横須賀~久里浜 潮風ジョグ | マサミのブログ Road to 42.195km

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濡れて凍えてガタガタ震えた板橋Cityマラソンの記憶を払拭するために…というわけでもないんですけど、大好きな「海沿いジョグ」に行って来ましたのでレポートします。

 

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3/24(月)は走る支度をしてリュックを背負い、電車でここまで↓移動しました。

 

 

JR「横須賀」駅です。

 

 

 

横須賀の知名度は全国区だと思いますが、駅舎はとても小さい。知名度のわりに駅が小さいのは、鎌倉駅と同じですね。 

駅ビルもないです。ただ、駅だけ。京浜急行の「横須賀中央」はもっと賑やかです。ここからジョグスタート。

 

 

 

目の前が横須賀港ですが、思いっきり軍港です。左に泊っているのは海上自衛隊のイージス艦かな?右前方の艦船はアメリカ海軍の船だと思います。

 

 

こちらもアメリカ海軍の潜水艦。マジの潜水艦が泊ってる姿を見られる場所なんて、なかなか無いと思います。嬉しいことではないけれど。

 

このあたりは「ヴェルニー公園」として整備されています。ここを抜けて汐入(しおいり)駅前から横須賀中央のほうへ向かいました。通りぬけたのは…

 

 

 

「ドブ板通り商店街」。名前はお聴きになったこと、ありますよね。この界隈で何が目立つかというと…

 

 

米軍放出品の店。以前よりかなり減りましたが、まだあります。昔は服だけじゃなくて、飯盒とかヘルメットとかベルトとかブーツとか、実際の戦闘をくぐり抜けて来た品物がたくさん並んでいました。

兵隊さんが除隊するとかで不要になったものを売って、お小遣いにするんです。

 

そして…

 

 スカジャンの店。私は生れてこのかた「スカジャン」というものを着たことがありません。どういう時、どういう場所に着ていったらいいかイメージが湧かなくて。このまま一生スカジャンとは無縁の人生を送ることになりそうです。

 

それと…

 

 TATOOショップ。これはタトゥーが市民権を得るに連れて増えつつありますね。米軍の兵隊さんや、勢いのある日本の若者(笑)たちが使うのでしょう。

 

 

 迷彩服を着た兵隊さんが普通に通りを歩いています。これが横須賀の日常。こういう雰囲気の中を走り抜けて…

 

 

 「三笠公園」までやって来ました。日露戦争の際にロシアのバルチック艦隊を打ち破った日本海海戦で、旗艦として活躍した戦艦「三笠」が保存されています。中央は東郷平八郎司令長官の銅像。

 

 

「三笠」の船首は皇居のほうを向いて固定されているそうです。それにしても後方のマンション群が見た目に邪魔ですよねぇ。なんとか…ならなかったのかな。

 

 

 海沿いの道を南下します。この辺は比較的最近開発されたエリアで、マンション群が並び、道路沿いにはこういう↑モール的な施設がいくつもあります。クルマで移動しやすい新しい街の人口が増える替わりに、駅前の「旧繁華街」はしぼんでいく。日本じゅうどこでも見かける光景ですが、横須賀も似ています。

 

 

 こんなふうですね。右が陸側で、マンションが林立。左は海側で、ショッピングモールや公園など。

 

 

 海に面して公園がいくつも整備され、BBQゾーンやスケボーパークなどもあったり。

 

 

 海っぺたまで行くと「猿島」が見えます。「とお くで さるしまが ボンヤリ寝~て~る」と桑田佳祐さんが…ってそれは「江ノ島」ですから!(笑)

 

 

 こんな標識が見えて来ました。目指すのは観音崎方面ですが、「海辺つり公園」というのは知らなかったので、寄ってみましょう。

 

 釣り人が利用できる、こういう建物があって…

 

 今日はどんな魚が釣れているかが表示されていました。小さな展望台があるので登ってみたら…

 

 

これから走っていく南のほうは、こういう景色です。しばらく人工的な、コンクリートで固められた護岸が続きます。

 

 

さらに進むと、見覚えのある光景が。

 

 

馬堀(まぼり)漁港です。このすぐ近くにあるのが…

 

 

見覚え、ありますよね? はい。私がいつもお世話になっているテニスコート。マンション群に囲まれた中庭みたいなところにあるんです。

めっちゃ海に近いテニスコートでしょう? そろそろ今年もテニスの季節なので、またここで打ち合う日が楽しみですテニス

 

そしてまた海沿いの道に戻り、南へ向けて走り続けます。

 

 

馬堀漁港を過ぎると、急にこの景色になります。気持ちいい! なんか日本じゃないみたいでしょう? 

私はクルマを持っていた頃は、何度もここをドライブしました。BGMに「カラパナ」とかかけてね。もちろんカセットテープをカーステレオにカシャン!と入れてですブルー音符ああ、思い出の1980年代。

 

でもクルマを手放し、ジョギングを趣味にしてから自分の脚でこの道を走るようになると、ある時、この道の海側にもう一本、道があることを発見したんです。それがこちら↓

 

 

ね?クルマが走る道のすぐ脇に、防波堤も兼ねてこういう道があったのでした。そしてもっと驚くことに、この道のさらに海側がどうなっているかというと…

 

ギリギリ波打ち際に、こんな道があるじゃないですか! 私がここを発見した時の驚きと喜び! クルマを手放さなかったら、ここにこんな気持ちの良い場所があるなんてずっと知らないままだったでしょう。

 

私はクルマのおかげでとても楽しい時代を過ごすことが出来たのは確かですが、その反面、どれだけ多くのものを見逃していたんだろう…などと考えたものです。

 

でもここを走るのはとても久しぶり。前回はコロナより前だったから、少なくとも5年以上は前ですね。久しぶりに来て良かった。雲が晴れて青空が少し見えてきたし。一気に気持ちが明るくなり、さらに南へ進みます。

 

 

やがて「走水(はしりみず)水源地公園」の看板が見えて来ました。こんなの、あったっけ?と思いながら降りていくと…

 

 

これはビックリ。これ、ぜんぶ桜なんです。目の前は海。こんなお花見スポットだったんだ!ちっとも知りませんでした。満開になったら壮観でしょうね。来てみたいけど、来れるかなぁ? と思いながら走り抜けました。

 

 

水源地公園を抜けると、走水の漁港まで来ました。ここから先は自然の海岸線です。雰囲気、変わりましたでしょう?

 

 

ちょっと行くと「観音崎ボードウォーク」です。遠回りですが、この際なので行ってみることにしました。

 

 

旧・観音崎京急ホテル(現・ラビスタ観音崎テラス)の海側を、ぐるっと板張りの道が整備されています。距離にしたら1kmぐらいかなぁ。

岩場に降りることも出来ますが、波が高い時は危険。おそらくボードウォーク自体が封鎖されると思います。でもこの日は気持ち良く走り抜けました!

 

ちなみに観音崎京急ホテルは、敷地内にあったプールでサザンオールスターズ『ホテルパシフィック』のPVが撮影された場所です。あの頃のサザンファンはみんな憧れましたよねぇ!

 

 

ボードウォークの途中で陸のほうを見ると「横須賀美術館」の建物が見えます。

 

 

ボードウォークの終点…というか反対側の入口は、観音崎の灯台の下の入江です。

 

 

『よそゆき顔で』作詞:松任谷由実

 

砂埃の舞う こんな日だから

観音崎の 歩道橋に立つ

ドアのへこんだ 白いセリカが

下をくぐってゆかないか

 

幾人かのカップルで昔

追い越したり抜かれたり走った

今の相手は 固い仕事と

静かな夢を持った人

 

よそゆき顔で すれ違うなら

二度と会えないほうがいいのね

よそゆき顔で すれちがうなら

それまでだった恋

 

(ちなみにユーミンのこの曲に出て来る「歩道橋」は諸説あって、特定されていません)

 

トンネルを抜けて観音崎の灯台の向う側に出ました。自然博物館の前を通り過ぎようとしたら…

 

 

こんな看板が立っていました。何度もこの道は走ってるけど、こんな看板あったっけ?しかも「←海辺の道」っていうのが気になり過ぎる!

この際なので行ってみることにしました。Uターンするような感じで矢印のほうへ進むと…

 

 

前方はこんなトンネルです。いまトンネルをくぐってここまで来たのに、それとはまた別のトンネルが。

 

 

入ってみると、こんなふうでした。上の写真より実際はもっと暗くて、足元がかろうじて見えるくらいです。あの出口の向うには、どんな世界が広がっているんだろう…

 

私はトンネルを抜けて「海辺の道」をしばらく歩いてみましたが、写真はあえて載せないでおきますね。うふふ。興味を持たれた方は、ぜひご自分の脚でどうぞ。あの標識が見つかるかどうかがポイントです。

 

そして自然博物館を過ぎると、私が大好きなポイントがあるんです。

 

名前があるのかどうかも分からない、小さな入江と砂浜。ここは三浦半島の中でもここだけ、砂の色が独特なんですよね。画像ではうまく表現できていないのですが、私は自分で勝手に「ピンクの砂浜」と呼んでいます。

(この日はちょっと砂浜全体がいまいち綺麗ではありませんでした)

 

 

私は生れて初めて、この砂浜に降りてみました。いつも車道から見下ろすだけだったんです。そして写真を撮ってみると、こんなふうでした↑ 波打ち際が、かすかにピンクっぽく見えませんか?

 

 

「ピンクの砂浜」を通り過ぎてから振り返って撮った1枚。水が澄んで綺麗でした!

 

「え?この程度の透明度でそんなに綺麗なの?」と思う方もいるでしょうね。でも横浜市民/神奈川県民にとっては、自分の地元にこんな透明な水の海岸があるなんて信じられないくらいなんです。しかもここ、三浦半島の、東京湾側ですから! 目の前をフェリーとかタンカーがガンガン走ってる場所なんです。

 

いやぁ、久しぶりにこの景色が見られただけで、今日ここまで走って来た甲斐がありました。もう満足です。ここから先はおまけみたいなもの(笑)

 

 

 

ほんの200mほど行ったところの景色です。やっぱり砂浜の色、ピンクですよね。そして左端の、ヤシの木が立つあの家。私はこの場所を通るたびに、エリック・クラプトンの『アイ・ショット・ザ・シェリフ』が脳内に流れて来ます…

 

 

 

 

さらに進んで突き当りのT字路を左に行くと、鴨居港があります。

 

 

小さな、静かな漁港です。

 

そしてこの先は「かもめ団地」になるのですが、意外な光景が広がっていました。

 

こういう高層アパートが何棟か並ぶ県営団地なんですけど…

 

 

見た感じ、誰も住んでない…廃墟なんです。えーっ、いつの間に? 人の出入りはできるみたいなんですが、ちょっと怖くて入れません。

 

 

道の反対側にある低層棟は、完全にクローズでした。立入禁止です。

 

そんなぁ…私が最初に就職した会社の工事部長だったISDさんはこのあたりにお住まいでした。三崎マリンにクルーザーを持っていて「乗せてやるから、いつでも来いよ」と言ってくれてたんですよね。明るいお人柄で好きな人でした。でもご健在なら、今は90代前半ぐらいだろうし…どうされてるかな…

 

まだ人が住んでいる集合住宅はチラホラあって、この界隈全体がゴーストタウンというわけでは無さそうでしたが、大きなスーパーやコンビニも見当たらず、八百屋さんがポツンとあるだけ。交通の便はバスしかないし、ここに住むのは相当な覚悟がいる感じです。

 

調べたら、高層の住宅を壊して低層に作り替えて入居者を募集する計画があるそうですが、どんどん人口が減るなかで難しいでしょうね。ちょっと寂しくなってしまいました。そんな思いを抱えながら進みます。

 

 

もうすぐ浦賀の町です。また小さな漁港がありました。

 

 

浜では、漁師さんたちがワカメを天日で干す作業中。磯の香りがあたり一面に漂います。

 

 

…と思うと、いきなりヨットハーバーが。「サニーサイドマリーナ浦賀」です。浦賀湾を挟んだ向うには大きなマンションが見えますね。かもめ団地の寂れた感じとは天と地のようです。

 

 

京浜急行「浦賀」の駅へ近づくと、こんな巨大なマンションが出来ていました。いったい、いつの間に? 浦賀湾を見下ろす位置ですね。ここはすごい断崖だったはずなんですけど、無理やり切り拓いたんだろうなぁ。

 

 

住友重工の造船所、通称「ドック」が閉鎖されて、このあたりの景色もだいぶ変わりました。跡地はどうするんでしょうねぇ。

オフィスとホテルとマンションと物販とレストランが入った高層ビルが、チマチマした公園を見おろして立つような「浦賀ヒルズ」とか「ミッドタウン浦賀」みたいな施設を作るのは物理的には簡単なんでしょうけど、作っても未来が描けませんからね…うーん。闇が深そう。どうするんだ日本は。

 

 

 

 

ドックは消えても、バス停は「ドック前」。

 

 

浦賀湾をぐるっと回り西側に来ました。さっき見たあのマンションが向こうに。

 

 

浦賀湾の出口まで、もう少しです。

 

 

ちょうど「渡し舟」が着くところでした。地元の皆さんの生活の足として健在ですが、最近はTVで紹介されたりして、観光客にも人気のようです。私は未体験。いつか乗ってみましょうかねぇ。

 

 

渡し舟の乗り場はこんなふう。向こうの乗り場は、さっき私が走ってきたあたりです。距離にしたらせいぜい数百mですが、橋がないので、渡し舟を使わないとしたらすごく遠回りになる。私のゆるジョグでも30分以上かかったと思います。

 

橋がないのは、湾の奥にドックがあって、船の出入りに邪魔になるから、という理由だったのでしょうね。

 

 

浦賀湾を離れると、道は急に登りになります。あのトンネルを抜けると、ようやく今日の目的地、久里浜です。

 

 

トンネルの向うは、夕陽がまぶしかった。

 

 

「開国橋」を渡れば久里浜港です。向こうは火力発電所。

 

 

この海岸は夏はゴミゴミした感じになってしまうのですが、今日はひっそり。

 

 

幕末にペリーがやってきて開国を迫ったのは、このあたりだったそうです。浦賀じゃなくて久里浜ですよね。今の地名だと。

 

 

5月に開催される「横須賀三浦みちくさウルトラマラソン」では、この辺が最初の折返しになります。今年のエントリーは…どうしようか、考え中。

 

 

この食堂、入ったことはありません。「黒船ラーメン」とか「ペリー定食」とか、ありそうだなぁニコニコ

 

 

海岸の真ん前に「ペリー提督上陸記念碑」があります。

 

 

だいたいいつも逆光で、記念碑はこんな感じにしか撮れません。設置する向きが悪いと思うんですが。

 

 

裏面のほうが見やすい。

 

 

小ぶりですが記念館もあります。広場では子どもたちがドッジボール中でした。

 

 

この日、ずっと私の左側を「伴走」してくれた海とはここでお別れなので、自分の影に挨拶しました。

 

 

ここをまっすぐ向うへ行くと、フェリー乗り場を通過してトンネルを抜けて津久井浜~三浦海岸。横須賀三浦みちくさウルトラのコースですが、私は右折して久里浜の駅を目指しました。この日のゴールまであと少し。

 

 

「くりはま花の国」を左に見ながら進みます。なんかこの辺に大きな物販店が出来るらしいです。ヤマダ電機的な?

 

 

やっと「街」が見えて来ました。京急のガードをくぐり、JRの踏切を渡ったところがゴールです。

 

 

無事「やすらぎの湯 万葉」にゴールしました。よくテニスの帰りなんかでもお世話になっている銭湯です。

この日の走行距離は22.54kmを3時間12分52秒。キロあたり8分33秒でした。飲んだり食べたりなど走っていない時はガーミンを止めてのタイムです。

 

天気予報はずっと曇りで夕方には小雨も、と言っていたのに、ご覧のように走るにつれてどんどん青空が広がり、爽快でした。顔、ちょっと日焼けしちゃいましたよ。

 

今回走ったコースの大部分は「よこすかマラソン」「三浦市民マラソン」「横須賀三浦みちくさウルトラマラソン」などでは使われないルートなので、自分自身でも久しぶりで新鮮な楽しみがありました。新しい発見もあったし、走って良かったです。

 

走ってみて、疲労はあってもどこか変に故障したりしていないことが分かったのも収穫でした。もう板橋Cityマラソンのことは、これで忘れられそうです(笑)。

いや、別にそんなに気にしていたわけじゃなくて、トラウマとかでもないんですけど、やっぱりどこかで「吹っ切って」おきたい気持ちはありました。なので今回、走りながら潮風に吹かれて波の音を聴いて、もう大丈夫です。次へ進みます。ダラダラと長い記事にここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。