「何度教えても、なかなかできない」
「周りの子はできているのに、どうしてうちの子はできないんだろう」
発達障害や発達特性のある子を育てていると、
できないことや
苦手なことが目につく場面が
どうしても増えることがあります。
そんな姿を見ているうちに、
「この子は能力が低いのかな」
と、不安になってしまうことも
あるかもしれません。
でも、おかんは、
発達障害や発達特性があることと、
能力が低いことは同じではない
と思っています。
確かに、
周りの人と同じやり方や
同じペースを求められると、
うまくできないことや、
苦手さが強く出ることはあります。
けれど、
「できないことがある」ことと、
「その子自身の能力が低い」ことは別の話です。
大事なのは、
「発達障害だから、こういう子」
とひとまとめにするのではなく、
目の前のこの子は、
何が得意で、
何が苦手で、
どんなときに力を発揮しやすいのか
を見ていくことだと思うのです。
同じことをしていても、
環境が変わるとできることがあります。
伝え方を変えると、
わかりやすくなることもあります。
道具やアプリなどを使うことで、
苦手なことを補える場合もあります。
少し時間が必要な子もいれば、
何度か経験することで、
少しずつできるようになる子もいます。
だから私は、
「できない」
という結果だけを見て、
「この子には無理」
と決めつけないことが
とても大切だと思っています。
そして、もうひとつ大事なのが、
その子に合う方法は、その子によって違う
ということ。
発達障害だから、
この方法が正解。
この特性があるから、
こうすればうまくいく。
そんなふうに
全部をひとつのやり方に
当てはめることはできません。
その子がどんなことで困っているのか。
何ならやりやすいのか。
どんな声のかけ方なら届きやすいのか。
何があると安心できるのか。
まずは、
その子をよく見る。
そして、できるなら
本人にもきいてみる。
「どうしたらやりやすい?」
「何が困る?」
「これはどうだった?」
そうやって
一緒に探していくことが大事だと
おかんは思っています。
もちろん、
子どもの困りごとの内容によっては、
専門家の力を借りることも必要です。
おかんは、
発達障害そのものを診断したり、
個別の療育や治療について
判断したりする専門家ではありません。
だからこそ、
必要なときには
専門家の力も借りながら、
親としては、
「この子は何ができないのか」だけではなく、
「この子はどんな子なのか」
を見ていく。
そこを大切にしてほしいと思っています。
おかん自身も、
長男が発達障害と診断されてから、
どうすればこの子を
ちゃんと育てられるんだろう。
どうすれば
周りと同じようにできるんだろう。
そんなことを
たくさん考えてきました。
でも、
子育てコーチングを学び、
気質の違いを知り、
子どもとの関わり方を
少しずつ変えていく中で、
考え方も変わっていきました。
「周りと同じにすること」より、
この子はこの子として、
どうすれば自分の力を使いやすくなるんだろう
と考えるようになったのです。
子どもは、
親とは違う人間です。
親が思うように
成長するとは限りません。
親が決めたゴールに
向かっていくとも限りません。
でも、
自分で考え、
自分で選び、
必要なときには助けを借りながら、
その子なりに
自分の人生を生きていく力はあります。
だから私は、
子どものできないことばかりを見て、
未来を先に決めてしまうのではなく、
この子には、この子の成長の仕方がある
という目で見ていきたいと思っています。
発達障害や発達特性があるからといって、
その子の未来が
決まってしまうわけではありません。
大切なのは、
できないことを無理に
できるようにすることだけではなく、
その子自身を知り、
その子に合う方法を探し、
必要な力を借りながら、
その子が自分の力を
使いやすくしていくこと。
そして、
親が全部答えを決めてしまうのではなく、
本人の声もききながら、
一緒に考えていくこと。
おかんは、
それがとても大事だと思っています。
「できない」
を見つけたとき、
そこで
「この子はダメだ」
と結論を出すのではなく、
「じゃあ、この子ならどうしたらやりやすいんだろう?」
と考えてみる。
そこから見えるものは、
きっとたくさんあります。
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