは青…というか水色に近いですね。
南北線らしい落ち着いた配色です。
 
1000系

仙台地下鉄南北線 旭ヶ丘駅のホーム

仙台に地下鉄が走りはじめたときの車両。
あと何年がんばってくれるのでしょう?
 

まとめ|段丘の地形が駅を形づくる“仙台らしさ“

 
旭ヶ丘駅は、完全な地下駅ではありません。
段丘の高さの差がそのまま駅の構造になり、
地上・地下が独特なねじれを生む“地形の駅” として南北線の表情を深めています。
・斜面と段丘がつくる複層構造の駅舎
・出口ごとに高さが違う改札
・地下にありながら外の気配を感じるホーム
・台原森林公園へ続く緑の入口
派手ではなく、静かで、丁寧。
旭ヶ丘駅は、仙台の住宅地が持つ“控えめな誇り”を感じる駅だと思います。
 

旭ヶ丘駅周辺のグルメ

 

旭ヶ丘駅近くの隠れた人気店「中華飯店」

「中華飯店」は旭ヶ丘駅東1口から徒歩2分という好立地にあり、令和4年12月にオープンして以来、早くも満席や行列ができるほどの人気を博している中華料理店です。
親しみやすい町中華の価格帯でありながら、提供される料理はボリューム満点で超ハイスペックと評判。店内は、真っ赤な円卓や「福」のネオンが印象的で、まるでチャイナタウンに迷い込んだような雰囲気が楽しめます。
メニューは一品料理が中心で、「水煮牛肉」や「黒酢豚」「福建炒飯」などが特に人気を集めています。単品料理には、+150円で白飯とスープの定食セットを付けられるのも嬉しいポイント。
席数はカウンター席とテーブル席合わせて約12席と小ぢんまりしているため、時間帯によっては待ち時間が発生することもありますが、並んででも食べる価値のある絶品中華を味わえると口コミで話題です。
 
(平成19 年8月訪問)
 

**********

 

旭ヶ丘駅情報

所属:仙台市交通局
開業:昭和62年7月15日
場所:仙台市青葉区旭ヶ丘3丁目25-15
形状:地下駅
乗換:なし

詳しい駅情報・駅時刻表は、旭仙台市交通局駅情報|旭ヶ丘駅

 

札幌駅、東京駅、名古屋駅、大阪駅、高松駅、博多駅から旭ヶ丘駅へのアクセス

札幌駅から:12時50分着 所要時間6時間50分 25,090円 新函館北斗・仙台乗換

東京駅から:8時20分着 所要時間2時間16分 10,810円 仙台乗換

名古屋駅から:10時42分着 所要時間3時間51分 20,330円 東京・仙台乗換

大阪駅から:10時42分着 所要時間4時間52分 22,650円 新大阪・東京・仙台乗換

高松駅から:11時30分着 所要時間6時間55分 24,760円 岡山・東京・仙台乗換

博多駅から:13時20分着 所要時間7時間20分 30,780円 東京・仙台乗換

 

*データはNAVITIMEで検索したもので、平日、鉄道だけで最も早い時間(最速ではありません)に到達できる時間と料金です。

*記事作成時点の情報で(記事公開日とは異なります)、検索条件によっては異なる結果になることがあります。

 

宮城の駅をぐるり 記事リスト

泉中央駅|泉の町の玄関口、地下から見える街の顔 

八乙女駅|高架の上に光が差す 南北線もうひとつの玄関口 

黒松駅|切り通しの上に静けさが宿る “半地下の不思議駅” 

旭ヶ丘駅|段丘の縁に築かれた“地下と地上がねじれる駅“ 

台原駅|仙台市地下鉄の謎!?途中で終わるエスカレータを見に行った話 

北仙台駅|地下と地上が交差する静かな日常 

北四番丁駅|仙台という都市の日常のど真ん中を象徴する駅 

勾当台公園駅|地表交差点の秘密 

広瀬通駅|都会の密度が最高潮に達する地下駅 

南北線と東西線の乗換、地下で迷う仙台駅 

五橋駅|清水の記憶が眠る静かな地下駅 

愛宕橋駅|愛宕橋を歩く 

河原町駅|広瀬川と旧市街地がつくる静かな駅前風景 

長町一丁目駅|広瀬川を渡る城下町の南玄関口 

長町駅|鉄道遺構と再開発が交差する仙台の鉄道の街 

長町南駅|行政と鉄道遺構が交差する街 

南北線の終点!富沢駅周辺の穴場スポットとグルメ探訪 

八木山動物公園駅|開業当時は日本一高い地下鉄 

青葉山駅|地底34mの迷宮!その絶景と地形美 

川内駅|段丘と軍都の記憶 

国際センター駅|地下鉄が広瀬川を渡る駅 

大町西公園駅|三日月の駅舎 

青葉通一番町駅|城下町の中心 

宮城野通駅|アンパンマンが迎える地下鉄の駅 

連坊駅|寺町を歩く静かな駅 

薬師堂駅|国分寺跡と祈りの歴史 

卸町駅|倉庫街が育てたプロの街 

六丁の目駅|名前に残る城下町の境界 

荒井駅|学び・暮らし・記憶が集まる終着駅

 

※お越しになった日にちによっては、公開前の記事があります。

 

これまでの駅舎・駅めぐりブログ

福岡県のJR駅をめぐります
 

 

 

滋賀県のJR駅をめぐります

 

 

 

群馬県のJR・上信電鉄の駅をめぐります

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。

また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧ください。