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前回、約20年ぶりに
全国的な学力低下が確認されたという
調査結果をご紹介しました
勉強時間の減少
スマートフォンやゲームの
利用時間の増加
家庭環境による学力差の広がりなど
さまざまなデータが
示されていましたが
その中で私が最も気になったのは
「授業がよく分かる」と答えた子どもが
減っているという結果でした
学力が下がったという事実も
もちろん重く受け止めるべきです
しかし、それ以上に心配なのは
「分かる」という実感を持てないまま
授業を受けている子どもが
増えていることです
勉強は、「分かる」から面白い
「分かる」から
もう少し頑張ってみようと
思えるものです
反対に
授業が分からないと
感じるようになると
勉強は苦痛になります
家でも机に向かわなくなり
やらないから次の授業は
さらに分からない
その繰り返しで
「勉強が嫌い」という気持ちだけが
大きくなってしまいます
私は、この悪循環こそが
本当の問題ではないかと
感じています
教室でも
ここ数年で変化を感じる場面が
たくさんあります
それは
考える前に
「教えてください」
と言う子どもが
増えたことです
もちろん
質問がダメだと
言っているのではないですよ
しかし、紐を解いてみると
教科書を読む前に
問題文を最後まで読む前に
資料を見返す前に
答えを求めて聞いてくる子が
本当に多いのです
保護者の方からも
「教えてあげてください」と
言われることがあります
個別指導ですからね
教えてナンボなのかもしれません
けれども
答えを知ることと
学べるようになることは
別ものだと思いませんか
答えを教われば
その一問は解けるかもしれません
しかし、次に
似た問題が出たとき
また誰かに教えてもらわなければ
進めなくなります
お子さんは
そんなふうになっていないでしょうか
だから私は
すぐに説明することを
ゴールにはしていません
まず問題文を読み
線を引き
資料を見返し
自分で考える
その過程を一緒に歩きます
遠回りに見えるかもしれません
早く口頭で教えてしまえば
その1問は解決するのです
でも
自分で調べ
自分で考え
自分で答えにたどり着く経験を
積んだ子は
塾がない日でも
学び続けることができますよね
これからの時代に
本当に必要なのは
学力というよりは
「学ぶ力」だと思うのです
どんどん新しいものが
生まれる時代です
知識は時代とともに変わるのです
けれど
学び方を知っていれば
一生困らないのではないでしょうか
受験のためだけではなく
高校でも、大学でも
社会に出てからも
自分で学び続けられる人は
成長し続けます
だから私は今日も
問題の答えだけではなく
「どう学ぶか」を
子どもたちに伝えています
子どもに残したい一番大きな財産は
知識の量ではありません
自分で学び続けられる力
それこそが
これからの時代を生きる子どもたちに
本当に必要な力なのだと思います
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